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【2023年】失敗しない中国での部屋探し徹底解説

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中国に住み始めてから短期間に何度か引っ越しを経験し、3年在住中、すでに4回の引っ越しを経験してきた私、深センで就労中の@sunaです。

2023年の5月にまた引っ越しを成功させ、予算にはまる理想の部屋に出会うことができたので、その方法について解説したいと思います。

中国で部屋を探す場合、日本と異なる点や注意しないと行けない点、事前に確認しておいたほうが良い事などがあります。私も中国に来た頃は、探し方がよくわからず、悪い仲介業者に紹介されるがままに、悪い条件で契約をしてしまい、住んだ経験があります。

数回の引越しを経験してきて気づいたのが、中国での良い物件の探し方は、正しい探し方さえ知っていれば決して難しくない。ということ。高い中国語力が必要かと思われるかもしれませんが、ほぼネットやWechat上で内覧予約をすることができるので、基礎的な中国語があれば十分です。

中国での部屋の探し方から、契約満了前に退去して押金を返してもらう方法おすすめのアプリ等、私の失敗経験から学んだ事を紹介します。これから、中国深センへ留学、就労、移住を考えている方の参考になれば幸いです。

また、この記事では私が深セン在住のため、深センを例に記載していますが、部屋探しの基本的な流れや方法は中国全土共通なので、中国で引越しを考えてる際の参考になるかと思います。

中国での部屋探し事情

1. 中国での部屋探しは二週間前(一週間前でも)からでOK

中国で部屋を探す場合、大体二週間前から探し始めるのが普通です。日本だったら1ヶ月前くらいから探すのが一般的ですが、人の流動性の高い中国では、二週間前でも問題なく見つける事ができます。何なら数日前でも可能です。二週間より前に探そうとすると、仲介業者などから早すぎるから、二週間前くらいになったら連絡するように言われます。それは、どのオーナーもすぐ住める人を探しているから。とは言っても、事前にどのような物件があるのか事前調査をしておきたいですよね。なので、コツは仲介業者にいつ引越し予定かと聞かれたら、二週間先、または一週間先だとか答えておきましょう。あと大事なことは、事前に住みたい駅周辺の情報収集をしておくこと。情報収集だけでなく、実際に行ってみましょう。これは深圳だけの話ではないですが、住む区によって街の雰囲気というのが異なり、住んでいる住民の質というのも変わってきます。深圳でいうと、南山や福田に住んでいる人は、家賃も高いので、平均給与が高く、マナーもよい人が住んでいて、静かというイメージを持っています。

具体的には、駅周辺が開けているか、お店があるのか、買い物に便利か、安全かどうか、です。

2. 中国で部屋を借りるのにかかる家賃以外の費用がある

家賃に関しては、住む地域、駅からの距離、築年数、階数、部屋の大きさ、設備などによって変わってきますが、それ以外にも発生する費用があります。管理費、WIFI(インターネット接続)費光熱費です。管理費は、大家さんに払う費用ではなく、そこの建物を管理運営する、管理会社に支払います。1m平方メートルあたりの値段で換算するところが多く、部屋が広ければ広いほど高くなる場合が多いです。何かあった場合の修繕費用、セキュリティー管理費用、場所によってはジムを含めた共有施設使用料などが含まれます。この費用がある場合、大体部屋で問題があった場合修理してもらえます。光熱費は、住む場所によって値段が大きく異なるので注意です。まず、民生用の電気、水道を仕様する部屋の場合、日本と比べて驚くほど安くすみますが、商業用を利用する場合、倍の値段がかかります。それでも日本語比べたら安いのですが。インターネット費用はオプションですが、個人で契約していなければ、契約することになります。物件によっては、ルーターがあらかじめ備え付けられていたり、自分で購入しなければならない場合もあります。ルーターへの接続は大家さん側で行ってもらえますので心配入りません。また、車を所有している場合、駐車費用もかかります。以下は一般的な値段です。

家賃の内訳

  • 家賃(物件によりけり)
  • 管理費ー100~300RMB/月
  • Wifi費用ー100~150RMB/月
  • 月々の水道、電気代ー 商業用の場合 150~300RMB/ 民生用 50~130RMB/
  • 駐車代 100~150RMB/

それ以外に費用が発生する場合は一般的ではないので何の費用なのか確認しておいた方が良いでしょう。

3. 深セン区別家賃相場

以下は、深セン区別の平均家賃ランキング(一室、二室、三室)です。

おそらく深センで働く日本人の多くはオフィスが福田区、または南山にある方が多いのではないかと思いますが、一室、二室、三室の場合でも福田区、南山は他の都市と比較しても家賃が高い結果となりました。なので部屋探しは方法を知って上手に、そしてできるだけ良い物件を安くお得に借りたいですよね。

参考:https://sz.zu.anjuke.com/zujin/

4. 家具付きが基本

だいたいの中国の一般的なアパートには基本的な家具、洗濯機、ベッド、椅子、デスク、が備え付けられています。引っ越したその日から住むことができるのが中国の物件の便利なところです。

また大体近くに、ローカルのコンビニや何でも売ってるスーパーがあるので必要なものはすぐに調達できます。

物件によっては、テレビやソファー、キッチン用具なども備え付けられているので、内見しに行った際にどんな家具が備え付けられているのかを確認しておきましょう。いらない家具は大親さんと相談すれば撤去できるものは撤去してもらえます。

むしろ家具がないところを探すのが難しいくらいで、家具のあるなしでそこまで値段が大きく変動することはありません。

5. 押金(デポジット)は一般的には2ヶ月分の家賃必要

デポジットは契約期間が終え、基本的に部屋の備え付け家具や設備を損失・破損しなければ退去時に戻って来ます。

中国へ初めて渡航する際は部屋を借りる際にはデポジットが必要になる点も念頭に置き、現金を多く日本から持って行った方が良いでしょう。

筆者は中国へ来たばかりの時は、Wechat PayやAlipayが使えなかったので、家賃を現金で払うことを前提に現金を多めに中国元に換金して持っていきました。

このデポジットですが、ソファーが汚れてるからそのクリーニング代に200元払えとか、色々な文句をつけて退去時に戻ってこないなどのトラブルもあるので、備え付けられている家具や部屋はできるだけ綺麗に保つようにしましょう。

筆者は、以前住んでいたところを退去する際に、ほぼ見えないカーテンの汚れを指摘され、800元クリーニング代としてデポジットから引かれ、全額返してもらえない経験がありました。今考えたら、外国人だからと足元見られていたなと悔しくなりました。

6. ルームシェアも探せる

中国では、社会人も学生も多くルームシェアをしており、簡単にルームシェア用の部屋も探せます。

中国語でルームシェアは、「合租」と良い、シェアでない部屋は「整租」と言います。ルームシェアは部屋によっては、自分専用のトイレやシャワーも付いている物件もあり、ほぼ一人暮らし感覚で安くすむ事ができます。

中国へ来たばかりで、家賃を安く済ませたい、一人で住むのは心配、学生、中国語を上達させたいと言った場合にもおすすめです。

小区に住むか、公寓に住むか、城中村に住むか

まずは、部屋のある場所は、中国では大きく以下の2種類に分かれます。それは、小区内にある部屋か、公寓にある部屋かです。

1, 小区の中にある部屋

メリット:静か、安全、光熱費が安い
デメリット:値段が公寓より高い、管理費が安い、家族世帯が多く住んでるため煩くなる場合もある

小区とは日本で言う団地のようなもので、高層集合住宅が集団を成して連なり、生活に必要な施設・店舗、公園等を伴った市内の居住地区を指します。それぞれの部屋が別のオーナーによって管理されており、家賃はオーナーに部屋のオーナーに支払います。 門に「〜花園」とかかれていれば、それは大体小区です。プールやジム、公園、コンビニなどの施設が小区内に備え付けられており、生活には大変便利です。小区は家族向けの部屋が多く、一人部屋は少なく、シェアをする部屋としてもよく使われています。光熱費は基本的には、民生用の「民水民電」です。

2,公寓の中にある部屋

メリット:値段が安い、共有施設やラウンジが充実してる
デメリット:管理費が高い、キッチンが狭い、高熱費用が高い

公寓とは中国語でアパートを指しますが、ここで言う公寓とは、アパート(公寓)が単体の独立した建物になっており、その中にある部屋を指します。基本的にアパートの管理会社が部屋を所有しており、管理運営をしています。なので家賃の支払いは公寓に支払います。公寓は基本的には、光熱費用は商業用の「商水商電」なので民生用より高くなります。

3, 城中村の公寓

メリット:値段がとにかく安い、デポジットが一ヶ月でOKな物件が多い、仲介費用は不要
デメリット:うるさい、プライバシーが無い、隣の家との距離が近い、日当たりが悪い、キッチンが狭い、高熱費用が高い、

深圳に住んでいる人なら、一度は聞いたことがある「城中村」。深圳独特の区域で「城中村」と呼ばれる密集した古い集合団地を指します。アパートとその他施設が同じ建物でつながっていたり、建物は古く、日当たりが悪く、隣の建物との距離が狭く、家賃は安めです。中は綺麗に改築されていて写真では綺麗ですが、建物自体は古いので、設備面で何かとトラブルが起こりやすいです。人口密度が以上高い為、騒音などの問題も起こりやすいです。 城中村にある部屋は一般的には公寓です。私は、深圳に始めて来たときは、この城中村にある公寓に住んでいました。家賃は安いですが、光熱費も高く、夜中になってもバイクの通りが激しく、夜中に爆音で音楽をかけてる近隣住民がいたり、うるさくて耐えられずに半年で退去しました。

中国での部屋探しの流れ

まずは住む場所を調査、住む条件をまとめる

まずは、住みたいと思っている地域を決めましょう。家賃の予算、通勤通学距離を加味して決めるのが良いと思います。実際に住みたい地域へ行ってみて周辺の環境を見ておくのが良いでしょう。

部屋を探すとなると、いくつかの物件にコンタクトを取ると思いますが、住む部屋の条件などを事前にまとめておき仲介業者に伝えておくと、その物件が借りられてしまっている場合別の物件を探してもらえるので効率が良いです。またコピペですぐに共有ができるので楽です。

条件とは、住みたい地域、部屋のタイプ、家賃の予算、周辺環境、バルコニーの有無、駅からの距離、キッチンの有無、短期契約が可能か、等です。

個人的に、車を持っていないなら駅近に住むのが良いと思います。

部屋を探す

探し方1 ー仲介業者を通して探す(アプリで探す)

メリット:簡単に探せる、いろんな物件が見れる、駅近など条件をつけて検索できる

デメリット:仲介料が発生、おとり物件が多くある

中国人外国人含め、大体はこのアプリを通して部屋を探す人がほとんどです。私の場合もアプリを使って部屋を探し、その後仲介業者を通して内見して探した事がありました。

中国での部屋探し、コツさえ覚えれば外国人の私たちでもがそこまで中国語ができなくてもできてしまう理由の一つに、部屋探し、仲介業者に連絡、内見、までがアプリ上で全てできてしまうからです。内見の際に少し中国語が必要になりますが、正直翻訳アプリなどを通してもコミュニケーションは取る事ができるので少し大変ですが、そこまで難しくはありません。

今はほとんどがアプリを使用しますし、中国語力に自信がなくても、大体チャットでできるのでコンタクトが取れるので安心です。

部屋探しのアプリで部屋を探し問い合わせると、大体の場合仲介につながるようになっています。仲介業者は非常に多く存在しており、正直どんな仲介業者でも大体同じです。いきなり電話をかけてこない、勧誘がうるさくない仲介業者を選びましょう。

仲介業者を通すので、ここで借りた場合は小区の場合、仲介料が発生します。

链家

この部屋探しアプリは本当に多数存在しますが、ぶっちゃけ大体どれも同じです。一番中国人の中でよく使われているのは、「链家」というアプリで、投稿されている物件数も多く、キャッチ物件(広告用の物件)が他のプラットフォームと比べて少ないです。こちらからアプリのダウンロードができます。

ZIROOM

「自如 (ZIROOM)」はオーナーと借りたい人の仲介サービス。このプラットフォームが人気な理由は、他のプラットフォームと異なり、オーナーとの間の中間に入って色々サービスを提供してくれるところ。なので、オーナーとのトラブルも少なく、安心して使う事ができます。また、ほとんどの物件は家具家電が付いていて、掃除、家具や家電がが壊れた際は修理してもらえます。住まいに何か問題があれば自如に連絡すれば中間に入って対応してくれるので、基本的に直接大家さんと連絡を取ることはありません。

管理費用が家賃の10%と高い点と、大体の物件は契約期間が一年〜なので、他に良い物件があればそちらの方が良いと個人的に思っていますが、一点この自如 (ZIROOM)」が利用できるなと思ったのは、中国の他の都市へ引っ越さなければならく実際に内見する時間がない場合です。なぜなら「自如 (ZIROOM)」」を使って探せば大体部屋と本物が大きく乖離しているという事が少なく、サポートもしっかいしているので安心だからです。自如 (ZIROOM)」はルームシェア、個人部屋、複数部屋も探すことが可能です。使い方は、以下からアプリをダウンロードして使用できます。

https://www.ziroom.com/

探し方2ー不動産屋へ行く(仲介業者を通して探す)

メリット:仲介業者が条件を言えば探してくれる、おとり物件は紹介されない

デメリット:仲介料が発生、勧誘がうるさい場合もありその場で借りないといけない雰囲気にさせられる

中国語力に自信がある方は、直接不動屋さんへ行って探すのも探し方の一つです。これは基本的には仲介業者を通すことになりますので、1とほぼ同じです。

駅の近くに大体不動産屋がありますので、住みたい地域の最寄駅あたりで探して行ってみましょう。

仲介業者へ支払う紹介料とは?

仲介業者の収益は、部屋を紹介した成果報酬で大家側からまたは私たち側からの仲介料をもらって利益を得ています。小区の部屋を仲介業者から紹介され探した場合、基本的にはこの仲介料を支払う必要があります。公寓の場合、特に前述した「城中村」の中にある公寓は基本的にこちら側から仲介料を支払う必要はありません。

探し方3-大家さんに直接連絡して契約

メリット:仲介料が不要、直でやり取りできるので値段交渉しやすい、大家さんの良し悪しが見抜ける

デメリット:見つけるのが難しい

仲介業者を使わないで借りたい場合どうしたら良いの?私もそう思っていくつか方法を探しました。そしたら、いくつか方法を見つけました。

張り紙を見て直接連絡

こちらは時々大谷さんの連絡先が貼ってある紙が道端にある掲示板みたいなところに貼ってあります。中国語に自信がある人なら、アパートの外に貼られている張り紙に電話してコンタクトしても良いと思います。

大谷さんが登録している、プラットフォームを使って連絡

実は今の物件は「豆友租房」というアプリを使って探しました。今まで住んできた中で最高の物件です。大家さんも最高に良い人。仲介料も支払わずに借りられたのでラッキーでした。このアプリ上では大家さんが登録している物件が多く、大家さんに直に連絡を取る事ができます。ただ、大家さんからの返信率が低いのと登録している物件数も少ないので、こまめにチェックするのがコツです。

探し方4-借主から部屋の契約を引き継ぐ

メリット:仲介料が費用、短期で借りられる(一年契約したくない場合)

デメリット:常に良い部屋があるとは限らない、

これは、現在借りている借主が何らかの理由で契約満了前に退去したい人を探している場合、その契約を引き継ぐ事ができます。英語ではよく「sublet」、中国では「转租」と呼ばれ、アプリ上や掲示板等でこの转租を探すことができます。

この契約を引き継ぐ利点としては、長期契約の割引を短期契約で享受することができる点です。ただ、借主とのコミュニケーションの必要性や退去時のタイミングの調整が必要なので、初めて中国で住む際には少し不便&ハードルが高いかもしれません。

その際によく使われるアプリは、Wellceeというアプリです。

個人間部屋探しプラットフォーム「Wellcee」

Wellceeは外国人が中国で部屋を探す際によく使用されているアプリです。ルームメイトを探したい、契約を引き継いでくれる人を探したい場合、ルームシェア部屋等を探す場合に利用できます。個人間のプラットフォームなので、仲介業者は介在してなく直接やり取りします。英語で交流できるのも外国人には嬉しいプラットフォームです。以下HPからWebでも部屋探し、アプリのダウンロードができます。

HP:Wellcee

探し方5-公寓管理会社に直接連絡を取る

メリット:一ヶ月から住める、アプリ上で内覧予約ができる、長期で住むと割引がある、共用施設が充実している

デメリット:管理が良くない場所もある、壁が薄い場合がある、管理費が高い

公寓管理会社は、数多くあり、主要な都市、駅のあたりには大体物件があります。深センだけでなく、上海、北京、広州にも物件あります。この公寓管理会社を使うメリットは、何と言っても短期で契約できること。出張の際、短期留学、こっちで住む場所を探すまでの一時的な滞在場所としても使えます。

また、共用ジムやキッチンがあったり、住民向けのイベントがあったり、日本のシェアハウスのような雰囲気もあります。管理費用はが少し高いですが、場所によっては、電子レンジやテレビも備え付けられているので、出張、留学での短期で住みたいと考えている人にはお勧めです。

以下おすすめの公寓管理会社を紹介します。HPからWebで部屋探し、アプリのダウンロードができます。またwechatの検索で”城家公寓”ミニプログラムを検索して追加してください。ミニプログラム上で、部屋探し、内見予約ができるので中国語ができなくても安心です。

シェアハウス管理会社「城家公寓」

HP

部屋を探す際の確認事項:外国人でも借りられるか ?

そもそもですが、外国人でも契約できる物件でないといけません。ですが、私が今まで何十物件と見てきた中でも結構外国人ダメな物件は多いです。ただ、アプリ上の掲載内容からでは外国人が借りられるかどうか確認できないので、内見を決める前に担当者に連絡をとって確認しましょう。

大体そう言うところに限って、値段の割に魅力的なコスパが良いところなのですが、これに関してはどうにもできないので、仕方ありません。部屋を探す際に必ず確認しましょう。

ステップ4: 内見

気になる部屋を3の方法でいくつかピックアップしたら、実際部屋を内見しにいきます。このステップを無しでも借りられますが、実際に自分の目で見ることを強くお勧めします。理由は、写真と実際の部屋が大きく異なる事があるからです。また、部屋の周辺環境も部屋の中以上に重要だと考えるからです。詳しくは、筆者が実際に経験した問題点で詳しく紹介してます。

内見の方法は、事前に日時を担当者に伝え、待ち合わせ場所を決め一緒に内見をしに行きます。割と強引に勧められることがありますが、気に入らなければ断って大丈夫です。

内見する際の確認事項

  • 部屋の階、エレベータの有無

部屋の階も重要です。家賃は階数が高ければ高いほど値段が高くなる傾向がありますが、時々古いアパートだとエレベーターがないと言ったことがありますので、内見した際に確認しましょう。また、1階、2階は正直あまりお勧めしません。ゴキブリが出たり、換気が悪くカビが発生したりと色々問題があるといったトラブルを聞きます。

  • 周辺環境 工事中の建物がないか

近くに工事中のものがあれば、看板などをみていつ施工が終わるのかを確認しましょう。特に開発発展の激しい深センはそこら中で工事をしています。平日に仕事をしているからと言っても休日に工事があることは頻繁にあります。時々異常に安い物件がありますが、そういう物件に限って目の前で工事を行なっていたりするので要チェックです。

ステップ5: 契約

住みたい部屋を決めたら契約書にサインして押金(デポジット)を支払います。その際、パスポートが必要になるので忘れずに持っていきましょう。

契約する際の確認事項

  • WIFIはあるか。
  • 契約、部屋の変更はできるか。
  • 契約変更できる場合、デポジットはどれくらい戻ってくるのか。
  • 发票(領収書)を発行してもらえるか。
  • 契約期間と割引率

契約満了前に部屋を退去したい場合、デポジットは帰ってきません。住んでみて予期していなかった問題が起こる事はよくある事なので、できれば長期契約は避けた方が安全です。しかし、基本的には契約期間が長ければ長いほど割引されます。

時々契約期間に限らず家賃が一定といった場合がありますが基本的には、長期契約で割引があります。しかし、私の経験上、予想していなかった問題が発生する確率が高く、また外国人である私たちは何かが起きた時に帰国しなければならないリスクを抱えているので、長期契約はお勧めしません。もし気に入ったら、契約更新すれば良いので、初めは契約できる最短契約期間で契約した方が安全です。

一般的な物件は、一年契約からというところがほとんどですが、場所によっては半年やそれ以下でもOKなところがあるので、私の場合はそういった物件を条件に探しました。

しかし何らかの理由で退去したい場合、契約の変更とい方法が可能であればデポジットは8割くらい返ってきます。なので、契約の変更が可能なのか、その際の条件を確認しましょう。この辺りは少し中国語が難しいので中国人の知り合いの方に契約書の写真を撮って確認してもらうのが良いでしょう。

ステップ6:入居

入居日前に荷物を送ることができると、引っ越しが楽になるのでできるかどうか確認しておきましょう。

ステップ7: 退去

退去時は、事前に大家さん、管理会社に退去時間を伝え、退去時に破損などがないかどうか一緒に確認します。あまりにも汚い場合、掃除費用を徴収される場合があるので、退去する前に掃除を行いましょう。

問題がなければ、その月の家賃+光熱費用を差し引いた押金を返してもらいます。だいたい、数日後に指定の銀行口座に振込んでもらいます。

もし契約満了前に退去したい場合押金は返って来ないの?

基本的に契約前に退去する場合、押金は返ってきません。とはいえ、どうしても退去したい場合、退去しなければならない場合、契約を引き継いでもらえる人を探せば契約の変更という方法で押金を返してもらうことができます。

この事を转租と言いますが、押金すべてが返金されるわけではなく、物件にもよりますが最低でも70%くらい返ってきます。

そのために、契約をする際に契約の変更も可能か、その際の条件をよく確認しておきましょう。

ではどうやって引き継いでくれる人を探すのか?

実は、これもアプリで探すことができます。筆者は、引き継いでくれる人を探し、契約満了前に引っ越しを成功させたことがあります。利用したのは先ほど借主から借りる方法で紹介したWellceeというアプリです。このアプリは特に外国人が中国で部屋を探す際によくつかわれているアプリですが、このような契約を引き継いでくれる人を探したい場合でも使えます。また、利用したことはありませんが、引き継ぎ人を探す専用の会社もあるようです。それだけ中国では一般的にこの契約変更が行われています。

引き継いでくれる人が良いタイミングで必ずしも見つかるかどうかは正直運ですが、どうしても引っ越したい場合は、試してみると良いでしょう。

筆者が実際に経験した中国での部屋トラブル

壁が尋常なく薄い問題

これは以前私の住んでいたところであったところが、壁が薄いせいなのか、隣人の電話の喋り声が普通に聞こえてきました。普通の喋り声だけならば我慢できなくもなかったのですが、夜の営み、喧嘩の声、深夜の謎な叫び声など、想像を絶する音が聞こえてきて耐えかねて退去したことがあります。

臭い問題

私はタバコを吸わないので、特にタバコの匂いは敏感です。よく内見した際に、タバコ臭かったり、猫の匂いが染み付いていたりする物件があるので、匂いが気になる方は、こういった点も内見の際に注意してみましょう。

筆者が経験したのは、自分の部屋からではない、下の階のタバコの匂いがバスルームの換気扇を通して匂ってきたことがありました。喫煙率の高い中国では普通なのかもしれませんが、できればそういった匂いの問題がない物件を探すと良いと思います。

近隣の騒音問題

私は以前、城中村の部屋に住んでいた事がありますが、その際に騒音問題を経験し、耐えかねて退去しました。

別の建物からの近隣の騒音や、城中村の工事の音、城中村の一階にある車整備場からの騒音に苦しめられました。城中村は建物と建物が密集しているため、こういった問題が頻繁に起こります。

デポジットが返ってこない

私は経験したことはありませんが、時々耳にするトラブルです。契約退去時に、ソファーのシミがある、クリーニング代を払えなどと言った理由でデポジットが返してもらえない、等です。トラブルがないよう部屋は綺麗にするようにしましょう。

まとめ:中国の部屋探しはアプリで中国語が得意じゃなくてもOK。おすすめは大家さんに直接連絡をとって借りる方法が良い。

外国で生活するには何かと不便なことが多いです。住む部屋はリラックスできる場所を探したいですよね。以上は筆者が数回引っ越しを経験して知見をまとめました。これから中国での生活をスタートさせたい人の参考になれば幸いです。