「中国に住んで良かった5の事」にも書きましたが、中国にはお茶系ドリンクが豊富です。見本でも最近ブームが再来しそうなタピオカミルクティーですが、中国にはミルクティーといっても色々な種類があります。
この記事では、5年間中華圏に住んでいた事のある筆者sunaが、中華圏(香港、台湾、中国)で日常的に飲んでいた飲み物から、旅行先で出会ったユニークな飲み物まで、病みつきになる中国のお茶系ドリンク9選をご紹介します。今後日本でブームになるかもしれない、ドリンクを先取りチェックしよう!
全部知っていたら、かなりディープな中華圏マニアです!
水果茶(Shuǐguǒ chá)|フレッシュ果実入りフルーツティー

夏場におすすめなドリンク。最近日本でも中国系のドリンクチェーンが進出し、ますます話題性のある飲み物です。
水果茶とは?
「水果」とは、中国語で果物を意味し、果物を煮出したり、ペレットや生果実を合わせて作る甘いお茶系ドリンク。洋梨やオレンジ、バナナ、山査子、ココナッツなどバリエーション豊富で、若い層に人気。飲みやすく初めてでも挑戦しやすい。気分を落ち着かせる、美容によいとされる面も語られ、夏場の定番として親しまれている。
どこで飲める?
中国のティースタンド全般で飲めます。日本は中華物産店や通販で茶葉ミックス入手可。
冬瓜茶(dōngguā chá)|黒糖香×さっぱりの台湾ドリンク

こちらは台湾で季節問わず年中飲んでいた飲み物。「冬瓜」は“トウガン(ワックスグourd)”、“茶”はお茶。=トウガンを甘く煮出したお茶。
台湾で多く見かける飲み物で、一種の果物ドリンクとされています。独特な味がして、台湾では一般的に飲まれている飲み物。安価に作れるため、多くの家庭やドリンクスタンドで提供されています。
中国では、冬瓜茶は体温をさげ、減量を助けると言われており、しばしば痩身茶とも呼ばれています。台湾に行った際にはぜひトライしてみたいドリンクです。
どこで飲める・買える?
台湾、中国のコンビニ、スーパーで売ってます。日本では、楽天などでも販売されています。
凉茶(Liángchá)|広東・香港のハーバルティー

「凉」は中国語で“涼しい/熱を冷ますという意味で、ハーバルティーとも呼ばれ、中国の広東省、香港、マカオ等で多く飲まれる飲み物。伝統的な中国の健康理論に基づいて、長期的な病気の予防と健康管理の過程で、現地の気候、水、土壌の特性に基づいて作られる一種のハーブティーです。漢方薬を原料としており、解熱、解毒の作用があり、体液の促進、渇きを潤す、消火、除湿などの作用があり、人々の日常生活に寄り添う飲み物です。 これには、摂取量の制限や医師の指導を必要とせず、人々に毎日飲むよう指導するための特別な用語が含まれています。茶と呼ばれていますが、実は実はお茶は入っていません。
どこで飲める・買える?
中国広東省(深圳、広州)の涼茶舗やコンビニでも手に入ります。日本は「王老吉(凉茶)」缶など物産店/通販で購入できます。
柠檬茶(Níngméng chá)|搾りたてレモンティー
中国語ピンイン: Níngméng chá

「柠檬」は中国語で“レモン”の意味。少し前に、中国でレモンティーブームが起き、爆発的にレモンティースタンドが増えたなんてことがありました。
基本的には、生のレモンを絞り、紅茶、氷砂糖を混ぜて作られます。中国では、搾りたてレモンティースタンドが流行っていて、夏の暑い日のよく飲んでいました。とてもフレッシュでレモンの香りが芳醇で夏バテしそうな体を癒してくれました。レモンという日本で言うと黄色のイメージがありますが、アジア圏でレモンは一般的に緑のグリーンレモンが使用されます。

売られているレモンティーにはいくつか種類があり、タイ式レモンティーや香港式レモンティーなど、さまざまな種類が売られています。
特に、中国大陸では中国南東部で生産され、常に希少な茶品種「鴨屎香」茶葉を入れた、「鴨屎香柠檬茶」と呼ばれるレモンティーが人気。さまざまなレモンティースタンドブランドからこの商品が発売されていました。
「鸭屎香」は鳳凰単叢の烏龍茶品種名(“アヒルの糞の香り”という俗称だが芳香のたとえ)、「柠檬」はレモン、「茶」はお茶。=高香ウーロン×レモンのアレンジティー。
中国へ行ったら是非試してみてください。
どこで飲める・買える?
レモンティースタンド多数。日本はレモンティー専門店/ティーバッグで代用。
酥油茶(Sūyóu chá)|チベットの塩バター茶

チベット旅行に行った際に初めて衝撃を受けた飲み物。ミルクティーは甘いという概念を覆す飲み物でした。「酥油」は中国語で“バター “を意味します。
酥油茶は、チベットで一般的に飲まれる特色的な飲み物で、チベットの主食「ツァンパ」を練るのに使われ主食として飲まれる事もあります。多く、寒さをしのぎ、心をリフレッシュし、喉の渇きを潤す働きがあります。標高の高い乾燥したチベットの気候で失われがちな水分、脂肪分、熱量と塩分を効率的に補給することができ、また高山病にも効くとされており、チベットの食卓には欠かせません。
バター茶とも呼ばれ、見た目はミルクティーに似ていますが、バターが含まれるので通常のミルクティーよりも重く、塩分が含まれるので一杯飲むだけでお腹に溜まります。
どこで飲める・買える?
現地チベット、中国のチベット系カフェやチベット料理店。日本では、茶葉+バターで簡易再現可能です。
甜茶(Tiánchá)|チベットの甘いミルクティー
中国語ピンイン: Tiánchá

こちらもチベットで一般的に飲まれるミルクティー。チベット語で「チャンガーモ」とも呼ばれています。乳白色で不透明で少しとろみがあり、ミルキーな香りが強く、イギリスのミルクティーに似た味わいです。甜茶の起源については諸説あります。 イギリスがチベットに侵攻したとき、チベットに甘いお茶を飲む習慣が残ったと言う人もいれば、インドとネパールでは甘いお茶を飲むのが一般的であるため、その影響を受けたという人もいます。甜茶は彼らをもてなすために使用され、今ではチベット民の生活に欠かせないものとなっています。
酥油茶と異なり、こちらは甘いミルクティー。初めてチベットを訪れる観光客は、塩っけのあるミルクティーより飲みやすく、甜茶を好む人が多いです。一般家庭で飲まれる酥油茶に対して、こちらは茶馆と呼ばれるお茶屋さんで、おしゃべりしながらゆったりと時間を過ごして飲まれます。
鴛鴦茶(Yuānyāng chá)|ミルクティー×コーヒー

香港、広州へ旅行へ行った際に必ず飲んでました。
香港発祥のドリンクで、香港の喫茶店の定番メニュー。ミルクティーにコーヒーを混ぜたドリンク。鴛鴦とはおしどりを意味し、全く異なるものが混じり合うという意味でこの名前がつけられたそう。お茶には、紅茶がよく使用され、ミルクには、エバミルク(無糖練乳)がよく使用されます。
香港スタイルのカフェ「茶餐厅」で提供されます。中国の広東省でもよくこの飲み物を見かけます。配合比率は、7 紅茶 3 コーヒーが良いとされていますが、お店にもよって少し異なるようです。お茶とコーヒーというと、日本では別で飲む飲み物だという印象がありますが、飲んでみると不思議と馴染んで癖になる人も多いようです。甘いコーヒー好きなら結構ハマるかもしれません。
どこで飲める・買える?
香港のカフェや中国にある茶餐廳で飲むことができます。日本は香港系カフェや自作キットで。
杏仁茶(Xìngrén chá)|北京由来のアーモンドドリンク

台湾に住んでいた際に時々飲んでました。
台湾、香港、中国大陸で飲まれる飲み物ですが、それぞれ独自な飲まれ方をします。古代中国の記録によると、アーモンドを美容に使うことが宮廷で盛んに行われており、北京杏仁茶は宮廷から民衆に伝わり、飲み物としてではなく食べ物、デザートとして食されています。原料として、大きな銅製の鍋で沸騰したお湯で煎じ、アーモンド、ピーナッツ、ゴマ、バラ、キンモクセイ、レーズン、クコ、チェリー、砂糖、等10種類以上の物を合わせて咳や喘息を和らげ、便秘を解消するとされています。
香港では、糖水としてデザート感覚で食べられます。台湾では、朝ごはんにお湯を入れて体を温めるために飲まれるようです。
パウダー状のものが売られているので、杏仁豆腐が好きな友達へのプレゼントとしても喜ばれそうですね。
どこで飲める・買える?
台湾、香港、中国のスーパーマーケットで販売。日本なら、通販の杏仁粉が手軽👇
锅茶(Guō chá)|内モンゴル式のミルクティー

内モンゴルへ行った際に、出会った衝撃的な飲み物。
モンゴル人にとって、欠かせない飲み物、モンゴル式ミルクティー。
「锅茶」とは「锅」鍋を意味し、鍋のお茶、鍋を使用して伝統的な方法で作られるミルクティーです。鍋を温め、バターを入れて、モンゴルでは高級食材とされている「干し牛肉」、干した粟、チーズ、干牛乳の皮などを投入し最後にミルクティーを入れて鍋で調理しながら作られます。こんなミルクティーも世界には存在するんだと、初めて飲んだ時は衝撃的でした。
実際に筆者が飲んだ時の、実際に作っている映像です。
どこで飲める・買える?
モンゴル現地、中国のモンゴル料理店の特別メニューなど。
まとめ
中華圏のお茶系ドリンクは、甘い果実系から塩味・薬草系まで幅が広く、土地の気候や生活文化が映し出されます。旅行先ではローカル店で、日本だったら、アジアンスーパーや通販でも実は購入することができるものもあります。好みや体調に合わせて、自分だけの“推しの一杯”を見つけてみてください。










