ホーチミンのFine Arts Museum は、アート好きなら、絶対見逃せないスポットの一つです。場所は、ベンタンマーケットから歩いて5分ほどの場所にあり、1区の中心街にあるので観光ついでに立ち寄ることができます。
この美術館では、絵画をメインとした、ベトナムを代表する何千もの代表的なアート作品に触れることができます。そして、なんとこの美術館VND10,000 (50円)と、ほぼ無料同然なので、ショッピングで散財してしまった後のお財布に優しい美術館です。
美術館の歴史 – The history of Saigon Fine Arts Museum
Art of work とも称される、現在美術館として利用されているコロニアル様式の黄色い建物は、フランス人建築家 Riveraによって1929年にデザインされ、1934年に完成されました。その後、1987年に、美術館として国有化されるまでは、中華系の富豪によって所有され住居として、オフィスとして利用されてきました。ベトナムのコロニアル様式とは少し異なった中国の建築様式も取り入れた中華コロニアル様式は、この建物の見所の一つとなっております。美術館を構成する3つの建物内には、ベトナム国内だけでなく、アジア各国のベトナムの歴史に重要な影響を与えた芸術家達の作品が部屋の隅々まで展示されています。
作品 – work
4世紀頃から現在に至るまでの、ベトナムの歴史に大いに影響を与えたアーティスト達の、油絵、彫刻、漆器、陶芸、木彫、ラッカーペインティングといった様々な作品。また、7世紀~14世紀のベトナム少数民族チャム族のアート作品などが展示されています。
特にベトナムのラッカーペイント作品は見逃せないベトナムのアート作品の一つです。歴史上からフランスや中国などから大きく影響を受けた、ベトナム独特のラッカーペイントを見ながら、ベトナムのアートの歴史に触れることができます。
美術館の建物自体の魅力
外観だけでも美しい美術館ですが、アート作品を見ながら建物内を、観察して見ると、色々な魅力に気付かされます。アイアンの螺旋階段、建物内で何種類も使われているベトナムタイル、窓に多く使用されているステンドグラスの精巧な柄。昔のレトロなエレベーター。改装されず全て建てられた当時の状態のまま残されており、まるでここだけ時が止まってしまったかのような、錯覚に陥ります。ついつい写真を撮りたくなってしまう見どころが盛り沢山の館内には、観光客だけでなく、ローカルの子達も多く訪れます。ここは、ホーチミン市内の有数の写真スポットとしても、ホーチミン子達にも愛されている場所なのです。
こんな人におすすめ
アート、インテリア、工芸、建築に興味がある人 。1区でのショッピングに疲れた人。
写真が好きな人。
訪れる際のヒント – Tips to visit
館内は、エアコンが完備されておらず、また時とき団体客で賑わう場合があるので、涼しい午前中の早い時間へ行くことをお勧めします。
所要時間 – Time to see
2時間。エアコンが効いていないこともあり、2時間以上居ると結構しんどいです。ただ、展示している作品数が多いので、全てしっかり見ようとすると、3時間は必要だと思います。
入場料 – Admission Fee
10,000/ 大人; 3000/ child.
Address:
97 A- Pho Duc Chinh, District 1, Ho Chi Minh City
TEL:
(08) 38-294-441