ホーチミンから約3時間ちょっとで到着する、台湾の南に位置する台南。台南といえば、高尾が有名ですが、台南の台南へ行ってみて、もっとたくさんの日本人が訪れるべきスポットだなと思ったので少し紹介いたします。
ベトナムから台湾は実はアクセスが良い。
ベトナム人の台湾人気(行って姿をくらましてしまったベトナム人団体の事件があるくらい)もあってか、便数も多く、価格もお手頃で、ベトナムから行きやすい旅行先の台湾。
今回私はVietjet / ベトジェットで往復13,000円くらいでホーチミンからフラッと飛んで行ってきました。チケット自体は500円という謎なくらい破格すぎる、ぶっとんでる値段設定のベトナムLCC「ベトジェット/Viet Jet」からは、台湾、台中、台南、高尾、と台湾の主要な都市全て飛んでいるため、ベトナムからのアクセスがめちゃくちゃい良いのです。
楽しみポイント
ワクワクする路地散策、日本統治時代のレトロな建築巡り、台湾フードの食べ歩き、地元アーティストの作品がある雑貨屋めぐり、美術館めぐりと見所満載の台南。
路地から伺える、丁寧に手入れされた植木や、家主の個性が見受けられる個性豊かな門戸や、路地の入り組んだ先に小さなギャラリーやカフェがあったり、路地巡りは思わぬ発見の連続で本当に楽しいので、お金を使わなくても台南を満喫できてしまいます。
台南の交通事情
バスが通っていたり、T-bikeがあったりと公共機関が発達しているため非常に便利です。一番のオススメは、公共自転車のT-bike。30分以内の仕様だと無料なので、ディズニーランドほどの大きさしかない台南市内を巡るにはちょうど良い足になります。
T-bikeの使い方は、こちらの方のブログでよく説明されておりますので、ご参考ください。
https://tabicoffret.com/article/36847/index.html
ステーションの位置も、グーグルマップでググればすぐに出てきます。
治安
台湾です。めちゃくちゃ良いです。女子ひとりで夜歩いていても特に怖い雰囲気はないです。とはいえ、外国なので油断は禁物です。もちろん女子一人の外国の夜歩きはオススメしません!(筆者はしましたが。)
こんな人に向いている
- 台北に行ったけど、東京のような大都会であまり面白くない。
- 台湾らしい姿が見たい。
- 日本統治時代の歴史、建築物に興味がある。
- 路地裏散策でワクワクしたい。
- 台湾グルメを堪能したい。
- 母国愛を感じたい。
正直、日本人で有ることを誇りに思わせてくれる瞬間なんて、ビザなしでパスポートひとつでほぼどこの国でも行けてしまう無敵なパスポートを所有できる事くらいと思ってましたが、(もちろん他の事もありますよ)台南にきて台湾愛と母国愛が増すこと間違い無いです。
台南は日本統治時代の建物や文化が色濃く残る街。
おばあちゃん家みたいな作りの和風古民家や、おばあちゃん家にあったような和式便所、昔通っていた書道教室のような古い日本統治時代の建物が、街中に数多く残されており、街を歩いているだけで日本では見られなくなってきてしまった古い日本の姿に日本人として懐かしさ感じずには要られません。町歩きだけで日本との深いゆかりを感じる場所なのです。
以下、個人的に台南でオススメしたい場所をピックアップしたので、台南へ行く際のご参考になれば幸いです。
個人的オススメスポット in 台南
神農街
滞在時間目安:2H
ここは、千と千尋の世界に迷い込んだようなジブリワールドが漂ようストリート。なぜか墨の匂いがただよっていて、視覚、嗅覚共に刺激されまくります。
約200メートルほどの狭い路地に、お洒落なカフェや文化施設、雑貨屋、ギャラリーなどが軒を連ねています。お店のスタッフはみんなフレンドリーで、快く迎え入れてくれます。
神農街は夜の雰囲気が特におすすめなので、昼間と夜両方訪れてみて、二つの雰囲気を味わってみてください。
林百货
滞在時間目安:2H ~ 4H
1932年に日本人林氏によって創立された、日本統治時代を象徴する建物。1980年より空きビルだったが、2014年にリニューアルオープンしましたが、照明や窓枠、手摺り、階段など細かいところの再現性が素晴らしいです。
1階から6階まで、メイドイン台湾のセンスの良いデザイン性に溢れたプロダクツを取り揃えるお店。ショッピングだけでなく、建築物としても見る価値のある場所です。
安平古堡 / Anping Old Fort
滞在目安時間:1.5H
1624年に建設された台湾で最も古い城堡。オランダ統治時代にはオランダ東インド会社による台湾統治の中心地として、また台湾の国民的ヒーロー鄭氏政権時代には3代にわたる王城として使用されいました。
ここでのオススメは、日曜日に行われる無料ガイドツアーです。ホームページやネットでの情報がありませんが、予約は不要で参加できます。
※時間は変動するようなので、問い合わせてみるか、実際に行って時間を調べてみるのが良いと思います。
英語と中国語しかありませんが、台湾の歴史だけでなく、日本統治時代に行った日本政府の台湾への支援を、歴史背景とともに、わかりやすく、包括的に説明してくれます。
現在の台南が今の形として残っているのも、発展に成功できたのは、実は日本の支援があったからということや、当時流行っていた疫病を鎮めるために公衆衛生の改善に日本政府が甚大な役割を果たしていたという事実を、台湾人のガイドさんから知りました。ほとんどの日本人が知らない、そしてほとんどの台湾人が知っている、日本の貢献ストーリーがこの安平の地にたくさん残されています。そんな秘話が聞ける、オススメのガイドツアーです。
特に台南では日本人の貢献の歴史が現代の人々にもきちんと伝えられていて(台湾の歴史教育に感謝)、日本に対して感謝の気持が色濃く残っていると感じました。
HP: https://culture.tainan.gov.tw/historic/form/index-1.php?m2=171&id=634
安平樹屋
滞在目安:1H
ラピュタの世界のような、またまたジブリワールドを展開する、台南の観光名所、安平樹屋。
カンボジアのアンコールワット遺跡群さながらの、壮大な自然の生命力と人間が作った人工物とのミステリアスな融合。
インスタ映え必見の写真スポットです。
まとめ
母国愛が増す台湾の京都、安平の遺跡巡りは、日本人である事を少し誇りに思わせてくれた素敵な旅でした。`
台湾は、言わずと知れた親日国ですが、歴史に基づいて、台湾人がなぜ親日なのか。という事を考えたことがなかったので、自分の目でみて感じられたことは良い経験になりました。
日本統治時代の建物が役割を変えて公共施設として今に残されていたり、日本が台湾に対して行った貢献の手綱を色んなところで見受ることができます。
また、台湾人は外国人に本当に友好的です。日本人のみならず外国人に対してすごく寛容で、英語が喋れなくても困っていたら見捨てる事なく、助けてくれ、困っている人を見たら見ず知らずの人でも助けるとう人情味あふれる国民性を感じました。
特に南部は、あったかいという地域性もあってか、台北よりゆったりとした時間がながれて、人々もゆったりした穏やかな人が多い気がします。
上記オススメした場所以外にもたくさんのみる価値のある観光スポットが台南にはありますので、時間がある方は是非調べて行ってみてください。
日本人の台湾の旅行先といえば、もちろん台北が一人気かと思いますが、台湾らしさを一番感じられるは台南へも足を運んでみることをオススメします。