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深センにもあった。貴重な歴史的観光地「南头古城」でおすすめのスポット紹介

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南头古城とは?

南头古城

深センというと、近代的な建物ばかりで、歴史的な遺跡などがあまり残されておらず、文化的な面が薄い印象ですが、「南頭古城」は深センで最大級とも言える歴史的文化遺物の残る観光名所としておすすめしたい場所です。

南头古城

この南頭古城のあるエリアは、実は1700年という長い歴史を持つエリアで、珠江河口の東岸に位置し、かつて嶺南沿岸地域の行政の中心地、沿岸防衛要塞、海上輸送、貿易流通の中心地として、香港、マカオ深センの歴史的起源の土地でした。

しかし、少し前まではここは、中国のよくある過密住宅街”城中村”と呼ばれ、急発展を遂げた深センの近代化の中に埋もれてしまっていたのです。そこで、数年前に古代文化の貴重な遺物を残すため再開発が行われ、今では、歴史的遺産を残しつつ、おしゃれな雑貨屋、ビンテージショップ、カフェ、バー、ベーカリー、香港グルメ、人気ドリンクスタンド、レコード屋、などといった新しい人気のスポットがオープンし、文化的、歴史的エリアへと変貌を遂げ注目集める地域となりました。

古城内には清王朝と中華民国の間に建てられた広東式洋風建築の建物が残っており、綺麗にリノベーションされ、中に現代のトレンドを押さえた新しいショップが入り、まさに温故知新を感じられる場所と言えるでしょう。レトロな雰囲気の漂うおしゃれスポットとしても、ローカルの子達の間で人気、また写真好きの人たちの間でも人気なスポットです。個人的な印象では、街の雰囲気は筆者が留学したことのある「台南」の路地裏に雰囲気が少し似ていて、街全体がレトロです。

南頭古城はこんな風に十字にクロスした二つの路地に様々なショップが集結しています。そこまで広くはなく、2時間ほどがあれば全ての店舗がざっくりと見れちゃいます。

「南头古城」の地図

この記事では、そんな深センでホットなスポット「南頭古城」で是非チェックしたいスポットを紹介します。

南头古城のグルメスポット

「南頭古城」といったらグルメスポットとしても有名です。SNSで話題に上がっている要チェックのお店を紹介します。

SNS映えオシャレスポット@She&Flora森林餐厅

南头古城 She&Flora森林餐厅

ここはSNS映えするスポットとして、深セン女子たちの間で話題のスポットの一つ。

トロピカルスタイルの、ガーデンレストランでオシャレな休日を過ごしたければここ!

北側の中山公園側の入り口付近にあり、中山公園の茂った緑を見渡せます。

広東デザート「糯米糍」が美味しい@邓家传文糕点店

創業30年の客家デザート専門店。ここのおすすめは、「糯米糍」。

「糯米糍」とは広東、香港、マカオ、台湾で食べられるデザートで、もち米粉で作られた餅のような食感の生地の中に、通常は味噌、ピーナッツなどを詰められてがありますが、チーズ、ゴマ、マッチャ、イチゴ、マンゴー、ドリアンなど変わったものを入れて食べられる場所もあります。

80年代の香港式茶屋@襟江酒家

南头古城

築100年のレトロな4階建ての一建物の中に入る、「襟江酒家」は、1980年代の香港茶餐厅の外観を保持したレストランです。香港式アフタヌーンティーが楽しめます。

大人気中国ドリンクスタンドの話題店舗@喜茶首家手造店

南头古城  喜茶

古い建物をリノベーションしたレトロな建物に入っている「喜茶」の南头店舗。「喜茶」は「2021年深セン発注目のスタートアップ8選」の記事でも紹介した中国で今一番人気のドリンクスタンドです。4階建てのレトロな西洋風の建物が外観からでもインパクトがあります。各階は異なるテーマの製品を扱っており、1階はフライドアイス、2階はフルーツ、3階はお茶、4階は……なんと!行ってみて確かめてみてください!

この店舗の人気の秘密は、他の喜茶店舗ででは手に入らないオリジナルメニューがあること。

筆者は、このお店ができた1ヶ月後に行きましたが、長蛇の列ができていて入る事ができませんでした。

というくらい今深センで一番話題の「喜茶」店舗喜茶首家手造店。「喜茶」の店舗は深圳に沢山ありますが、この店舗は「喜茶」の本気度が感じられます。

広東省名物のデザート「糖水」@彬妈糖水

南头古城

広東省名物のデザート「糖水」が名物のこのお店。「糖水」はよく広東料理の最後に定番のようにして出されるデザートで、甘くて温かいスープのようなものです。毎日作りたての伝統的なシロップのみを作ることにこだわり、甘いのですが、脂っこくないのが人気の秘訣。

ミシュランに選ばれたエビワワンタン麺 @忠记面家彬

南头古城

マカオの店舗でミシュランに選ばれたお店。おすすめはプリップリのエビのワンタンメン「鲜虾云吞面」

スープがエビの甘さでさっぱりしていてエビの出汁がしっかりと効いていて美味しい。余計なものは入ってなくて、細麺とエビのワンタンとネギのみ。この細麺とエビのワンタンというシンプルな組み合わせが、エビの出汁を最高に活かしてくれてます。クセがないので日本人が好きな味です。広東料理好きにはたまらないでしょう。

「南头古城」文化スポット

レコードカフェ @超级黑胶工厂

ここは、懐かしのレコードを販売している店。C-POPだけでなく、JPOPや洋楽のレコードも置いてあります。その数なんと一万種類以上。店舗の中には、カフェも入っており、まさにレコードカフェというユニークなコンセプト。音楽イベントを良く行っており、音楽好きの深センの若い人たちに人気です。

レトロ雑貨店 @壹日物仓

南头古城

4階建てのレトロな雑貨でお出迎えしてくれる小ぢんまりとしたレトロ雑貨店「壹日物仓」。

コンセプトは音声図書館。なつかしのレコードやCD音楽機器が、レトロな雑貨に囲まれて陳列されています。懐かしのものが綺麗に保存され、丁寧に扱われてきたのが感じ取れます。空間だけでも十分楽しめるお店です。

歴史 &見学 スポット

南城門

1394年目に建造されたとされるこの門は、幅10メートル、高さ4.5メートルで、塔は破壊されてしまってますが、基礎部分は当時のままが残されている貴重な遺跡です。アーチ型の城門には長方形の石のブロックがあり、「寧南」の文字が小さく刻まれています。

南头古城博物馆

南头古城

南城門の近くにある博物館。入場は無料です。

南頭古城博物館の基本展示は「南頭古城歴史展展」で、主に南頭古城の考古学的発掘で発掘された文化遺物を展示し、南頭古城の発展史を紹介しています。南頭古城と深センと香港の歴史的・文化的起源深センの古代都市の建設と発展、深圳の1600年以上の都市開発の歴史を総合的に展示し、南頭古城が嶺南沿岸地域の行政の中心地だけでなく、経済的にも重要な町であり、深センと香港の歴史的ルーツを学ぶ事ができます。

关帝庙

明代の万里40年(1612年)に創建され、この庙は、三国時代の関羽将軍を称えるために建てられました。関羽寺は、人々の生活と密接に関係しており、民俗や土地の慣習を表し、関羽の像は何千人もの人々の道徳的モデルでああるとされています。

まとめ

今回は、深センの都市開発から生まれた産物「南頭古城」をご紹介しました。上記で紹介した場所以外にも、パビリオンや展覧会、イベントなどが定期的に開かれて、文化的にもすごく活発な地域です。

深センの文化的、歴史的側面が見られる貴重なスポットなので、ぜひ機会があったら行ってみてくださいね。特に香港、広東グルメファンにも必見のスポットです。

「南头古城」

入場:無料

住所:深圳市南山区深南大道3109号南头天桥北8m
(バスの場合南头①バス停から徒歩5分、地下鉄I号線桃園駅から徒歩10分)