台湾で日本人に一番有名な観光地と言えば、千と千尋の世界観で有名な「九份」ですが、
実は、九份からもうちょっと先へ足を延ばすと、天空の城ラピュタの世界観
が味わえる「十三層遺跡(水湳洞選煉廠遺址)」 という所があります。
交通の便があまり良くないので、観光客にはメジャーではないスポットですが、廃墟が好きな筆者は、わざわざ見たくて見に行って来ちゃいましたので、写真スポット、行き方、行く際の注意点などを紹介します。
まずは「瑞芳」へ
旅のスタートとなるのは、親北市のから東北部にある「瑞芳」という駅です。九份へ個人で行く際も、ここからバスを乗って行く事になります。
「瑞芳」は山に囲まれていて、石炭が豊富に取れる地域で、かつては、台湾における鉱業の拠点でした。
そのため、周辺の山々には、廃墟となった選炭場が数多く残っており、自然の山々に取り残されたこの遺跡達は、今では独特な世界観を醸し出し、台湾人の間で人気の観光スポットとなっております。
今回、筆者はその遺跡の一つ 「十三層遺跡」の写真がインスタで見てまるで、ジブリ映画のラピュタに出て来る天空の城のようだったので、本当かどうか検証したくて行って見ました。ですが、「十三層遺跡」の中へは現在立ち入りは禁止されています。なのでできるだけ近くまで行けるところまでいき、絶景の写真スポットを探りました。
「十三層遺跡」への行き方
行き方はとても簡単です。鉄道とバスだけでいけちゃいます。
まずは台北から瑞芳へ電車(台鉄)で行きましょう。
その後、瑞芳からバスへ乗ります。
ただ、バス乗り場は、駅の目の前ではないので注意してください。
區民廣場 の前にあるので、そこまで行きましょう。
バスは以下の二つの路線で行く事ができます。
1, 856 黄金福隆線
https://www.necoast-nsa.gov.tw/Taiwan-Trip.aspx?a=145&l=3
2, 891 金水浪漫号
どちらも1時間に一本と本数が少ないので、帰りの時間に注意です。
下車場所は、黄金瀑布です。
九份を通り過ぎて20九份を過ぎたら20分くらい山を下って行ったところにあります。
その次のバス停、水湳洞で降りても遠目で見る事ができますが、以下のような遠目なので写真を撮るのには物足りないです。
下車場所、黄金瀑布で降りたら、目の前は大迫力の滝です。
帰りもここから乗車しましょう。なので、帰りのバスの時間を確認しておきましょう。
滝の近くに以下の写真のようなゲートがあって先に進めますので、この先へ進んで登って行きます。
さらに登って行きます。
すると、古い煙突のようなものが、捨てられてるのが見えて来ます。
この地域がかつて、鉱業の拠点だった事が伺えるような、古い捨てられた煙突や選炭場の廃墟が山々の周辺で見る事ができます。この感じもまさにラピュタ感満載。
あ、目の前に「十三層遺跡」がー!もうすぐだー!と思わされるのですが、まだまだ歩きますよ。
結構歩くこと、20分くらい。
すると以下のような場所が見えて来るので中に入ってください。
ここが「十三層遺跡」の展望台 “長仁亭”。犬が吠えますが、気にせず入って問題ないです。
中へ入ると、以下のような階段があるので登ります。
階段を上ると、以下のようなラピュタの世界を見る事ができます。
夜景も綺麗
ここは、夜景も綺麗です。現在ライトアップ期間中なので是非訪れて見てください・
【「十三層遺跡」の展望台の場所】
224新北市瑞芳區
帰る際は、バスの時間に気をつける
バスが1時間に一本ほどしか出ておらず、帰る時間に注意して、10分前にはバス停で待つようにしましょう。
私は5分前に行ったら、バスがちょうど出発したところで、「え?なんでやねん!」とつっこみたくなりました。田舎のバスは時間通りではなく、早くても気にしないで行ってしまうので、気をつけましょう。その後、私のように滝を1時間も見る羽目にならないように。
まとめ
はい。展望台までの道のからもすでにラピュタ感満載でした。千と千尋の奥にはラピュタの世界があったなんて。台湾はまさにジブリファンにはたまらない観光地です。
観光地感0で、平日に行くとおそらく観光客0な超ディープなスポットなんですが、それがまた良い。
この「十三層遺跡」は、これだけを見に来るよりは、九份が近いのでついでに訪れると良いです。九份の夜景も綺麗なので、両方の夜景も見れると最高です。
また、バスが1時間に一本しかなかったり、展望台まで歩かないといけないので、車かタクシーで行くと便利だと思います。あまり、メジャーでない観光スポットなので、ディープな台湾を体験したい人にはオススメです!