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上海に3ヶ月住んで見ての気づきをまとめてみた

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海外に住み始めると、日本の常識が常識でなかったり、あたりまえだと思っていたことが実はそれは日本特質な事だったりと、世界でも稀な礼儀と組織の規範に従うことを美徳とする日本文化にどっぷり浸かって育った日本人であったら、絶対経験するであろうカルチャーショック。
海外生活が6年目に突入する私にとっては、海外生活でのそういったショックはもはや、薄れつつあるのですが、国が異なれば新しい発見や違った気づきがあります。ベトナムに住んでいた頃も、ベトナムに住んでみてぶっちゃけどう?在住者としてよく聞かれる質問に答えます。(生活編) に書いているように、色々とカルチャーショックは経験したけれども、上海は2020年の10月から住み始め、早3ヶ月が経とうとしていますが、この3ヶ月で気づいたカルチャーショックをまとめて見ました。良い面、悪い面も含め、中国の今が見えて来ます。

キャッシュレス生活が想像以上に便利で快適

キャッシュレスの電子決済が世界一進んでいる中国においては、ほとんどの日々の決済はスマートホンのQRコードで行われます。家賃も、月々の公共料金の支払い、公共交通機関の支払い、路上ライブのチップまでも全てQAコードのスキャンで支払い完了です。もちろん、中国のキャッシュレス事情は情報として聞いていましたが、実際に自分が生活してみて見ると、このキャッシュレス生活というのは、想像以上に便利で、生活する上で色んな利点があるなと感じました。

電子決済生活の利点1:生活の記録ができる

まずは、生活の記録ができるということです。中国では、ほぼwechatpayか支付宝(Alipay)のQAコードを使用してキャッシュレス決済が行われます。そしてそのアプリに、どこで、何をどのくらい使ったのかと言うのが全てデータと記録として残るので、支出の管理がしやすいです。

特に支付宝(Alipay)ですが、支払いするだけのアプリかと思ったら大違い。以下の様に毎月どんなものに支出をしているのかを、まとめてくれます。

レシートを写真でわざわざ撮って、家計簿管理のアプリに取り込んで〜なんて面倒な事をしなくても支付宝がそれを全部行ってくれちゃいます。

電子決済生活の利点2:お得情報が手に入る

QAコードで支払いをすると、そのお店のミニプログラムの会員への招待や、クーポンなどが配信されるようになります。 もちろんお店側はそれによって個人情報を得ているのですが、この割引やクーポンは中国においては日常茶飯事に行われているため、むしろキャッシュだと損をするようなカラクリになっています。

ショッピングモールのランク格差が露骨

中国、特に上海はどこへ言ってもショッピングモールが至る所にあるモール天国。とにかくモールの中にいろんな店を集約してお客さんを呼ぼうとしています。ほぼどの駅周囲1km以内にはショッピングモールがあり、ショッピングモールは飽和状態です。ただこのショッピングモール、実はランクがいくつかあって、ランクによってショッピングモールの中の環境や店の雰囲気が明ら様に違います。

High級ショッピングモール

例えば、シャネルなどの海外のラグジュリーブランドが入っているようなハイクラスのショッピングモールには、どの入り口にもドアを開けるだけに配置されたドアマンがいます。トイレにも、トイレを掃除するだけに配置された掃除の人が、人が使用する度に掃除しています。モールの中は冬ならばいつも暖かく、夏ならば涼しく、冷暖房がきちん聞いており、とにかく夏暑くて冬寒い上海にとってはとても快適な空間となっているのがこのハイクラスショッピングモール。買い物する気が無くても行きたくなってしまいます。こういったモールは上海の中心地や富裕層が割と多い郊外の地域にあリます。

Middle級ショッピングモール

中間のモールは、暖房は効いていない事が多いですが、店の活気はあり、だいたいその周辺に住む人達が利用する大型スーパーが入っている事が多いため、割といろんな生活に必要な物が購入できるお店や大衆的なお店が入っていたりするため便利です。ただトイレに関してはあまり期待できません。

Low級ショッピングモール

一方でランクの低いモールというのは、トイレも汚くて、トイレットペーパーはなく、ドアマンはおりません。モールの中に入っている店や店の人も明日閉店するんじゃないかというくらいに活気がなく、人を惹きつけようとする気がゼロな店構え。店の中もやたらゴミが落ちてたり、冷房や暖房も効いておらず、とにかく外国人からしたら入りずらい雰囲気で居心地が悪い。ただ不思議と人は居て、こんな環境下でも商売できているんだという中国の経済力のパワーの幅を感じるのがこのLow級ショッピングモール。

プロフィール画像は好きな俳優や有名人

オフィスでチャットする際や、上海で新しい友達などを追加する際に割とびっくりさせられたのが、結構な割合の中国人がプロフィール画像に自分ではなく、好きな俳優や有名人などを設定しています。顔を知らないでチャットのみでコミュニケーションをとっている、かつ中国人の名前が覚えにくい為、後で誰が誰だかわからなくなったりするので、コミュニケーションには非常に不便です。だいたい、こういう子はギャグでやっているか、プロフィールに設定している俳優や有名人の猛烈なファンである事が多いです。

オフィスでの女子トイレ事情

私の会社は100名規模で、会社には女子トイレが6室あるのですが、とにかく満室な事が多い。後で中国人の同僚にこの状況に対して文句を言っていたら、Spれは「带薪拉屎」だよ。と教えられました。実は中国語で「带薪拉屎」というのは、あまり綺麗な表現ではないのですが、「带薪」はお給料をもらって、「拉屎」というのは大便をする、という意味で、つまりはお給料をもらって大便をするという意味にまります。ただ本当に大便をするのではなく、ただ給料もらいながらトイレでサボるという意味もあるらしく、トイレで携帯をいじったり、寝てたり、何か別のことをするという事も多いみたいです。とにかく、そういう人が多いのでびっくりしました。実は、これベトナムでも同じ様な事がありました。いや、そもそもトイレそんな快適な空間じゃないだろう!って思うんですが。。。。

デスクトップやスマートホンの壁紙は自分のキメ顔

これは私の会社のスタッフが変わっているのか、若いスタッフが多いからなのか、ギャグでやっているだけなのかはわかりませんが、自分のモデル級の自慢の一枚を一番目立つデスクトップに設定しているスタッフが割と多い気がしました。ベトナムにいる時も、自分の写真をスマホのカバー写真に使ったり、オープンな自己愛はベトナムと似て強いなと感じました。

交通機関の価格がびっくりする安さ

私は会社がある上海の中心地から一時間かかる距離に住んでいるのですが、地下鉄の交通費がなんと片道4元と超格安です。地下鉄料金は距離によって異なりますが、大体3~9元で割と遠くまで行けます。バスも1.5元から3元、中国の新幹線高铁も日本の新幹線の1/5くらいの値段で乗れます。この驚く値段設定は、台湾よりも安いです。ていうか日本が高すぎなだけではないかと思いますが。。。

その理由もあり、私は遠くで安く割と良い部屋に住んでいます。もちろん朝のラッシュの時間は混みますが、家賃の安さ、部屋のクオリティーのトレードオフで我慢の範囲内です。

人々のマナーは想像よりも良い

中国人のマナーの悪さは、日本のメディアの大好物のネタとなっていますが、それを見て中国人のマナーを認識している人にとっては、上海に来てびっくりする事でしょう。実は上海でのマナーは、ここ数年で大分改善されてきています。地下鉄でもきちんと並んで待ちますし、お店での横入りもそこまで多くない印象です。

私がベトナムに住んでいたときは横入りなんて日常茶飯事、歩行者無視で車やバイクが縦横無尽に行き交う、交通ルールがカオス状態でしたが、中国ではそう言った人々のマナー、交通マナーなどはは大夫改善されてきたようです。背景には、交通ルールの規制が厳しくなったり、色々な生活規制ができたことに由来しているようですが、ここまで短期間で改善されるものだとは想像していませんでした。

また驚いたのが、こないだレジで並んでいる際に横入りされた時、お店の人が気を気を利かせて、横入りしたお客さんに一言言ってくれて、横入りされずにすみました。(大手日系のアパレルブランドでしたが)ベトナムでは見たことのない対応で感動しました。

ただ、人々の交通マナーや生活マナーが改善されてきている一方で、なかなか改善の方向に進む気配がないのは喫煙のマナーです。道で歩いていても歩きタバコは日常茶飯事で行われます。この喫煙に関しての法律や規制がない事が背景としてあるようですが、今後は改善するような規制を設定して欲しいです。

まとめ

上海に来て3ヶ月が経とうとしていますが、ベトナム生活との違いや、中国人の特性など、色々な発見気づきがあり日々面白いです。

今後も気づいたらまとめて記事にしていきますね。