中国で生活していた、というとよく聞かれるのは、「実際、暮らしやすいの?」という質問。
正直、日本人の中国に対する印象は良くはありません。筆者も少なからず、そのような印象を抱いておりました。しかし、実際に住んでみると「割と住みやすいかも」ということ。日本よりも良い点がありますし、便利だなと思う点も多くあります。
この記事では、筆者@suna が3年間中国へ住んでみてわかった、中国へ住んで良かったことを10ポイントにまとめてみましたので、これから中国駐在を予定している、留学したい、現地で働きたいと考えている方は参考ください。
公共交通費が破格

中国は公共交通機関が格安です。日本では、東京メトロの初乗り運賃は、1~6kmの区間で180円に対して、中国では60円、**やく3.4倍も日本より安くなっています。それもそのはず、中国と日本の平均年収を比較しても中国の平均年収は1/2倍ほど。

また、中国には、「高铁」よばれる中国の新幹線が発達しており、上海から、北京までで、11,408円〜からと日本の新幹線と比較しても値段はかなり格安。さらにこの高铁がすごいのが、時速200~350kmという新幹線並みの時速で走行し、主要都市だけでなく、比較的小さな都市にも走っていること。また、毎日数多くの便が運行されており、スケジュールに合わせやすい、柔軟な交通機関。筆者も中国国内を旅行する際はよく利用していました。
全てオンラインで完結

中国はオンラインショッピング(EC)が発達しており、全てオンラインショッピングで購入ができます。天猫、淘宝、东京、と色々なプラットフォームがありますが、筆者が一番よく利用していたのは、「淘宝」でした。購入したら、数日で届く物流のスピード感も驚きですが、一番の驚きは、チャット応答でした。どのショップでもチャットでの応答機能があり、質問すると数秒で返ってきます。このスピードの速さが中国の成長スピードにつながっているんだなと感じました。
応答の速さはAIなどの導入の恩恵もありますが、多くのショップがカスタマーサポートは外注しており、質問すれば、24時間いつでも質問に答えてくれます。
デリバリーが超便利

タイパ、コスパ共に優れているのがデリバリー。中国ではECの発達とともに、デリバリーも発達しています。日本でデリバリーというと、食事などのデリバリーがメインですが、中国はほぼ何でもデリバリーで注文することができます。食べ物以外にも、薬、日用品、ミルクティー、食品などなど営業している店舗から届けてくれます。だいたい30分くらいで届けてくれ、夜中でも注文すると届けてくれます。
光熱費が安い

中国の光熱費は日本と比べて安いです。筆者が生活していた感覚ですと、1人ぐらしで光熱費はだいたい、4,500円くらいでした。(電気、水道代込み)なので、2倍くらい安い印象でした。
家賃に関しては、正直住む都市、場所によって変わってきます。
こちらの記事で、中国でのお得な賃貸の探し方について解説しています。
日本でも、プロパンガスよりも都市ガスが安いのと同じで、中国も公共のガスや電気を使用すると光熱費をさらに安くすることができます。商用のガス、電気を使用した時とべると、二倍くらい違うので、さらに光熱費を安くしたいと考えているなら、公共ガス、電気を供給している賃貸を探すのがおすすめです。
待ち時間不要。オンラインで注文
中国では、ほとんど注文はQRコードで行います。注文も並ぶ必要なく、QRコードで注文したら、注文した商品ができたらお知らせしてくれます。
家にいながら実店舗の注文を注文することができ、あとは時間になったら取りにいくだけなので、待つ時間を無駄にせず、有効的に使うことができます。
タクシーが安い

中国では、タクシー代金は1km 2.5元 (50円)ですが日本では、普通車ですと平均1km 400円 ~と8倍も安くなっています。なので中国で終電逃した際や、疲れた際は割とよくタクシーを利用していました。
日本にはないドリンクスタンドが美味しい。

ミルクティー、レモンティー、豆乳ティー、フルーツティー中国にはお茶系ドリンクが充実しています。特にミルクティー中国に行ったらマストで試して欲しいです。
最近は、レモンティーが流行っていて、レモンティーのドリンクスタンドが増えています。
その中でも、レモンティーに野菜を入れる自然系レモンティーが流行っていて、さっぱりした独特な味わいはクセになります。
マッサージが安い
他の東南アジアの国と比べたら少し高めでですが、日本と比べマッサージは比較的安いです。だいたい一時間2500円くらいでした。
花粉症に悩む必要なし
日本の3月~5月、多くの人が悩まされているのが花粉症。しかし、中国に住んでいたときは、花粉症に悩まされることはありませんでした。日本に住んでいる中国人の友達も中国にいた時には花粉症に悩まされることはなかったと言っていました。おそらく人や行く場所にもよるかと思いますが、日本ほど花粉が飛んでいないのかと思います。そして面白いことに、中国に行って大気汚染に晒されて鼻が強くなったのかわかりませんが、帰ってきてからは花粉症の症状が軽くなりました。
ちなみに、余談ですが大気汚染の影響なのか中国に住んでいると鼻毛の伸びが速くなります。
山好き必見!自然を楽しめるスポットが多い。

正直、中国の都市部は、どこへ行っても同じ雰囲気です。しばらく中国に住んでいると、「前も見た感じだな。この感じあそこの都市も同じだったなー」と言う既視感が強くなってきます。
上海はおしゃれで国際的という印象がありましたが、実際行ってみるとそう感じるのは中心部の一部だけで、他は他の都市と同様な雰囲気だなと感じました。
なので、「中国でおすすめの場所は」と聞かれたら、筆者ならこう答えます。
「山!」
実は、中国というとネイチャースポットが豊富なんです。そして日本では見られない、中国独特の山があります。
中国の地形は、西に山脈が多くて東に平地が広がる「西高東低」で構成比は、山地が33%、高原が26%、盆地が19%、平原が12%、丘陵が10%と、広大な領地に、山地が多く広がっているというのがわかります。また、「五岳名山」「黄山」「峨眉山」など有名な「山の観光地」もあり、世界遺産に登録されている山も多くあり、標高4,000mを超える山も多くあります。
そして、そういう地域には中国の少数民族や山岳民族が住んでおり、中国の文化も一緒に体験できます。
正直、筆者は中国へ来る前はそこまでアウトドア系の人間ではなかったのですが、中国へ行ってからアウトドアにハマりました。なので、登山、ハイキング好きは中国はおすすめです。
麺好きは嬉しい!麺料理の種類が豊富!

中華料理というと、円卓で大人数で食べるレストランが多い印象ですが、おひとり様向けのお店も充実しています。そんなお一人様でも食べれるお店は麺料理系のお店が多く、麺系のチェーン店も豊富です。
麺料理といっても、さまざまあり、刀削面、米线、拉面などさまざまな面があり、面好きにはたまらないでしょう。ぜひ中国へ行ったら自分の好きな麺料理を探してみてください。