ベトナム中南部の高原に位置するダラットは、ベトナム有数の観光地として、涼しい気候とヨーロッパ風の街並みが魅力の避暑地。
「ベトナムの軽井沢」とも呼ばれ、ホーチミン在住者を中心に週末旅行の行き先として高い人気を集めています。
正直に言うと、私自身がダラットを訪れる前に持っていた印象は
「ベトナム人に人気の避暑地、というくらいかな?」というもの。
ところが実際に行ってみると、その印象は良い意味で完全に裏切られました。
フランス統治時代の名残を感じる街並み、花と緑に囲まれた穏やかな空気、
そしてコーヒーや野菜が驚くほど美味しい食の魅力。
ホーチミンから少し足を伸ばすだけで、こんなにも別世界のような場所があるのかと感じさせてくれる街だったのです。
ダラットは、ホーチミン在住者の週末旅行先として知られていますが、
実は日本からベトナム旅行に来た人にとっても、ぜひ検討してほしい場所。
ホーチミンやハノイといった都市観光に、もう1都市ダラットを加えるだけで、
ベトナムのまったく違う表情を体験できます。
この記事では、そんなダラットへ実際に週末旅行で行ってみた体験をもとに、
現地で感じた街の魅力やおすすめの観光スポット、過ごし方を中心にご紹介します。
あわせて、ホーチミンからの移動方法についても、体験談ベースで簡単にまとめました。
「次の週末、どこか少し違うベトナムを感じたい」
「ベトナム旅行で、都市とは違う場所にも行ってみたい」
そんな人にこそ読んでほしい、ダラット旅行のリアルな記録です。
👇ホーチミンを拠点にした週末旅行については、ホーチミン発・近郊旅行まとめ記事も参考になります。
ダラットはどんな人におすすめ?
ダラットは、日本人にとってまだそこまで知名度が高くない一方で、
実際に行ってみると「なぜもっと知られていないのだろう?」と感じる、不思議な魅力を持つ街です。
ここでは、実体験をもとにどんな人にダラット旅行が向いているのかを整理します。
ホーチミン在住・滞在者の場合
ホーチミン在住者や長期滞在者にとって、ダラットは週末旅行にちょうどいい距離感。
夜行バスや短時間のフライトでアクセスでき、暑く湿度の高いホーチミンとはまったく違う、
涼しく穏やかな空気を味わえます。
- 週末1〜2日で行ける距離感
- 暑いホーチミンから逃げられる気候
- 夜行バス・飛行機どちらも選択肢あり
そんな人には、まさに理想的な行き先です。
「ベトナムにこんな場所があったんだ」と再発見できるのも、ダラットの良さだと感じました。
日本からベトナム旅行中の人の場合
日本からベトナム旅行を計画する場合、
ホーチミン・ハノイ・ダナンといった主要都市が中心になりがちです。
ただ、都市観光やビーチリゾートだけだと、
「もう少し違うベトナムも見てみたい」と感じる人も多いのではないでしょうか。
そんなとき、ダラットは**“+1都市”として非常にバランスの良い選択肢**になります。
- ホーチミン+ダラット
→ 都市のエネルギッシュさと、高原の静けさのコントラストを楽しめる - ダナン+1都市(ダラット)
→ ビーチリゾートの後に、涼しい高原の街でカフェ巡りや街歩きを楽しめる
ダラットは海の街ではありませんが、
その分、高原の空気、花や緑、ヨーロッパ風の街並みといった、
ダナンやホーチミンとはまったく異なる魅力があります。
「ベトナム旅行をリゾートだけで終わらせたくない人」
「自然と街歩きを両方楽しみたい人」には、特におすすめです。
ダラットってどんな街?

ダラットは「ベトナムの軽井沢」とも呼ばれ、年間を通じて涼しく過ごしやすい気候が魅力。花畑や湖、フレンチコロニアル風の建築、コーヒー農園など、ロマンチックな風景が広がります。SNSでも定番の「決めポーズ写真」がアップされる人気スポットが多く、ベトナム人がこぞって訪れる場所です。
もともと私自身、ダラットに対しては「ベトナム人が大好きな避暑地」くらいの前情報しかなく、「まあ、とはいえ鄙びた軽井沢のようなものかな」と正直期待値は低めでした。しかし実際に訪れてみると、その評価は一変。フランス統治時代の名残が感じられるおフランスな雰囲気と、ロマンティックで心地よい空気に包まれ、ホーチミン在住者なら絶対に一度は行くべき場所だと感じました。むしろ「もっと早く来ればよかった!」と心から思わせてくれる街だったのです。
ホーチミンからダラットへの行き方まとめ
ホーチミンからダラットへは バス・飛行機・ツアー(車チャーター) の3つの移動方法が一般的です。
1. 寝台バス(長距離バス)
- 所要時間:約6〜8時間
- 料金:片道約250,000〜350,000ドン(1,200〜1,800円)
- おすすめのバス会社:Phuong Trang(Futa Bus)、Thanh Buoi など
- メリット:安く、1日複数便があるため柔軟に利用可能
- デメリット:長時間の移動になるため快適さに欠けることも
夜行バスを利用すれば、ホーチミンを深夜に出発し、翌朝ダラットに到着することができます。寝台タイプのバスはリクライニングシートがベッド状になっており、横になって休めるのが特徴です。

バスは、トイレが近い人にはあまりおすすめしません。バスの中は結構冷えていて、トイレがついていない寝台バスがほとんどなためです。バス道中、休憩は2〜3回くらいしかありませんでした。
寝台バスを利用する際は、バスの中が冷えているので上着をかならず持って行きましょう。
Dalat(ダラット)のバスのチケット予約はこちらから。
2. 飛行機
- 所要時間:フライト約1時間
- 料金:片道500,000〜1,200,000ドン(2,500〜6,000円)
- 就航航空会社:Vietnam Airlines、VietJet Air、Bamboo Airways
- メリット:短時間で到着できるため、週末旅行に最適
- デメリット:空港アクセスや待ち時間を含めるとトータルで3〜4時間程度
ダラットの空港(リエンクオン空港)は市内から約30km離れており、タクシーやシャトルバスで市内へ移動できます。時間を有効に使いたい人におすすめです。
3. 車チャーター・ツアー
- 所要時間:6〜7時間
- 料金:1日貸切で1,500,000〜2,000,000ドン(7,500〜10,000円)前後
- メリット:自由に立ち寄りスポットを組み合わせられる
- デメリット:費用が高め
グループや家族旅行であれば、車をチャーターして道中で観光スポットに立ち寄りながら向かうのも魅力です。
週末旅行でも楽しめるダラットの魅力
実際に訪れて感じたダラットの魅力は、
「観光地として作られすぎていない心地よさ」にあります。
フランス統治時代の面影が残る建築、
花や緑に囲まれた街並み、
湖や高原がすぐそばにある自然環境。
派手さはないものの、
ゆっくり歩いて、コーヒーを飲んで、景色を眺めるだけで満たされる。
そんな時間の使い方が似合う街でした。
ダラットの魅力1:フランス統治時代の面影

ダラットはフランス統治時代に避暑地として開発された街。
市内にはヨーロッパ風の建築やヴィラが点在し、
どこか「おフランス」な空気が漂っています。
観光スポットを目的地にせず、
ただ街を歩くだけでも十分楽しいのがダラットの魅力です。

私は一人旅でVillaタイプのホテルを予約しましたが、あまりお勧めしません。Villaタイプは、市内から離れていて、夜真っ暗で怖かったです。一人旅ならホステルがお勧めです。
ダラットの魅力2:花と緑に囲まれた街並み

「花の街」としても知られるダラットでは、一年中色とりどりの花が咲き誇ります。街中には花市場や植物園があり、散策するだけで華やかな気分に。特にダラットフラワーパークは必見です。
ダラットの魅力3:ロマンチックな湖と高原

市内にはスアンフーン湖が広がり、湖畔を散歩したりボートに乗ったりと、のんびりした時間を過ごせます。郊外には高原や滝が点在し、ランビアン山からの絶景や象の滝など、自然の迫力を感じられるスポットが多数。
ダラットの魅力4:コーヒーとワイン文化

ダラット周辺は高原地帯のため、コーヒーやワインの生産地としても有名。農園を訪ねてベトナム産アラビカコーヒーを味わったり、ワイナリーでローカルワインを楽しむことができます。

ダラットコーヒー屋さんは、アラビカ豆を使った日本で飲むようなアメリカーノが飲めるお店が多くて嬉しい。ホーチミン市内では、あまり飲めないので嬉しい!
ダラットの魅力5:新鮮な食べ物

ダラットは「食の宝庫」ともいえる場所です。標高が高く涼しい気候のため、野菜や果物が新鮮で甘みが強いのが特徴。特にサラダが驚くほど美味しく、野菜嫌いの人でも思わず箸が進むほどです。イチゴやアボカドといった高原フルーツも名物で、街のレストランや市場では新鮮な食材を使った料理を堪能できます。
ダラット旅行モデルプラン
ホーチミンから週末弾丸 1泊2日プラン
- 1日目:夜行バスで早朝にダラット着 → クレイジーハウス見学 → 市場散策 → 花の公園観光 → 夜は湖畔でディナー
- 2日目:コーヒー農園見学 → ランビアン山トレッキング → 午後の飛行機またはバスでホーチミンへ
2泊3日プラン
- 1日目:午前の飛行機でダラット着 → 湖めぐり → ワイナリー見学
- 2日目:滝や高原の自然観光 → 夜はナイトマーケット散策
- 3日目:街歩き → 昼便でホーチミン、またはその他の都市へ
ダラット旅行の注意点・ベストシーズン
- 気候:平均気温15〜20℃前後で涼しい。朝晩は羽織りもの必須。
- 雨季:5〜10月は雨が多く、観光は乾季(11〜4月)がベスト。
- 持ち物:羽織り、スニーカー、折りたたみ傘が便利。
ダラット現地の巡り方
ダラットは市内中心部を徒歩で回ることもできますが、観光スポットが点在しているため移動手段を工夫すると快適です。
- バイクを借りる:1日100,000〜150,000ドン(500〜750円)ほどでレンタル可能。自由に郊外の滝や高原を巡れるため、冒険好きの旅行者におすすめ。ただし交通ルールや安全には注意が必要です。
- タクシーやグラブ:市内移動なら安価で便利。英語が通じにくい場合もあるので、行き先をベトナム語でメモしておくと安心です。
- 自転車:ゆったりとした坂道を走りながら街並みを楽しめますが、坂道が多いため体力に自信のある人向け。
まとめ|ダラットは新しいベトナムの魅力を見つけられる場所
ダラットは観光地化されすぎておらず、素朴で居心地の良い雰囲気が残っています。ハノイやホーチミンといった大都市に比べ、現地の人々は客引きも強引ではなく、街全体がのんびりとしていてリラックスした時間が流れています。
ホテルはコストパフォーマンスが高く、リーズナブルな価格で快適に滞在できるのも魅力。一人旅でも安心して過ごせる落ち着いた空気があり、静かに自分の時間を楽しみたい人にぴったりです。そして何より、ホーチミンから気軽に行ける距離感が、週末旅行の行き先として理想的。自然・食・文化の三拍子がそろったダラットは、訪れるたびに新しい魅力を発見できる特別な場所でした。




