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ベトナム・ハイフォン名物の麺料理 「BÁNH ĐA CUA」

現地名:Bánh Đa Cua
発音:ばいんだー・くあ
日本語名(読み):カニ麺

Bánh Đa Cua(バインダー・クア)は、ベトナム北部ハイフォン発祥の蟹米粉麺料理。淡水ガニの蟹味噌と豚リブで取った濃厚スープに、幅広い赤茶色の米麺を合わせ、揚げ肉団子や空芯菜をトッピング。ベトナム麺料理の中でも個性的な一杯。

発祥・地域
ベトナム・ハイフォン(北部)
辛さ

主要食材

  • 蟹味噌(淡水ガニ)
  • 蟹の身
  • 豚リブ
  • 米粉麺(バインダー:幅広タイプ)
  • 揚げ肉団子(豚肉+キクラゲ+香味野菜)
  • ベテルリーフ(葉巻き)
  • 空芯菜(Morning Glory)
  • エシャロット
  • 青ねぎ

Bánh Đa Cua(バインダー・クア) とは?

Bánh Đa Cua(バインダー・クア) は、ベトナム北部・ハイフォン発祥の蟹米麺料理。淡水ガニの蟹味噌と豚リブでとった旨味たっぷりのスープに、幅広の赤茶色米粉麺を合わせます。揚げ肉団子や空芯菜のトッピングが特徴で、フォーやブンボーフエとは異なる個性を放つ一杯です。

特徴・作り方のポイント

  • スープ:この料理に使われる小ガニは、ベトナムの米畑に生息し、若い米を食べて育つため栄養が豊富。蟹味噌や蟹の身を煮込んだ蟹汁と、豚リブの出汁を合わせることで、濃厚かつ深みのあるスープに仕上がります。
  • :赤茶色の幅広米粉麺「バインダー」を使用。もちもち食感が魅力。
  • トッピング
    • ベテルリーフで包んで揚げた肉団子(豚肉+キクラゲ+エシャロット)
    • 空芯菜(Morning Glory)
    • 青ねぎや香草類

味わい

蟹味噌のコクと豚骨の旨味が合わさり、濃厚なのに後味はさっぱり。肉団子の香ばしさと空芯菜のシャキシャキ感が加わり、食べ応えのあるバランスの良い味わいです。

起源・地域

ハイフォンwikipediaより

Bánh Đa Cua はハイフォン(Haiphong)の名物料理。港町ならではの蟹を使った麺料理で、地元では朝食から昼食に広く食べられています。

簡単な作り方(家庭版)

  1. 蟹味噌・蟹の身・豚リブを煮込んでスープを取る。
  2. 米粉麺(幅広タイプ)を茹でて器に盛る。
  3. 揚げ肉団子(豚肉+キクラゲ+香味野菜をベテルリーフで巻いて揚げる)をトッピング。
  4. 空芯菜や青ねぎを加え、スープを注いで仕上げ。

ハイフォン/ホーチミンで食べられる店

  • Quán Bánh Đa Cua Bà Cụ(ハイフォン):老舗で地元民に大人気。
  • Bánh Đa Cua Di Liên(ホーチミン):北部出身者が営む専門店。旅行者も訪れやすい。

日本で食べられる場所

  • ハノイのホイさん(東京・高田馬場):ベトナム北部料理を中心に展開。バインダー・クアを提供する希少店。
  • ベトナム料理店ロータスパレス(東京・赤坂):蟹麺料理の特集で限定的に提供される場合あり。

よくある質問(Q&A)

Q1. フォーやブンと何が違う?
A. 麺の種類とスープ。フォーは平打ち米麺+澄んだ鶏スープ、ブンは丸麺、バインダー・クアは赤茶色の幅広麺+蟹味噌スープです。

Q2. 辛い?
A. 基本は辛くありません。卓上の唐辛子や調味料で調整します。

Q3. ベテルリーフって何?
A. 東南アジア原産のツル科植物の葉。香りがよく、肉を包んで揚げると独特の風味が出ます。インドでは薬用植物としても利用されています。

Q4. 麺が赤茶色なのはなぜ?
A. ハイフォン名物の幅広麺「bánh đa đỏ」は製造時にガック果(gấc)の色素煮詰めた赤糖/カラメルなどを少量加えて染めるため、赤〜赤褐色になります。日干し工程で色味がさらに深まるのも特徴です(店や工房によって配合は異なります)。