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上海から週末旅行!高速鉄道で行ける近郊おすすめ観光都市4選【日帰り・一泊OK】

中国実用情報
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中国・上海といえば、きらびやかな高層ビルと広大なショッピングモールが立ち並ぶ、最先端の都市という印象が強いのではないでしょうか。地下鉄も発達していて、生活の利便性はピカイチ。しかし、時には自然に囲まれた場所でリフレッシュしたくなることもありますよね。

そんなときにおすすめなのが、上海虹橋駅から高速鉄道(高鉄)に乗って行く、週末プチ旅行です。
上海近郊には、歴史・文化・自然が色濃く残る魅力的な都市が数多く点在しており、どこも1〜2時間以内でアクセスできるのが魅力です。

この記事では、実際に訪れてよかったと感じた「上海発のおすすめ近郊都市4選」を、移動時間・観光スポット・滞在目安などを交えてご紹介します。

▲一眼でわかる、上海近郊鉄道マップ

1. 蘇州(苏州)|東洋のベネチアと呼ばれる水郷の街

▲苏州の平江路
  • アクセス:上海から高速鉄道で約30分/約35元(約700円)
  • 所要時間:半日〜1日で十分に観光可能(日帰りOK)
  • ポイント:上海在住者の中には、実際に蘇州から通勤している人もいるほどの近さとアクセスの良さ。週末ふらっと出かけるには理想的な街です。

上海からわずか30分で訪れることができる蘇州は、「水の都」として知られ、イタリアのベネチアとも友好都市関係にあるほど。春秋時代には呉の都として栄えた歴史ある都市で、中国古典文化と自然美が見事に融合した街です。

まるでタイムスリップしたかのような水郷の街並みや、迷路のような庭園は必見。現地の人々の生活感も感じられ、散策しているだけでも心癒されます。

上海からのアクセスのしやすさもあり、日帰りでいけるため、多くの日本人観光客も上海とセットで旅行に訪れている、人気スポットです。

おすすめのスポット:

  • 拙政園(世界遺産):中国四大名園のひとつ。美しい庭園が広がり、写真映えも抜群。
  • 蘇州博物館:建築ファン必見。イオ・ミン・ペイによる設計が美しい。
  • 山塘街&平江路:風情ある水辺の老街。レストランや土産店が並びます。
  • 獅子林:巨大な岩で作られた迷路のような庭園。

2. 杭州(杭州)|西湖に癒やされ、歴史と自然が溶け合う旅先

▲中国杭州 西湖
  • アクセス:上海から高速鉄道で約1時間/約51元(約1,000円)
  • 滞在目安:1泊2日以上がおすすめ(西湖だけなら日帰り可)
  • ポイント:アリババの本社がある急成長中の都市でもあり、伝統と現代が調和した雰囲気が魅力。茶畑に囲まれたホテルでの宿泊は、まるで別世界にいるような特別な体験になります。

「上に天国あり、下に蘇州・杭州あり」という中国のことわざにあるように、杭州は天国に例えられるほど美しい都市。筆者も個人的に、何度訪れても飽きない、お気に入りの都市です。機会があれば住んでみたいくらい。

街のシンボル・西湖は、6.3平方キロメートルという大きな湖で、周囲には歴史的建造物や茶畑、自然が点在し、どこを切り取っても絵になる景色が広がります。

ここは世界遺産にも指定され、湖のどこから見ても感じ取れる神秘的な美しさは、見る者を圧倒させます。訪れる季節や時間によって、表情を変え、いつ行っても様々な魅力が発見できる都市です。自然だけでなく、南宋時代に首都であった杭州は、クラシカルな雰囲気が町中に残っています。それでいて実は最近急速に発展している都市のひとつで、なんとあの中国巨大企業のアリババ本社があるくらい。

もちろん、西湖以外にも観光スポットがあり、二日以上滞在できる場合は近郊の観光スポットにも行って見たい。また洋服屋、古着、アクセサリーなどが安く手に入るということで、ファッション&古着好きな上海に住む中国人の友達はよく洋服を買いに杭州へ行っています。ファッション、アクセサリー夜市が有名で夜も賑わいを見せるところです。

また山に囲まれているため、登山もでき茶畑が多くあり、そんな自然の中にあるホテルでという、都会ではなかなか味わえない自然体験を求めに、上海などの近郊大都市から若い人たちが多く訪れるスポットになっています。私はそんな、自然と伝統文化の融合した、少しゆったりした時間の流れる杭州がとても好きです。

おすすめスポット:

  • 西湖十景巡り:レンタサイクルや遊覧船で、湖畔の美景を満喫
  • 西溪湿地:自然と触れ合える癒やし空間
  • 霊隠寺:中国四大仏教寺院の一つで、静寂な空気が流れるパワースポット
  • 河坊街・夜市:ローカルなグルメや雑貨を求めてにぎわう夜の散歩コース
  • 中国茶葉博物館:中国茶の文化を体験できるユニークな博物館

千島湖(千鳥湖)|大自然と湖の絶景リゾート

▲千鳥湖 梅峰島からの風景
  • アクセス:上海から高速鉄道で約2時間/約150元〜(乗車駅により変動)
    • 上海虹橋駅 → 杭州 → 千島湖(乗換あり)
  • 滞在目安:2泊3日以上がおすすめ(観光スポットが分散しており車移動が必要)
  • 【豆知識】湖の底には沈んだ古代都市があり、ダイビングスポットとしても有名!

千島湖(チアンダオフー)は、約1,000もの島が浮かぶ巨大な人工湖。杭州からさらに南に下がった位置にあり、自然豊かな癒やしの時間を過ごせるリゾートエリアとして知られています。

日本でいうところの河口湖や那須高原のようなイメージで、夏の避暑地としても人気。観光客にはレンタルサイクルでの湖畔散策や、遊覧船による島巡りがおすすめです。

湖というと杭州の西湖もありますが、雰囲気がまた異なり、西湖よりも広大なため、一周回ろうとすると、3泊4日以上は必要になります。レンタル自転車はありますが、観光スポットが全て離れており、田舎なため、地下鉄もなくバスも頻繁にくるわけではないので、移動する際はタクシーか配車アプリを使うことになると思います。そういった意味では交通が少し不便で、旅行の際の交通費が少し高くなります。

千岛湖は、ダイバーにも有名なダイブスポットで、人口的に都市を埋めて作った湖なため、アトランティスのような海底に沈んだ古代都市が見られます。

▲千鳥湖 島巡りの遊覧船

外せないおすすめスポット:

  • 富文鄉中心小學ーSNSで話題の小学校。平日は中に入れないため、土日に行くのがオススメ。
  • 天嶼山觀景台ー湖と島々の絶景が一望できる展望スポットで、夕日を見るのにオススメ。
  • 騎龍巷
  • 天池島 桂花島
  •   湖にある島めぐり(黃尖山 天池島 桂花島 梅峰島)  色々なところから、遊覧船が出て、様々な島へ訪れる事ができますが、おすすめは日本三景のひとつ松島を彷彿とさせる梅峰島から見られる絶景。

参考詳細リンク:https://jp.trip.com/travel-guide/qiandao-lake-17/

南京(南京)|中国四大古都のひとつ。歴史と近代の融合都市

▲南京のランドマーク的建造物の城壁
  • アクセス:上海から高速鉄道で約1時間/約162元(約3,200円)
  • 滞在目安:1泊2日以上がおすすめ
  • ポイント:夜は秦淮河沿いを遊覧船で巡るナイトクルーズが人気。ライトアップされた城壁や橋は必見です。

江蘇省の省都・南京は、三国志ファンなら一度は訪れたい都市。歴代王朝の都として栄え、多くの歴史的建造物が現存しています。現在でも城壁や古墳、孔子廟などが街の中に自然に溶け込んでおり、歴史と生活が共存している不思議な都市です。

南京の一番有名な観光名所は、高さ20m以上もある明の時代に造られた中華門です。また孫文の墓陵が置かれている中山陵のある鐘山風景区、直径400mの円形墳墓がある明孝陵、宋の時代に造られた孔子廟など、歴史文化遺産も多数見られます。

今中国で一番有名な日本人youtuber 竹内亮さんが住んでいる都市も実は南京です。

外せない観光スポット:

  • 孔子廟ー儒教の始祖・孔子を祀る「夫子廟」
  • 中華門
  • 玄武湖(げんぶこ):市内にある大きな湖。
  • 明孝陵
  • 鐘山風景区
  • 秦淮河
  • 街並を再現した「老門東」
  • 南京金鷹美術館ー52階にある美術館。美術館は有料ですが、52階から南京の街を見渡せるので、入ってみる価値あります。

長江の支流で、夜はライトアップされた美しい街の光景を眺めながらの遊覧船でナイトクルーズができます。

おすすめレストラン:「南京大牌档」は南京発のチェーン店で、南京の町中にあります。美味しい南京料理が食べられます。レストランに迷ったらまずはココ。

南京金鷹美術館

まとめ|上海から高速鉄道で週末トリップ!中国の魅力を再発見

上海の魅力は、市内だけではありません。高速鉄道という便利な移動手段を使えば、たった数時間でまったく異なる雰囲気の街へ旅することができます

都市名所要時間日帰り宿泊おすすめ特徴
蘇州約30分水郷・世界遺産の庭園
杭州約1時間西湖・自然・茶畑
千島湖約2時間湖と島のリゾート
南京約1時間古都・歴史スポット充実

🚄次の週末、ちょっと足を伸ばして上海郊外の魅力を探しに行ってみませんか?
きっと、ガイドブックでは見つからない中国の奥深さに出会えるはずです。

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