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海外生活中にパニック発作をおこし緊急に病院へ運ばれた話

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こんにちは、現在中国深圳で働きながら生活する@sunaです。

実は昨夜パニック発作に突然襲われました。今はもちろんこうやって記事を書いてるので、元気になりました。パニック発作に至るまでの経緯とそこから感じたことを書きたいと思います。

パニック発作というのは病院で判明されたわけではなく、翌日自分で調べて、症状が似ていたのでおそらくそうだと判断しました。同様な症状は2度目で再発ですが、前回が2年前でそこまで頻繁におきているわけではないので、今後日常生活で気をつければ問題ないかと思います。

体の異変を感じてから病院へ運ばれるまで

事件は中国人の友達とマカオ旅行からの帰る道中、とあるレストランでおきました。

私たちは、マカオから船で深圳に帰った後、夕ご飯を食べに近くのレストランへ行きました。しかし、私は料理は注文したものの、運ばれてくる料理に食欲がでず、少し体の不快感を覚えたので、料理を少し口にした後、少し席で休んでいました。山を登った後のような息切れ、動悸など今まで感じたことのない、説明のしにくい不快感に自分でも何が起きているか分からなかったのですが、その時はきっと旅行で疲れているだけだろうと思っていました。

しかし、気分はよくならず不安が募り始めました。少しやばいなと感じ始め、ここは早く家に帰って休もうと思い、タクシーを呼びました。タクシーが到着し、席を立って帰ろうとした瞬間、三半規管を失ったように立ちくらみを起こし、意識が朦朧とし倒れそうになりました。そして呼吸が荒くなり動悸息切れが酷くなりました。また手の痺れも感じました。それを見た友達が、病院へ行った方が良いと言って、近くの緊急病院へそのまま連れてかれました。

自分はこのまま海外で死んでしまうかもしれないという不安

タクシーで病院へ移動中、今まで経験したことない自分の体の状態に恐怖を覚え、自分はこのまま中国で死んでしまうのかと思い始め、更に不安に襲われ、息苦しくなりました。海外でなんて死にたくない、死ぬ前に家族に会いたい、今覚えば大袈裟でヒステリックに聞こえますが、本当にそういうふうに考えてしまうほどでした。その時は過呼吸なような感じで、息を吸っても吸っても息苦しくてどうして良いのかわからずまさにパニック状態に陥っていました。

前日のイミグレミス事件

実は、前日ある事件があり、精神的肉体的疲労が溜まっていました。それは、マカオのイミグレーションのミスにより、もらえるはずの滞在許可書(入国日時とQRコードが書かれているだけの紙で、以後出国の際にも提示を求められなかったのでなぜこの紙ぺらがそんなに重要だったのかは今も謎)を発行してもらえておらず、その事にホテルのチェックイン時に気づきました。それが夜中の1時頃で、急遽近くの警察署に連れて行かれました。すぐに終わると思っていましたが、その後、警察署で事情聴取みたいなことをされ、どうやら私の入国に関する情報にミスがあるということが判明し、警察側も少し焦り始めました。そして、警察署から専用のバスにてイミグレ事務所まで連れて行かれました。いろんな海外へ行ってきましたが、イミグレでミスされたのはこれがはじめてでした。海外で警察の車に乗ったのも、お世話になったのもこれが初めてです。

とま長々となってしまいましたが、つまりイミグレ側のミスにより私は不法にマカオに侵入してしまっていることになっていたため、計三時間にわたる警察の拘束下にいました。拘束の精神的肉体的疲労、更にその際、友達が同伴してくれてたため、彼も巻き込んで迷惑かけているという精神的ストレスが更に加担されていました。

睡眠不足が重なる

ようやく、防犯カメラできちんとイミグレを通っていた私の姿が確認できて、紙を発行してもらい、ホテルに無事戻って来れたのが翌日朝3時。ベッドに入れたのが4時くらいですが、疲れすぎてて熟睡できずほぼ不眠状態で翌朝に突入。友達の旅行のプランに影響を与えたくなかったので、予定通り9時30分にホテルを出発し二日目の旅程を遂行しました。実は、その前前日もマカオ旅行のため、早めに起きていたため、睡眠不足が重なっていました。

溜まっていた感情が爆発

とはいえ、その時は、自分がパニック発作に陥っているとは考えもつかなかったので、病院で診察中、不安が更に高まるばかりでした。

まずは心電図を確認し、問題はないと診断。その後念の為血液検査をし、血液検査結果が出るまで一時間病院で待機することに。待っている間、更に不安が加速し、終いには足が震え出しました。

友達に待たせるのは嫌だったので帰るように言いましたが、「心配だから一緒にいる、大丈夫だよ心配しないで。」と優しい言葉を言ってハグをしてくれました。

その時、私は溜まっていた感情が爆発し、友達の前で泣き崩れてしまいました。そして泣いた後はスッキリし、呼吸も整いはじめ容態は落ち着きました。ちなみに人前で泣いたのは、社会に出てから人生で2回目くらいで滅多に人前では泣きません。

海外生活のストレスはチリも積もれば山となる

海外で働く、生活することはメリットもありますが、もちろんストレスもそれなりに伴います。ストレス発散方法は人によってそれぞれですが、私は気持ちを溜め込んでしまうタイプなため、ストレス発散がきちんと行えず、知らず知らずに蓄積させてしまい、こういった瞬間に限界に達し、爆破させてしまいました。

二年以上も母国に帰れていないことのストレス、上司への不満、会社への不満、自己嫌悪、外国語が聞き取れない思うように伝えられないストレス、将来の不安、さまざまなストレスを抱え込み、発散できずに溜めてしまっていたのではないかと思います。

信頼できる友好関係を

私がこの経験で伝えたいもう一つのことは、海外生活での友情についてです。発作を起こした時、イミグレ事件の時、ずっと付き添ってくれた中国人の友達の存在は忘れられません。とにかく感謝です。きっと彼らがいなかったら不安で症状がひどくなっていたかもしれません。彼らは私の異常な状態にもパニックにならず、冷静に私を落ち着かせようとしてくれました。そういった友達にこの国で巡り会えたことは、恵まれていたなと感じます。この事件をきっかけに彼らとは信頼という絆で結ばれた気がします。彼らはもちろん日本語も喋れません。私たちはどのように仲良くなったかというと、ダンスという共通の趣味です。私自身、あまり人とコミュニケーションをとることが上手ではないですがスイングダンス(Swing Dance)を始めよう!」の記事で書いているようにダンスというコミュニケーション方法で、海外でもこのような信頼できる友達を作ることができました。

海外生活ではストレスコントロール、信頼できる友達は必要

まとまらない文章になってしまいましたが、つまり言いたいことは、ストレスを溜め込まないというのは当たり前ですが、溜め込んでいる、自分の変化に気づくことが大事だと思いました。また、信頼できる友達はやはり大事です。言うは簡単ですが、海外でそういた友達を作るのは簡単ではありません。私はそういった大切な友達の存在にこの経験で気づけたことが大きな発見でした。

幸い私の症状は軽く、日常生活に支障をきたすほどではないですが、このような事は海外生活している人では結構起こりうるのではないかと思います。パニック発作は肉体的な疲労だけではなく精神的な要因が大きいため、通常の病院へ行っても、私のようにきちんと診断されることは少ないでしょう。私の場合も、病院ではきちんとした診断はされず、翌日自分の症状がなんなのか知りたくてネットで調べて分かりました。特に私みたいな性格の人はご注意ください。起きてしまっても落ち着いてください。しっかりと何が起きているかを自覚できれば不安になることはありません。

あとイミグレのミスには気をつけた方が良いです。海外ではこういったありえないことが起こります。マカオに行く際は気をつけてください。