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ベトナムコーヒーとは?特徴・淹れ方・おすすめブランドを徹底解説【完全ガイド】

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ベトナムのカフェで飲んだ、あの濃厚で甘いコーヒーの味が忘れられない。

一口飲んだ瞬間、練乳の甘さとコーヒーの力強い苦味が口の中で混ざり合い、デザートを飲んでいるような幸福感に包まれる。「これ、日本でも飲めないかな」「自宅で再現できないだろうか」と思った方も多いはずです。

でも、いざ調べてみると疑問だらけ。

「どこで買えばいいの?」 「フィンって何?」 「G7とかチュングエンとか、どれを選べばいいの?」 「インスタントと豆、どっちがおすすめ?」

この記事では、ベトナムコーヒーの基礎知識から、自宅での淹れ方、おすすめブランド、購入場所まで、知りたい情報を全て網羅しました。

旅行前の予習にも、帰国後の再現にも役立つ、実用的で網羅的なガイドとして、ベトナムコーヒーの世界を一緒に探っていきましょう。

ベトナムコーヒーとは?3つの特徴を解説

ベトナムコーヒーと聞いて、「甘くて濃厚」「練乳が入っている」というイメージを持つ方は多いでしょう。

しかし、なぜベトナムのコーヒーはこんなにも独特なのか。その理由は、豆の種類、抽出方法、飲み方の3つの特徴にあります。

ロブスタ種中心の力強い味わい

ベトナムは世界第2位のコーヒー生産国です。ブラジルに次ぐ生産量を誇り、 国際コーヒー機関(ICO)のデータによると、年間約150万〜180万トンの コーヒー豆を生産しています(2023年時点)。

その約9割を占めるのが「ロブスタ種」。一般的なコーヒー(アラビカ種)とは異なる品種で、力強い苦味と深いコクが特徴です。

ロブスタ種とアラビカ種の違い

特徴ロブスタ種アラビカ種
苦味強いマイルド
酸味少ないある
カフェイン量多い(約2倍)少なめ
価格安い高い
栽培難易度容易難しい

ロブスタ種は病害虫に強く、低地でも栽培できるため、ベトナムの気候に適しています。苦味が強いため、インスタントコーヒーやブレンドコーヒーの原料として世界中で使われています。

この力強いコクこそが、ベトナムコーヒーの味の土台。練乳の甘さに負けない、しっかりとした存在感があります。

フィン(専用フィルター)でゆっくり抽出

ベトナムコーヒーのもう一つの特徴が、「フィン」と呼ばれる専用フィルターです。

フィンは金属製の小さなドリッパーで、カップの上に直接置いて使います。挽いたコーヒー豆を入れ、お湯を注ぐと、一滴ずつゆっくりと抽出されていきます。

フィンの構造

  • 本体:豆を入れる容器
  • 中蓋:豆を押さえるプレス
  • 外蓋:保温用の蓋
  • 受け皿:カップに乗せる台

抽出には3〜5分かかり、その間にコーヒーの香りが部屋中に広がります。ゆっくりと落ちていく一滴一滴を眺めながら待つ時間も、ベトナムコーヒーの楽しみの一つです。

この抽出方法により、濃厚でどっしりとした味わいが生まれます。ペーパーフィルターとは違い、コーヒーの油分も一緒に抽出されるため、舌に残るようなコクが特徴です。

フランス統治時代の影響

なぜベトナムでコーヒー文化が根付いたのか。それは、19世紀後半のフランス統治時代に遡ります。

フランス人がコーヒーの木を持ち込み、カフェ文化を広めました。しかし、フランス式のエスプレッソマシンは高価で手に入りにくかったため、現地の人々が金属製の簡易フィルター「フィン」を考案。これが現在まで受け継がれています。

練乳で甘く仕上げる飲み方

ベトナムコーヒーといえば、練乳(コンデンスミルク)の甘さが印象的です。

「なぜ普通のミルクじゃないの?」と疑問に思う方もいるでしょう。これにも歴史的・文化的な背景があります。

練乳を使う理由

ベトナムは高温多湿の気候のため、冷蔵技術が普及する前は新鮮な牛乳を保存することが困難でした。そこで、長期保存できる練乳が使われるようになったのです。

また、ロブスタ種の強い苦味を和らげるため、甘さの強い練乳が最適だったという実用的な理由もあります。

デザート感覚で楽しめる味わい

濃厚なコーヒーと練乳の甘さが混ざり合うと、まるでコーヒーゼリーやティラミスを飲んでいるような味わいに。食後のデザート代わりとしても楽しめます。

甘さが苦手な方は練乳の量を減らしたり、ブラックで飲んだりすることも可能。自分好みにカスタマイズできる自由度の高さも魅力です。

現地のカフェでは、カップの底に練乳が沈んでいる状態で提供されます。最初は苦く、飲み進めるにつれて甘くなっていく味の変化を楽しむのが、ベトナム流の飲み方です。

ベトナムが世界2位の生産国になった理由

ベトナムがブラジルに次ぐ世界第2位のコーヒー生産国であることは、意外と知られていません。

日本から近い東南アジアの国が、なぜこれほどまでにコーヒー大国になったのか。その背景には、歴史、地理、経済的な要因が複雑に絡み合っています。

フランス統治時代からの歴史

ベトナムのコーヒー栽培は、1857年にフランス人宣教師がコーヒーの木を持ち込んだことから始まりました。

当時、フランスはインドシナ半島を植民地支配しており、本国向けのコーヒー生産を目的に大規模なプランテーションを開発。中部高原地帯を中心に、広大なコーヒー農園が作られました。

独立後も生産量を拡大

1954年にフランスから独立した後も、ベトナム政府はコーヒー生産を重要な輸出産業と位置づけ、積極的に推進。1990年代のドイモイ(刷新)政策により、市場経済が導入されると、コーヒー生産は急速に拡大しました。

1990年には約10万トンだった生産量が、2000年には約90万トンに急増。わずか10年で9倍という驚異的な成長を遂げ、世界第2位の生産国へと躍進しました。

主要産地は中部高原ダラット

ベトナムコーヒーの約60%は、中部高原のダラット(Đà Lạt)周辺で生産されています。

ダラットの特徴

標高1,500m前後の高原地帯で、年間平均気温は18〜23℃。「ベトナムの軽井沢」とも呼ばれる涼しい気候が、コーヒー栽培に最適な環境を作り出しています。

火山性の赤土は水はけが良く、ロブスタ種の栽培に適しています。雨季と乾季がはっきりしているため、収穫時期の管理もしやすいのが特徴です。

その他の主要産地

  • ザーライ省(Gia Lai):ダラットに次ぐ生産量、ロブスタ種中心
  • コントゥム省(Kon Tum):北部の産地、小規模農家が多い
  • ラムドン省(Lâm Đồng):ダラットを含む省、アラビカ種も栽培

これらの地域が、ベトナムコーヒーの生産を支えています。

世界第2位の生産量を支える理由

年間約180万トンという膨大な生産量を支える要因は、大きく4つあります。

①気候条件の良さ

ベトナムの中部高原は、コーヒー栽培に理想的な気候条件を備えています。温暖で雨量が豊富、かつ標高が適度にあるため、病害虫のリスクも低いのが特徴です。

特にロブスタ種は、アラビカ種に比べて栽培難易度が低く、標高の低い場所でも育つため、広範囲での栽培が可能です。

②栽培効率の高さ

ロブスタ種はアラビカ種に比べて収穫量が多く、1ヘクタールあたりの生産量は約1.5倍。病害虫にも強いため、農薬コストも抑えられます。

また、樹齢3年から収穫できるため、投資回収が早い点も魅力。小規模農家でも参入しやすく、国全体での生産量拡大につながりました。

③コストパフォーマンスの優位性

ベトナムの労働コストは、南米や アフリカの産地に比べて低く抑えられています。これにより、国際市場で価格競争力を持つことができます。

ロブスタ種はアラビカ種より安価なため、インスタントコーヒーやブレンドコーヒーの原料として世界中から需要があります。

④世界的な需要の高まり

インスタントコーヒーの世界的な普及により、ロブスタ種の需要が急増。ベトナムは、この市場ニーズにタイミング良く応えることができました。

特にアジア市場でのコーヒー消費量増加に伴い、地理的に近いベトナムは供給拠点として重要性を増しています。

これらの要因が重なり、ベトナムはブラジルに次ぐコーヒー大国としての地位を確立しました。現在も生産量は増加傾向にあり、世界のコーヒー市場で重要な役割を果たしています。

自宅で本格ベトナムコーヒーを淹れる方法

「あの味を自宅で再現したい」と思っても、淹れ方が分からなければ始められません。

ここでは、フィンを使った本格的な淹れ方から、フィンがない場合の代用方法まで、実践的なレシピを紹介します。

【フィンあり】基本の淹れ方(ホット)

必要な器具と材料

  • フィン(ベトナム式コーヒーフィルター)
  • ベトナムコーヒー豆(中挽き〜粗挽き)10〜15g
  • 練乳(コンデンスミルク)大さじ1〜2
  • お湯 約150ml(95℃前後)
  • カップ

淹れ方の手順

  1. カップに練乳を大さじ1〜2杯入れる
  2. フィンに豆を10〜15g入れ、軽く平らにする
  3. 中蓋で豆を軽く押さえる
  4. 少量のお湯を注ぎ30秒蒸らす
  5. 残りのお湯を注ぎ、外蓋をして3〜5分待つ
  6. 抽出が完了したら練乳とよく混ぜる

美味しく淹れるコツ

  • 豆は粗めに挽く(細かすぎると目詰まりする)
  • お湯の温度は95℃前後が最適(熱湯は苦味が強くなる)
  • 練乳の量は好みで調整(甘さ控えめなら大さじ1)
  • 抽出中は蓋を開けない(温度が下がる)

一滴ずつ落ちていく様子を眺めながら待つ時間も、ベトナムコーヒーの楽しみです。

【フィンあり】アイスコーヒーの淹れ方

暑い日におすすめなのが、アイスのベトナムコーヒーです。

ホットと同じ手順で濃いめに抽出し、氷をたっぷり入れたグラスに注ぐだけ。練乳と氷を混ぜながら飲むと、キンキンに冷えた甘いコーヒーが楽しめます。

現地では「カフェ・スダー(Cà phê sữa đá)」と呼ばれ、日中の定番ドリンクとして親しまれています。

【フィンなし】代用方法で楽しむ

フィンがなくても、ベトナムコーヒーの味を再現する方法はあります。

ペーパーフィルターで代用 ハンドドリップで濃いめに抽出するのがコツ。豆の量を通常の1.5倍に増やし、ゆっくり時間をかけて抽出します。最後に練乳を加えれば完成です。

フレンチプレスで代用 粗挽きのベトナムコーヒー豆を使用し、お湯を注いで4〜5分抽出。ゆっくりプレスして濃いめに仕上げると、フィンに近い味わいになります。

インスタントコーヒーで簡単に G7などのインスタントタイプなら、お湯を注ぐだけで本格的な味が楽しめます。初心者や忙しい朝にも手軽でおすすめです。


ベトナムコーヒーの種類とおすすめブランド

「どのコーヒーを買えばいいの?」という疑問に答えるため、豆のタイプとブランドを紹介します。

豆のタイプで選ぶ

ロブスタ100% 力強い苦味とコク、カフェイン量が多く、価格が手頃。本場の味を楽しみたい人向けです。

ロブスタ×アラビカのブレンド バランスの良い味わいで、苦味が抑えられ飲みやすい。初心者におすすめの選択肢です。

アラビカ100% 酸味と香りが豊かな高級ライン。ベトナムでは少数派ですが、ダラット産のアラビカは品質が高いと評価されています。

インスタントコーヒーの種類

3in1(コーヒー・砂糖・ミルク入り) お湯を注ぐだけで完成する手軽さNo.1。甘めの味付けで、カロリーは1袋約60〜70kcalです。

2in1(コーヒー・砂糖入り) ミルクなしのブラック派向け。甘さは控えめで、すっきりとした味わいです。

ブラック(コーヒーのみ) 砂糖・ミルクなしの本格的な味わい。自分好みにアレンジできます。

人気ブランド3選

G7(チュングエン) ベトナムNo.1ブランドで、3in1が特に人気。スーパーやカルディで購入可能で、価格は500〜800円程度です。

Trung Nguyen(チュングエン) 老舗の高級ブランドで、レジェンドシリーズが有名。豆の品質が高く、価格は1,000〜2,000円程度です。

HIGHLANDS COFFEE(ハイランズコーヒー) ベトナムのカフェチェーン発のブランド。モダンで洗練された味わいで、若い世代に人気があります。

👇[ベトナムのおすすめカフェチェーン]の記事で詳しく紹介


ベトナムコーヒーはどこで買える?

購入場所によって品揃えや価格が異なります。

日本国内で買える場所

カルディコーヒーファーム G7の3in1やフィンも販売しており、全国展開で入手しやすいのが魅力です。

成城石井 高級ラインのベトナムコーヒーが揃っており、豆の品質が高くギフト用にも最適です。

アジア食材店 3in1インスタントコーヒーやフィンも販売。店によっては豆の取り扱いもあります。

Amazon・楽天などの通販 品揃えが最も豊富で、レビューを見て選べます。まとめ買いでお得に購入できます。

ベトナム現地で買う場所

スーパーマーケット(ロッテマート・Big C) 定価で安心して購入でき、種類も豊富。ばらまき土産にも最適で、G7 3in1(500g)は約500円程度です。

空港の免税店 買い忘れ対策に便利ですが、市内より1.5倍ほど高めです。ギフトパッケージは充実しています。

専門店・カフェ 高品質な豆が手に入り、試飲できる店もあります。こだわり派におすすめです。


ベトナムコーヒーのバリエーションを楽しむ

定番の練乳入り以外にも、ベトナムには様々なコーヒーの楽しみ方があります。

定番アレンジ3選

ココナッツコーヒー ココナッツミルクとコーヒーの組み合わせで、まろやかで南国風の味わい。南部ホーチミンで人気です。

ヨーグルトコーヒー ヨーグルトの酸味とコーヒーの苦味が意外にマッチ。ハノイで流行中の新しい飲み方です。

塩コーヒー ふわふわのクリームに塩を少々加えた、甘さと塩気のバランスが絶妙な一杯。フエ発祥の飲み方です。

ハノイ名物エッグコーヒー

卵黄と練乳を泡立てたクリームをコーヒーに乗せた、ティラミスのような味わい。Giang Cafeが発祥の店で、ハノイ旅行の必訪スポットです。


希少コーヒーの世界|ジャコウネコとリス

世界三大高級コーヒーの一つ、ジャコウネココーヒーもベトナムの名物です。

ジャコウネココーヒー(Weasel)とは

希少性の高いベトナムコーヒーとして知られているのが、「ジャコウネココーヒー(Weasel Coffee)」。ジャコウネコが食べたコーヒー豆が体内を通過し、消化酵素によって独特の風味を持つようになります。

世界三大高級コーヒーの一つにも数えられ、100gあたり数千円することも。ベトナムでは「Weasel」として知られ、チュングエンレジェンドカフェなどの一部高級店で提供されています。

本物と偽物の見分け方

偽物が多い理由 生産量が極めて少なく、需要に対して供給が追いつかないため、観光客向けに偽物が横行しています。

本物の見分け方

  • 価格が異常に安いものは疑う(本物は100g 3,000円以上)
  • 信頼できる専門店で購入
  • パッケージに認証マークがあるか確認
  • 現地の有名店(Trung Nguyenなど)で購入

値段の目安 本物:100g 3,000〜10,000円 偽物:100g 500〜1,500円

リスコーヒーという選択肢

リスが食べたコーヒー豆で、ジャコウネコより希少。ナッツのような香ばしさがあり、さらに高価(100g 5,000円以上)です。


ベトナムコーヒーを現地で楽しむ

ベトナム現地の人気カフェ

カフェ文化が根付くベトナムでは、路上カフェから高級店まで多様なスタイルがあります。朝7時から賑わう朝カフェ文化や、24時間営業のカフェもあります。

日本でベトナムコーヒーが飲める店

東京では新宿のベトナム人街に本格店が多数あり、渋谷・表参道にはおしゃれなカフェスタイルの店、池袋には手頃な価格帯の店があります。大阪、名古屋、福岡にも専門店が増加中です。また、ベトナム料理屋さんへ行けば、ほとんどのお店でベトナムコーヒーを提供しています。


ベトナムコーヒーをもっと楽しむ豆知識

よくある質問Q&A

Q. ベトナムコーヒーは安全? 基本的に安全で、日本の基準をクリアしています。信頼できるブランドを選べば問題ありません。

Q. バター焙煎って何? 焙煎時にバターやオイルを加える製法で、独特の香ばしさとコクが生まれます。好みが分かれる特徴的な風味です。

Q. カフェイン量は多い? ロブスタ種はアラビカ種の約2倍で、1杯あたり約150〜200mg。飲み過ぎには注意しましょう。


まとめ|ベトナムコーヒーは奥深い世界

ベトナムコーヒーは、単なる飲み物を超えて、文化や歴史、工夫と嗜好が詰まった「体験型の飲み物」と言えるかもしれません。

世界第2位の生産国ならではの多様性、ロブスタ種中心の力強い味わい、練乳との絶妙なバランス。そして自宅での再現から、現地での体験、希少な高級豆まで——その楽しみ方は無限大です。

まずはカルディやAmazonでG7を試してみるのもよし。フィンを手に入れて本格抽出に挑戦するのもよし。次の旅行でベトナムのカフェを巡るのもきっと楽しいでしょう。

ぜひ、自分に合った「ベトナムコーヒーの楽しみ方」を見つけてください!