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フォーだけじゃないベトナム麺料理10選|味の特徴・選び方ガイド

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ベトナムの麺料理は、主食であり、朝の始まりであり、街の鼓動です。屋台の鍋から立ちのぼる湯気、山盛りのハーブ、卓上のライムと魚醬——どの町にも“その土地の一杯”があります。

ベトナム麺料理とは?

麺の素材は大きく米麺(平たいPho/丸いBún)小麦麺(Mì)米+タピオカ(Hủ tiếu)。麺料理の名前から使われている面の種類がわかります。

出汁の種類は、透明感のある出汁、蟹とトマトの旨酸、レモングラス香る辛旨、タレで和える汁なしなど、同じ“麺”でも表情は無数。現地の価格はローカルで2〜7万VNDほど(観光地は上振れ)で、お手頃価格で気軽に旅の合間に食べれます。この記事で紹介する麺料理は、ベトナムのどこでも食べられる定番麺料理です。旅先で選ぶ際に参考ください。

ベトナム麺料理の奥深さ

ベトナム麺料理の奥深さの鍵は出汁・麺・香りの三位一体。牛骨や鶏から引く澄んだスープは脂っこくなく、後口が軽いのに滋味があります。麺は平麺Phoのつるみ丸麺Búnの軽さフーティウの弾力ミーの噛みごたえと、面によって口当たりが違います。そこに生ハーブ(バジル、ミント、ドクダミ)やライム、生唐辛子、ニンニク酢を“あと乗せ”して、自分好みに仕上げる文化があるから、同じ店でも二度と同じ味にならない楽しさがあるのです。さらに、汁あり(nước)/汁なし(khô)/つけだれという食べ方の幅、具材の部位指定(薄切り・つみれ・内臓)まで含めると、バリエーションは一気に広がります。

南から北へ:地域で変わる味の傾向

ベトナム麺料理は地域によって味が異なります。南部(ホーチミン〜メコン)はほんのり甘旨。具だくさんで、フーティウや汁なし和えが人気。中部(フエ・ダナン・ホイアン)は香りと辛味がくっきり。レモングラスや発酵調味がアクセントになり、ミークアンやブンボーフエがそれを体現します。北部(ハノイ)は澄んだ出汁が主役。素材の香りを尊ぶ仕立てで、フォーやブンモック、ブンチャーが朝の街角を彩ります。旅のルートに沿って一杯ずつ味の軸が変わる——それがベトナム麺の醍醐味です。ベトナムへ行ったら、ぜひ各地域の味の違いを体験してみてください。


定番のベトナム麺料理10選(地域・味・辛さつき)

Pho(フォー)

ベトナム料理と言ったらまずはフォー(Pho)。北部発の平たい米麺です。澄んだ鶏・牛だしでやさしい旨味が広がります。朝食に合い、辛さは卓上で調整できます。

発祥地域:北部→全国 :透明感、清涼なハーブ 辛さ:★0/5

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Bún riêu(ブンリエウ)

田蟹だしとトマトの旨酸が軽やかな一杯です。暑い日にさっぱり食べやすく、辛さは控えめ~微辛程度です。

発祥地域:北〜北中部→全国 :蟹のコク、トマトの酸味 辛さ:★1/5

Mì xào(ミーサオ)

小麦(卵)麺の炒め麺です。海鮮や牛肉、野菜など具を選べます。全国で親しまれ、辛さは卓上チリで調整します。

発祥地域:全国 :香ばしい炒め、甘醬油〜オイスター 辛さ:★0–1/5

Bún thịt nướng(ブンティットヌン)

炭火焼き豚をのせた汁なしブンです。甘酸っぱいタレと香草が爽やかに香ります。南部発で辛さはお好みです。

発祥地域:南部中心→全国 :香ばしさ、甘酸と香草のバランス 辛さ:★0–1/5

Hủ tiếu(フーティウ)

米+タピオカ麺のコシが特徴です。南部で定番のほの甘い澄んだ出汁で、汁あり/和えの両方を選べます。

  • 発祥地域:南部(メコン〜HCM) :透明でほの甘い出汁、軽いコク 辛さ:★0/5

Cao lầu(カオラウ)

ホイアン名物の太麺です。甘旨だれと香草、揚げ麺の食感が楽しい一杯です。辛さは控えめで現地でぜひ味わいたいです。

  • 地域:中部(ホイアン) :甘旨だれ、食感コントラスト 辛さ:★0–1/5

Mì Quảng(ミークアン)

ダナン〜クアンナムの少スープ和え麺です。ターメリック色の麺にピーナッツと煎餅が香ばしく、軽い辛さで頂けます。

  • 地域:中部 :濃いめの出汁を絡める、香ばし 辛さ:★1/5

Bún chả(ブンチャー)

ハノイ名物の“つけ麺風”です。炭火焼肉を甘酸っぱいつけだれに浮かべ、ブンをくぐらせて食べます。辛さはお好みです。

地域:北部(ハノイ) :香ばしさ×甘酸の調和 辛さ:★0–1/5

Bún bò Huế(ブンボーフエ)

中部フエの辛旨牛骨スープです。レモングラスが香り、太ブンで力強い味わいです。中辛程度で満足感があります。

地域:中部(フエ) :コク、芳香、ピリ辛 辛さ:★3/5

Bún mọc(ブンモック)

豚つみれの澄んだ出汁がやさしい北部の定番です。朝に最適で、体調がゆらぐ日にも食べやすい一杯です。辛さはゼロです。

地域:北部 :澄んだ豚だし、きのこの香り(店により) 辛さ:★0/5

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かんたん比較(タイプ別)

  • サッパリ系:Pho/Hủ tiếu(nước)/Bún mọc
  • 旨酸系:Bún riêu
  • 爽やか系 辛旨レモングラス:Bún bò Huế
  • 汁なし・和え:Bún thịt nướng/Mì Quảng/Mì xào/Hủ tiếu khô
  • つけ麺:Bún chả

現地で役立つミニガイド

  • 卓上“追い味”の流儀:まずはそのまま一口→ライムを搾る→辛さと塩気を少しずつ。入れすぎは味がぼけます。
  • 声かけの定番:量少なめ=ít、辛さ控えめ=ít cay、香草抜き=không rau mùi。汁あり=nước、汁なし=khô
  • 迷ったら「地域の名物×時間帯」で選ぶと外しにくい。朝は軽い出汁系、昼は蟹トマトや和え麺、夜は炒め麺や辛旨で満足度◎。

まとめ

ベトナム麺の魅力は、素材の旨味を生かした出汁口当たりの異なる麺ハーブと調味で仕上げる自由さにあります。そして、南の甘旨・中部の香り辛・北の澄み出汁という地域の個性が、旅の一杯を“その土地の記憶”に変えてくれます。最初は定番のフォーを楽しみ、ブンボーフエで香りと辛味、フーティウで南部の軽やかさを楽しんでみてください。あなたのお気に入りの一杯が見つかるはずです。