PR

ベトナム風なアジアンインテリアとは?

 本ページはプロモーションが含まれています。

こんにちは。アジアン、エスニックなものが大好きなsunaです。

筆者はもともとインテリアが大好きで、ベトナムのフレンチコロニアルスタイルの建築巡りをしたり、美術館や、インテリアショップ、カフェ巡りをしながらベトナムのインテリアについて個人的に研究していました。

古いフレンチコロニアル建築を活用したカフェ①
古いフレンチコロニアル建築を活用したカフェ②

この記事では実際にベトナムへ住んでいたことがある、筆者がベトナム風な空間、アジアンなおしゃれな空間にするのに最適なインテリアや雑貨を、ベトナムのインテリアの特徴を説明しながらご紹介します。

ベトナムの建築と歴史

ベトナムのインテリアや建築物は、ベトナムの歴史と大きく関係してきます。歴史を遡ると、ベトナムは何世紀にもわたり中国に占領されてました。 これにより、中国のデザインと建築が中国に大きな影響を与えるようになりました。今でもベトナムで 塔、寺院、その他の中国の伝統的な建造物を見ることができます。ホーチミンには、ホーチミンの華人が多く住み、チャイナタウンと呼ばれる地区もあります。

その後、1800 年代半ばにフランスに占領されフランス人が渡来しました。フランス統治時代には、バインミーを生み出したバゲット等食文化だけでなく、都市に西洋風のコロニアルスタイルをもたらしました。今でもベトナムではこのようなコロニアルスタイルの建物が多く残されています。ベトナムが東洋のパリと言われるのがこの所以です。これらのコロニアルスタイルの建物は主に企業や政府機関に使用されていましたが、住宅にもある影響がありました。そして、ベトナムでは「インドシナスタイル」が広がり、今でも多くのホテルやレストランなどでこのスタイルが取り入れられています。

ベトナムのインテリアの特徴

西洋と東洋の建築美が融合したインドシナスタイル

ホーチミンにあるインドシナスタイルのカフェ
ホーチミンにあるインドシナスタイルのレストラン

ベトナムの多くの商業施設で取り入れられているスタイルにインドシナスタイルというものがあります。インドシナとは、フランス植民地占領中にフランスがベトナムの国を表すために使用した名前を指します。 この時代に、ベトナムとフランスの建築が融合した建築スタイル「インドシナスタイル」が生まれました。 このインドシナスタイルは、東洋と西洋の両方からインスピレーションを得て生まれた東洋と西洋の混じり合ったスタイルが特徴的です。特に、竹、シダ、蘭、ラタン、ヤシの木などのトロピカルな素材をモチーフに、大胆な黒と白の配色に、天然木のアクセントが施されたり、 繊細な金属細工を模倣した、華やかな木製の格子細工や、高い天井、アイアンの窓枠、ダークウッドのモールディング、大理石の床を備えたエレガントといった西洋の要素も取り入れられました。

インドシナスタイルがインテリアに取り入れられている代表的なホーチミンのホテルはマジェスティックサイゴンです。そのほか、ホテルやレストランでインドシナスタイルのインテリアを見ることができます。

自然との調和を目指すバイオフィリックスタイル

ベトナムは、メコンデルタの豊かな熱帯の緑、水田、山々に恵まれています。南部は一年中を通して暖かく、風景や植物の色は鮮やかで、ファッションにもその影響があり、ベトナムらしい日本にはないようなカラフルなデザインが多く見られます、芸術作品や建築物もそれを反映しています。特にベトナムのインテリアでは、自然素材、外気を取り入れる半内部、伝統的な工芸品や風景写真を装飾に使用したりとバイオフィリックデザインが多く取り入れられています。ベトナムでは、竹や水牛の角を使ったものがカトラリーには使われており、飲食店でもよく見かけます。よく見かけるシーグラスのバスケットは、植物を入れたり、小物入れ、洗濯物入れにして使ったりと様々な用途で使用できます。インテリアに取り入れるだけでアジアンな雰囲気になります。

ベトナムの自然素材を使ったインテリアアイテム

ベトナムの水牛の角カトラリー

シーグラス

伝統工芸品と天然素材

ベトナムの人々は、竹の床、絹で織られた衣服、水牛の卵の殻や漆で丹念に手作りされた芸術作品など、簡単かつ容易に入手できる伝統的な方法と材料を使用し、複雑なスキルを組み合わせた工芸品を開発してきました。ベトナムは刺繍も有名で、ベトナム人が手が器用と言われる所以でしょう。ベトナム北部の山岳民族モン属が作った刺繍のクラフトもベトナムでよく見かけます。クッションカバーやタペストリーにすると、エスニックな雰囲気が漂います。また、ホイアンで作られたランタンは有名で、日本のベトナム料理屋さんでもよく見かけます。部屋の雰囲気を一気にベトナム風にしてくれます。

ホイアンのランタン

ベトナム民族モン属の刺繍クラフト

ベトナム漆器

ベトナムの漆はベトナムの古都フエから広まったとされています。古くから宮殿などの建物の塗料に
漆を使って
いた歴史もあり、今でも一般の家庭では漆器が多く使用されています。

ベトナム陶器とタイル

中国との関係が深いベトナムには、何世紀にもわたる陶磁器の歴史があります。 特に北部のバッチャン焼、南部のソンベ焼きは有名で、その温かみのあるデザインは海外でも多くのファンがいます。ベトナム料理屋さんへ行くと、バッチャン焼きやソンべ焼きの陶器がよく使用されています。

またベトナムの建築ではフランスの影響もありよくインテリアにもタイルが使用されます。タイル張りの表面は、耐久性があり、掃除が簡単で冷却効果があるため、至る所でタイルが使用されているのを見かけます。使用されるタイルの種類は多岐にわたり、マラケシュのデザインに似た伝統的なペイントタイルや、現代の磁器タイル、エッチングされた石タイルなどがあります。

ベトナムにあるフレンチタイル

焼き物

タイル

インテリアグリーン

ベトナムのインテリアではグリーンが上手に使用されています。また、ベトナム人は花が大好きで、花の市場では手頃に花が手に入るため、植物や花を日常の生活空間に取り入れるのに長けてる気がしました。ベトナムの料理屋さんへ行くと、食べ物にまで装飾用として花やグリーンが使用され豪華に提供され、味だけでなく見た目にも美しい料理を提供してくれます。また、花をモチーフにしたロータスのランプなど、花を使用したモチーフのインテリアもよく使用されており、置くだけで存在感があり、雰囲気を作ってくれます。

それでは、ベトナム風のインテリアにするアイテムをご紹介していきます。

ベトナム漆器 工芸品

参考になる空間

ベトナム風アジアンなインテリア空間を作りたければ、ベトナムにあるカフェがとても参考になります。カフェによって様々なスタイルがありますが、どのカフェもベトナムらしさが活かされています。特にベトナムの共産党時代をコンセプトに作られた、「cong caphe」カフェはベトナムのファブリックやインテリアを上手に使っていて参考になります。

ベトナムのチェーンカフェ Cong Cafeの店内

レトロな空間が好きな人は気に入るはずです。その時代に生きたことはないですが、まるでタイムリップしたかのような空間です。ハノイ、ホーチミンにあるので旅行で行った際はぜひ行ってみてください。

日本でなら、ベトナム料理屋さんへ行くと、ここで紹介したアイテムを上手に取り入れておりとても参考になります。

ベトナム風、アジアンな空間のインテリアを目指している人はぜひ行ってみてください。