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【中国生活徒然日記】家から距離3分にある公園への旅 「银翔湖公园」

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今日の上海は春の訪れを予感させるような、青い空が澄み渡る、晴れ晴れとした天気だ。

という事で、家で引きこもるのはもったいないとふと思い立ち、10時30起床という、貴重な休日を非生産的に過ごす怠惰な週末ルーティーンまっしぐらへの道をぶち壊すべく、重い腰を上げ、今まで探検したことがなかった近所を散歩してみることにした。

そして散歩をしていると、自転車で3分もしないうちに嬉しい発見に出会う。

「こんな立派な公園がこんな近くにあるではないか。」

思わぬ発見に胸を少しワクワクさせながら、中を散策してみることにした。

庶民の生活が垣間見れるスポット。それが中国の公園

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上海を含め、中国はとにかく公園が無駄に多い。上海の街の中心地であっても立派なスケールの公園が各所に点在しており、中山公園のように、公園が駅の名前になってしまうようなスケールの大きい公園や、人民広場(広場名前がついているが、公園としても役割を果たしている)のように観光地として有名な公園から、私が訪れたような小さい規模の公園まで様々だ。

私が訪れたのは、そんな上海に数多くある公園の一つであり、観光地として決して載る事がないであろう、中国のどこにでもある、なんの特徴もない至って普通の公園【银翔湖公园】だ。

そんなごく普通の公園であっても、中国の庶民の生活が垣間見れる、それが中国の公園だ。

万国共通の心温まる風景触れ合う家族達、
太極拳をやっているおばちゃん、
ただベンチで寝ているおじいちゃん、
堂々と周りを気にせず大音量で音楽を流して社交ダンスをしている年配の集団、
釣った魚、まさか食べないよね?っていうような衛生的に問題ありそうな濁った川での魚釣りをしているおじさん軍団、
ランニングをしている若い青年、
同犬種会して犬自慢をしている若い集団、
何をするでもなく座っている人たち、
大阪のおばちゃんみたいな派手な格好したおばちゃん集団。

とにかく気の赴くままに各自過ごしている中国庶民のありのままの姿を目にすることができ、最大限に提供価値が有効活用されているのが中国の公園である。

全く無駄ではなかった。訂正する。

こういうありのままの、生活風景っていうのは、どこの国へ滞在しても、旅していても、好きだ。

そして、公園に行くと、公園にいる人々の服装、家族構成、ペットの種類、飲んでいるドリンクなどから、その地域の経済の縮図みたいなものが見えて来る。

これらが公園毎に異なっていて、比べてみると面白い。

そんなわけで、公園はなかなか面白いスポットなので中国に行った先は、近場にある適当な公園でよいので行ってみるとよい。何かしら発見があるはずだ。

古き好き中国の面影が残る、上海のベッドタウン【南翔】

私の住む南翔は、上海から北に30分ほど行った上海郊外に位置しており、どちらかといったら、中国の都心で働いている中流階級のファミリー層が大多数を占める地域だ。そのため公園の周りに中国でよく見る、割と新し目の高層住宅ビルが立ち並んでいる。

ただ近くには、南翔老街と呼ばれる、歴史的観光スポットもあり、郊外といえども、近代的なビルの立ち並ぶ閑静な住宅街と賑やかな古い街の雰囲気が、絶妙に馴染み合っている、古き好き中国の面影が残るベッドタウンだ。

ただあまり日本人が住んでいるような地域ではないので、地元の美容院とかに行くと珍しがられ、質問攻めに合う。

この訪れた近所の公園も、こうやって、主張せずに、きちんと住宅街に溶け込んで中国国民の憩いの場としての役割を果たしている。

なかなか良い街じゃないか。

読んでいるあなたは、もしかして、南翔、または上海に住んでみたくなった?

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自宅から3分の距離にある公園への旅を楽しんだ、ちょっと嬉しい新し発見のある週末だった。