中国と台湾は同じ「中華圏」と呼ばれますが、実際に暮らしてみると文化、政治、言語、暮らしで異なる面を持つ国だと感じました。私は台湾で留学を経験し、その後は中国で働いたことで、両方の生活を体験しました。そこで気づいたのは、留学に適しているのは台湾、働く場所としては中国が強みを持っているということです。
この記事では、私自身の体験をもとに「留学」と「就労」という二つの観点から中国と台湾を比較します。これから海外で学ぶことを考えている方や、キャリア形成を目的に海外就職を検討している方にとって、参考になる視点をお届けします。
留学なら台湾

台湾は日本人にとって非常に暮らしやすい国です。まず大きいのは、言語の違いです。台湾では繁体字が使われていますが、日本語の漢字に近いため直感的に意味を理解できることも多く、中国語学習のハードルが下がります。発音についても台湾華語は柔らかく耳に優しいので、授業で聞き取りがしやすいというメリットがありました。
また、街並みや公共マナーにも日本文化の影響が残っています。台湾に暮らしていたときは、電車の中での静けさや人々の行動にどこか日本的な雰囲気を感じ安心感があるので初めての留学でもどこか安心して暮らせます。
さらに、台湾の人々は親日で親切で温かく、何か困ったことがあれば積極的に助けてくれます。留学中には、授業の課題で苦戦していると一緒に勉強してくれる友人や、街で困っていると声をかけてくれる人に多く出会いました。安心して学びに集中できる環境が整っているのは大きな魅力です。
生活面でも、台湾は食事や住環境が快適です。朝食文化が根付き屋台文化や夜市が盛んで、手頃な価格で美味しい食事が朝から楽しめるため、留学生にとっては経済的にも助かります。
治安の良さも台湾の魅力のひとつです。深夜に外を歩いても比較的安心できる環境で、留学生にとってストレスが少ないと感じました。外国人に対して親しみやすく接してくれる人が多いのも心強い点です。
👉 中国語を学びたい、安心して海外生活を送りたいという方には、台湾での留学は非常におすすめです。
働くなら中国

一方で、就職やキャリアを重視するなら中国の方が大きな魅力があります。私が中国で働き始めて最初に驚いたのは、都市の発展スピードです。わずか数年で街並みが変わり、新しいオフィスビルや商業施設が次々に登場します。北京や上海、新鮮などの大都市では、最新のビジネスが次々と立ち上がり、スタートアップから大企業まで多様な機会にあふれていました。
中国は経済規模が世界第2位を誇り、巨大な市場があります。日常的にモバイル決済やECが浸透しており、日本ではまだ普及していない仕組みが当たり前に使われています。こうした先端的な環境に身を置くことで、仕事の仕方やスピード感に対する意識も変わりました。
また、ビジネスのチャンスも桁違いです。市場が大きい分、関わるプロジェクトの規模も大きく、日本では経験できないような規模感の案件に携わることができました。リスクも確かにあります。規制や政治的な変化に左右されることは避けられませんが、それを上回る成長機会を得られるのが中国で働く醍醐味です。
👉 キャリアを広げたい、ビジネスで大きな挑戦をしたいという人には、中国の方が適していると感じます。
👇実際に中華系企業に勤めてみて感じたことを書いてます
👇中国に住んでみて、メリットをこちらにまとめてます
学ぶ・働く、それぞれの違いを体感して
台湾での留学生活と中国での就労経験を比べると、同じ中華圏に属しながらも「住む」「働く」という観点で最適な国は異なると強く感じました。
- 台湾は日本人にとって文化的に近く、人々が親切で暮らしやすい。
- 中国は市場規模が圧倒的に大きく、経済のスピード感の中で成長できる。
この二つを比べてみると、やはり 住むなら台湾、働くなら中国 という結論になります。どちらが良い悪いではなく、目的によって選び方が変わるのです。
まとめ:目的に合わせて選ぶのが大切
中国と台湾は、同じ中華圏でありながら生活環境やビジネス環境に大きな違いがあります。台湾は日本との近さや人々の温かさから、留学や短期滞在、日常生活に適しています。一方、中国は経済力と市場の広さが大きな魅力で、働く場所として多くの機会を与えてくれます。
私自身の経験からも、暮らすことを目的とするなら台湾が安心で快適、働くことを目的とするなら中国が成長の機会にあふれていると実感しました。
中国や台湾で留学を考えている、就労を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。








