概要
𰻞𰻞面(ビャンビャン麺:biángbiángmian)とは、中国・陝西省で生まれた極太で幅広の手延べ麺です。ユニークな漢字で知られ、麺自体の存在感と豪快な食べごたえが特徴。香味油や唐辛子をかけたシンプルながら力強い味わいで、陝西の庶民的な料理として広く親しまれています。
𰻞(biáng)の漢字について

Biang Biang麺の象徴である 「𰻞」 は、現在一般に流通している漢字の中でも 画数が非常に多く、正式な辞書に収録されない“俗字(造字)” として知られています。
- 画数:50画以上(書き方により変動)
- 「世界一画数が多い漢字」 として紹介される機会も多い
- 発音は「biáng」だが、読むための表記として店名などでは「biang」などのラテン文字が併記されることが多い
もともと若者文化の中で「複雑な漢字を書いて遊ぶ」文脈から広まり、陝西名物の幅広麺と結びついて定着したと言われています。
特徴
麺幅は5cm以上になることもあり、見た目はベルトのように平たく厚みがあります。小麦粉をこねて寝かせ、手で叩き伸ばす工程が「びゃんびゃん」と音を立てることから名前が付いたといわれています。タレはラー油・醤油・酢・花椒・ガーリックなどで構成され、豪快にかき混ぜて食べるスタイルが一般的です。
味わい
食べ応えのある麺はモチモチで弾力が強く、濃厚なタレとよく絡みます。唐辛子の辛さ、花椒の痺れ、酢の酸味、ガーリックのパンチが一体となり、ワイルドでクセになる味わい。麺そのものの小麦の香ばしさも強く感じられます。
起源・地域
陝西省・西安を中心に食べられてきた伝統的な料理で、古代シルクロードの時代から小麦文化と深く結びついてきました。地元では学生や労働者のスタミナ食として人気であり、現在では中国各地や海外でも専門店が展開されています。
簡単な作り方(家庭版)
- 強力粉と水を合わせて生地を作り、30分以上休ませる。
- 生地を棒状に切り分け、油を塗ってさらに休ませる。
- 台に叩きつけるようにして帯状に伸ばし、幅広の麺にする。
- 沸騰した湯で3〜4分茹でる。
- 器に醤油・酢・唐辛子・花椒・刻みニンニクを合わせ、熱した油をジュッとかけて香りを立たせる。
- 茹で上がった麺を加えてしっかり混ぜる。
FAQ
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Qなぜ𰻞という字は複雑なの?
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A
𰻞は当て字で、麺を叩く音を表現した俗字。正式な漢字辞書にはなく、象徴的に使われています。
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Q日本で作る場合、代用麺はある?
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A
極太のうどんやきしめんで代用可能。食感は異なりますがタレとの相性は良好です。
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Q辛さは控えめにできる?
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A
唐辛子を減らし、代わりにごま油を増やすとマイルドに仕上がります。



