上海では、日本で近年盛り上がりを見せているサウナ文化に負けず劣らず、独自に進化したサウナ・スパ文化が根付いています。
日本式や韓国式はもちろん、中国ローカル型の大型スパ、さらには高級ホテル並みの設備を備えたラグジュアリー施設まで、一日中滞在できる巨大スパが主流なのが上海サウナの大きな特徴です。
一方で、「どこが安心して利用できるのか」「料金はいくらくらいか」「サウナだけでなくマッサージや食事も楽しめるのか」「宿泊や長時間滞在は可能なのか」など、日本とは勝手が違う点に戸惑う人が多いのも事実です。
そこでこの記事では、上海のサウナ・スパ施設を
高コスパ/中価格帯/高級スパ/日式(日本人向け)/韓国式(チムジルバン系)
の5つに分類し、旅行者や出張者でも失敗しにくい視点で分かりやすく整理しました。
「とにかく安く使いたい」「清潔さ重視で選びたい」「初めてでも安心できる施設がいい」
そんな目的に合わせて、あなたに合った上海サウナが必ず見つかるはずです。
結論|目的別に選ぶ上海サウナおすすめ
上海のサウナ・スパは、施設数もタイプも非常に多く、「有名だから」「安いから」だけで選ぶと失敗しやすいのが正直なところです。
上海では、日本のように“サウナそのもの”を楽しむというより、「どう過ごしたいか」から逆算して施設を選ぶのが満足度を上げるコツになります。
そこでまずは、利用目的別に失敗しにくい選び方の結論を整理します。
初めての人・日本人でも安心して使いたい人
初上海、あるいは中国のサウナ文化に慣れていない人は、
日式サウナ、もしくは日本人利用が多い施設を選ぶのが無難です。
- 館内ルールが分かりやすい
- 清潔感が安定している
- スタッフ対応や客層が比較的落ち着いている
特に、言葉の壁や文化の違いに不安がある場合、「安心感」そのものが価値になります。
価格はローカル施設よりやや高めでも、結果的に満足度は高くなりやすい選択です。
安く長時間滞在・宿泊したい人(コスパ重視)
宿泊費を抑えたい旅行者や、深夜到着・早朝出発の人には、
ローカル系の大型サウナ・スパ施設が向いています。
- 入館料だけで半日〜24時間滞在可能
- 仮眠スペースやリクライニング席が充実
- シャワー・食事・休憩がすべて館内で完結
ホテル代わりに使える反面、清潔度や客層には差があるため、
事前に施設のタイプを把握して選ぶことが重要です。
清潔感・設備重視で快適に過ごしたい人
「安さよりも快適さ」「雑多な雰囲気は避けたい」という人には、
中価格帯〜準高級クラスのスパ施設がおすすめです。
- 館内が新しく、デザイン性が高い
- サウナ・温浴・休憩エリアのバランスが良い
- 食事やサービスの質も安定
価格と快適さのバランスが取れており、
初回利用でも失敗しにくいゾーンと言えます。
高級スパで贅沢に整いたい人
時間にも予算にも余裕があるなら、
高級スパ・ラグジュアリー系施設を選ぶと、上海ならではの体験ができます。
- 高級ホテル並みの内装・清潔感
- マッサージやトリートメントの質が高い
- 静かで落ち着いた客層
「サウナに行く」というより、
スパリゾートで半日くつろぐ感覚に近く、
出張のご褒美や特別な日の利用にも向いています。
カテゴリー別|上海のおすすめサウナ・スパ施設
高コスパサウナ施設|とにかく安く、長時間滞在したい人向け
上海のサウナ・スパの魅力のひとつが、入館料だけで半日〜1日過ごせる圧倒的なコスパです。
このカテゴリーでは、設備の豪華さよりも「価格」「滞在時間」「実用性」を重視した、ローカル寄りの大型スパ施設を中心に紹介します。
ホテル代わりに使われることも多く、
「深夜着でシャワーと仮眠がしたい」
「できるだけお金をかけずに身体を休めたい」
という人には、非常に頼れる存在です。
ただし、日本の温浴施設と比べるとローカル色は強め。
清潔感や客層には差があるため、特徴を理解したうえで選ぶのがポイントになります。
大漠SPA
低価格帯の施設ながら、マッサージ技術の高さで知られるローカルスパ。
派手さはありませんが、「この値段でここまでやるのか」と感じる人も多く、コスパ重視派から根強い支持を集めています。
館内は中国ローカル感がかなり強く、初めての人にはややハードルを感じるかもしれません。
一方で、価格を抑えてしっかり身体をほぐしたい人には向いており、
上海の“日常使いサウナ”を体験したい人には良い選択肢です。
- 📍 上海市松江区泗泾镇泗砖公路100–106号
- ⏰ 営業時間:23時間営業
江湖水汇
「とにかく安く、長く滞在したい」という条件に、ほぼ完璧に応えてくれるのがこの施設。
入館料に食事(3食)が含まれるプランもあり、文字どおり1日中館内で完結します。
休憩スペースや仮眠用のリクライニング席も充実しており、
上海ではホテル代わりに利用される定番ローカルスパのひとつです。
設備は実用重視で、日本的な清潔感や静けさを求める人には不向きですが、
「安さ」「滞在時間」「生活感」を重視するなら、非常に分かりやすい選択肢と言えるでしょう。
- 📍 长桥街道 龙吴路128弄1楼
- ⏰ 営業時間:24時間営業
中価格帯サウナ(150〜300元)
価格と快適さのバランスを重視したい人向け
「ローカルすぎる施設は少し不安だけど、高級スパほどの予算は出したくない」
そんな人にちょうどいいのが、150〜300元前後の中価格帯サウナです。
この価格帯になると、館内は比較的新しく、
清潔感・設備・エンタメ性のバランスが取りやすいのが特徴。
初めて上海のサウナを利用する人でも、大きな失敗をしにくいゾーンと言えます。
境天河湯泉

大型ショッピングモール内に入る、アミューズメント性の高いスパ施設。
温浴・サウナに加えて、休憩スペースや共有エリアが広く、
友人同士や家族連れで訪れる利用者が多いのが印象的です。
館内は明るく開放的で、ローカル色はありつつも雑多すぎず、
「ローカルスパに初挑戦する人」にとって心理的ハードルが低い施設と言えます。
一方で、静かに“ととのう”というよりは、
にぎやかな雰囲気の中でワイワイ過ごすタイプのスパ。
落ち着いた空間を求める人には、やや騒がしく感じるかもしれません。
- 📍 住所:沪杭公路228弄 连城商业广场3号楼4F 408号
- ⏰ 営業時間:11:00〜翌04:00
日式サウナ(日本人が最も安心)
初めての上海サウナでも失敗しにくい
中国ローカルのサウナ文化に不安がある人や、
「とにかく清潔で、日本と近い感覚で使いたい」という人に最適なのが、日式サウナ系施設です。
このカテゴリーの最大の特徴は、
- 男女別・裸で利用する日本式スタイル
- 清掃が行き届いた浴場と安定した設備
- 利用ルールが分かりやすく、安心感が高い
という点。価格はやや高めですが、安心料込みと考えると納得できる施設が揃っています。
极乐汤(極楽湯 中国版)

日本でもおなじみの温浴チェーンの中国版で、
「日本人が安心して行ける上海サウナ」の代表格とも言える存在です。
浴場は男女別で、水着不要の日本式。
露天風呂、寝湯、複数のサウナ室、岩盤浴など、設備の充実度は上海トップクラスで、
清潔さやメンテナンス面でも安定した評価があります。
「上海でどこに行けばいいか分からない」と迷ったら、
とりあえずここを選んでおけば大きな失敗はしない万能型の施設です。
- 📍 住所:川周公路7076弄2号
- ⏰ 営業時間:24時間営業
水裏汤泉生活

日式要素をベースにしつつ、中国ならではの巨大スパとして進化した施設。
館内はモダンで美しく、照明や動線も洗練されており、
静かにゆったり過ごしたい人向けの雰囲気が特徴です。
極楽湯が「安心の王道」だとすれば、こちらは
落ち着きと空間の心地よさを重視した日式寄りスパ。
騒がしいローカル施設が苦手な人には、特に相性が良いでしょう。
高級サウナ(300元〜)
非日常感・静けさ・サービス品質を重視したい人向け
上海のサウナ・スパの中でも、ワンランク上の体験を求める人向けなのが高級サウナ・ラグジュアリー系施設です。
価格帯は高めですが、その分、
- 高級ホテル並みの内装・清潔感
- 落ち着いた客層
- マッサージや食事のクオリティ
が揃っており、「ととのう」だけでなく空間そのものを楽しむ場所という位置づけになります。
出張のご褒美、記念日、カップル利用などにも向いています。
游沐日记
一歩足を踏み入れると、まるで高級ホテルのスパラウンジのような空間。
インテリア・照明・動線すべてが洗練されており、
「今日はちょっと贅沢したい」という日にぴったりの施設です。
特に評価が高いのが食事で、牛肉火鍋をはじめとした料理のクオリティが非常に高いのも特徴。
サウナや温浴だけでなく、食事込みで満足度を上げたい人に向いています。
- 📍 住所:真北路2251号
- ⏰ 営業時間:24時間営業
金源心
「にぎやかなスパは苦手」「とにかく静かに過ごしたい」
そんな人に刺さるのが、プライベート感を重視した高級湯泉施設です。
個室や半個室の設計が多く、周囲を気にせず過ごせるため、
一人でじっくり休みたい人や、落ち着いた大人向けの雰囲気。
派手さはありませんが、その分
静けさ・空間の余白・居心地の良さに価値を感じる人には、非常に満足度の高い選択肢です。
- 📍 住所:东方路969号 4号楼
- ⏰ 営業時間:10:00〜翌02:00
韓国式サウナ(チムジルバン系)
温活・岩盤浴・グループ利用を楽しみたい人向け
韓国式サウナ(チムジルバン系)は、
サウナ+岩盤浴+温活+共有スペースを楽しむスタイルが特徴。
上海では、友人同士や家族連れでの利用が多く、
「黙々とととのう」というより、ワイワイ過ごす温浴レジャーに近い感覚です。
New Star Bathhouse

比較的手頃な価格で、韓国式温浴のフルセットを体験できる定番施設。
岩盤浴(チムジルバン)、塩サウナ、温浴、水風呂などがバランスよく揃っており、
初めて韓国式サウナを体験する人にも分かりやすい構成です。
グループ利用との相性が良く、
「気軽にサウナと温浴を楽しみたい」人に向いています。
- ⏰ 営業時間:24時間営業
悦韩汤·汤泉微度假
韓国式温活に、エンタメ性とリゾート感をプラスした施設。
温浴・岩盤浴に加え、共有エリアが広く、
1日滞在型スパとして楽しめるのが特徴です。
「サウナ+ちょっとした非日常」を求める人や、
友人同士での利用に向いています。
- 📍 住所:龙昕路5859号 火星一号商业广场2F
- ⏰ 営業時間:24時間営業
SPACE汤泉生活

近未来的なデザインが印象的な、映える系・韓国式サウナ。
岩盤浴や温活設備が充実しており、
「サウナ+空間体験」を重視する人に人気があります。
落ち着きよりも、
雰囲気・デザイン・写真映えを楽しみたい人向け。
- 📍 住所:浦东新区 潼电路57号
上海サウナの相場と特徴
日本式サウナ・温泉との違いを理解する
上海のサウナ・スパは、日本のサウナ文化とは成り立ちや使われ方の前提が大きく異なります。
この違いを理解しておくことで、施設選びの基準がはっきりし、
「思っていたのと違った」というズレを感じにくくなります。
ここでは、料金相場とあわせて、上海サウナの文化的な特徴を整理します。
上海サウナの料金相場(全体像)
まずは、上海サウナの価格帯をざっくり把握しておきましょう。
- 高コスパ系:100〜200元
- 中価格帯:150〜300元
- 日式サウナ:250〜300元前後
- 高級スパ:300〜400元以上
- 韓国式(チムジルバン系):150〜250元
多くの施設では、入館料に温浴・サウナ・休憩スペースの利用が含まれており、
時間制限が緩い、もしくは1日滞在前提の料金体系になっています。
日本のように
「サウナだけ1時間利用」という考え方ではなく、
空間と時間をまとめて使う料金設計が基本です。
サウナ単体ではなく「複合スパ」が主流
上海のサウナ最大の特徴は、
サウナが主役ではなく、施設全体の一要素に過ぎない点です。
多くの施設では、
- 温浴・サウナ
- 岩盤浴
- 仮眠・リクライニングスペース
- 食事処
- エンタメ・共有エリア
がひとつの施設にまとまっており、
1〜数時間で切り上げる場所というより、「半日〜1日過ごす場所」として設計されています。
日本の「ととのうために行くサウナ」とは、
そもそもの利用目的が異なる文化と言えます。
館内着で男女混合エリアを過ごす文化
日式サウナを除き、上海の多くの施設では、
- 入浴エリア:男女別(裸)
- 休憩・食事・仮眠エリア:館内着で男女混合
という構造になっています。
これは、
家族や友人同士で一緒に長時間過ごす前提の文化から来ており、
「お風呂=完全に男女分離」という日本的な考え方とは異なります。
サウナ温度・水風呂はリラックス重視
上海のサウナは、
高温・短時間で追い込むタイプより、長く入れる設定の施設が多い傾向です。
- サウナ温度は比較的マイルド
- 水風呂も冷たすぎないことが多い
これは、発汗や刺激よりも
身体を温め、休ませることを重視する思想に近く、
日本のストロング系サウナとは方向性が異なります。
食事は「付属」ではなく体験の一部
上海サウナでは、食事は単なるオプションではなく、
スパ体験の重要な要素として位置づけられています。
- 火鍋や本格中華
- ビュッフェ形式
- 夜食・軽食メニュー
などが充実しており、
食事を目的に訪れる利用者も多いのが特徴です。
「サウナ → 休憩 → 食事 → 仮眠」という流れで、
1日を館内で完結させる使い方が自然に成り立っています。
上海サウナ利用時の注意事項
上海のサウナ・スパは、日本の温浴施設とはルールや文化が大きく異なります。
事前に知っておくだけで、「思ってたのと違う…」という失敗をかなり減らせるポイントをまとめました。
① 裸エリアと館内着エリアの違いに注意
日式サウナを除き、上海の多くのサウナでは
浴場(裸)エリアとは別に、館内着で過ごす男女混合エリアがあります。
- 入浴・シャワー:男女別(裸)
- 休憩・食事・仮眠:館内着で男女混合
② 週末は混雑しやすい
上海のサウナは、家族連れ・友人グループの利用が非常に多いため、
週末や祝日はかなりにぎやかになります。
- 静かに過ごしたい → 平日昼〜夕方がおすすめ
- 週末 → 子ども連れで騒がしくなりがち
「黙々とととのいたい」タイプの人は、曜日と時間帯選びが重要です。
③ 支払いは Alipay / WeChat Pay が基本
ほとんどの施設で、
現金・クレジットカードが使えないケースがあります。
- 入館料
- 館内飲食
- マッサージ
すべて Alipay/WeChat Pay 前提のことも多いため、
中国旅行前に準備しておくのが安心です。
④ サウナ温度・水風呂が日本より控えめな場合も
上海のサウナは、
- サウナ温度:80〜90℃前後
- 水風呂:ぬるめ〜普通
という施設が多く、
日本の高温サウナに慣れている人には物足りないことも。
しっかり熱さを求める場合は、
日式サウナ or 高級スパを選ぶのがおすすめです。
⑤ 清潔度には施設ごとの差がある
ローカル系サウナでは、
清潔感に当たり外れがあるのが正直なところ。
- 温泉に正体不明のものが浮いている
- 床が濡れっぱなし
と感じることもあります。
衛生面が気になる人や初めての人は、
日式サウナや中〜高価格帯施設を選ぶのが無難です。
⑥ ロッカー・温泉内に「阿姨(アーイー)」が常駐する文化
上海を含む中国の多くのスパでは、
清掃スタッフ(阿姨)が浴場やロッカールームを常に巡回しています。
- こまめな清掃
- タオル交換
- 水拭き・整理整頓
- 声をかけられることも
清潔に保たれるというメリットがある一方、
「静かに一人で過ごしたい人」には落ち着かないと感じる場合も。
さらに高級スパでは、
サウナ中に水を渡されるなど、丁寧すぎるサービスを受けることもあります。
静けさ重視なら、
日式サウナ or 落ち着いた高級施設を選ぶと安心です。
⑦ アプリの割引券は必ずチェック
上海では、
「美団」「大众点评」などのアプリ経由で入館すると、10〜30%割引になることがよくあります。
- 入館料割引
- 食事セットクーポン
- 深夜割・早割
- 期間限定特価
想像以上に差が出るため、
使える人は必ず確認したいポイントです。
ただし注意点
- 中国語アプリのみ
- 支払いは Alipay / WeChat 必須
- 日本のスマホ環境で動かない場合あり
それでも、旅行者でも使えるケースは多いので、
事前に準備しておく価値は十分あります。
👉 中国旅行前の準備については、こちらも参考に
まとめ|上海サウナは「目的別」に選べば失敗しない
上海のサウナ・スパは、日本のサウナとは前提となる文化や使われ方が大きく異なります。
サウナ単体を楽しむ場所というより、**温浴・休憩・食事・仮眠まで含めて「1日を過ごす空間」**として発展してきました。
そのため、
「有名だから」「安いから」といった理由だけで選ぶと、
思っていた雰囲気と違ったり、満足できなかったりすることもあります。
一方で、自分の目的に合った施設を選べば、上海サウナは非常にコストパフォーマンスの高い体験になります。
- 初めて・安心重視なら → 日式サウナ
- 安く長時間・宿泊代わりなら → ローカル系高コスパ施設
- 快適さと価格のバランスなら → 中価格帯スパ
- 非日常・ご褒美時間なら → 高級サウナ
- 温活・グループ利用なら → 韓国式チムジルバン系
この記事では、そうした選び方の軸と、各カテゴリーの代表的な施設をまとめて紹介しました。
上海サウナは、日本基準で良し悪しを判断するよりも、
「そういう文化」と理解したうえで使うことで、満足度が大きく変わります。
旅の疲れを癒したいとき、出張の合間にリセットしたいとき、
あるいは宿泊を兼ねて効率よく過ごしたいとき――
この記事が、あなたに合った上海サウナを選ぶ手助けになれば幸いです。
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