ベトナムは世界有数の靴の生産・輸出拠点ですが、ベトナム製だから有名ブランドの正規品が必ず日本より安いとは限りません。一方、AnanasやBiti’s、JUNOなどのローカルブランドは、日本では見かけにくいデザインを比較的手頃な価格で選べます。
ベトナム在住時に何度も靴を探した経験から、日本サイズとの換算目安、正規品を安全に買う方法、ホーチミンでの購入場所、雨季の靴選びをまとめました。サイズ表だけで決めず、現地では必ず両足を試着してください。
ベトナムで靴を買う前に知りたい結論
| 買いたいもの | 向いている場所 | 注意点 |
|---|---|---|
| 有名ブランドの正規品 | 公式店・正規取扱店・大型モール | 日本価格より安いとは限らない |
| ベトナムブランド | ブランド直営店・公式サイト | 店舗在庫とサイズを確認 |
| 手頃な普段履き | ローカル靴店・靴通り | 縫製と左右差を試着で確認 |
| 市場のブランド風商品 | 市場・観光地周辺 | 正規品と考えず、品質を自己確認 |
ベトナムと日本の靴サイズ換算表【cm・EU】
ベトナムの店頭ではEUサイズがよく使われます。ただし、同じEUサイズでもブランドや木型、男女別モデルによって対応するcmは異なります。以下は買い物前の目安として使い、最終的には各ブランドのサイズ表と試着で判断してください。
大人用の換算目安
| 日本サイズの目安 | EUサイズの目安 |
|---|---|
| 22.0〜22.5cm | 35〜36 |
| 23.0〜23.5cm | 36〜37 |
| 24.0〜24.5cm | 38〜39 |
| 25.0〜25.5cm | 39〜41 |
| 26.0〜26.5cm | 41〜42 |
| 27.0〜27.5cm | 42〜44 |
| 28.0cm前後 | 44〜45 |
幅広・甲高の人は、長さだけを合わせてサイズを上げると、かかとが抜けることがあります。普段履いている靴のタグを撮影し、足長と足囲もメモしておくと比較しやすくなります。
子ども靴は中敷きでも確認する
子ども靴もEU表記が中心ですが、年齢だけでサイズを決めるのは避けましょう。可能なら中敷きを外して足を載せ、つま先の余裕と横幅を確認します。「幅が狭いから一律で1サイズ上」とは言い切れないため、ブランドごとの表と実寸を優先してください。
試着で使えるベトナム語
- 試着してもいいですか?
Tôi thử được không?(トイ トゥー ドゥオック コン?) - もう少し大きいサイズはありますか?
Có size lớn hơn không?(コー サイズ ロン ホン コン?) - もう少し小さいサイズはありますか?
Có size nhỏ hơn không?(コー サイズ ニョー ホン コン?)
ベトナム製なら有名ブランドも安い?
ベトナムでは世界的スポーツブランドの靴が数多く製造されています。ただし、生産国であることと、現地の正規販売価格が安いことは別です。正規品にはブランドの価格設定、輸送、店舗運営、税などが反映されるため、日本と同程度または日本のセール価格の方が安い場合もあります。
価格だけでなく、日本で見ないカラーや現地限定の品ぞろえを楽しむ目的で探すのがおすすめです。購入前に日本の公式価格も確認し、為替換算して比べましょう。
ベトナムで買いたいローカル靴ブランド3選
価格は2026年7月に各公式サイトで確認した目安です。セール、素材、シリーズ、為替によって変わるため、購入時に最新価格を確認してください。
| ブランド | 得意な商品 | 公式価格の目安 |
|---|---|---|
| Ananas | キャンバススニーカー | 約490,000〜690,000VND |
| Biti’s / Biti’s Hunter | スニーカー・サンダル | 約395,000〜995,000VND |
| JUNO | 女性向けパンプス・サンダル | 約449,000〜499,000VNDの商品例 |
Ananas(アナナス)
ローテクなキャンバススニーカーを中心に展開するベトナムブランドです。公式サイトでは35から46まで扱うモデルもあり、ハーフサイズを選べる商品もあります。シンプルな普段履きや、日本であまり見ないベトナムブランドを探す人に向いています。
Biti’s / Biti’s Hunter(ビティス)
ベトナムの老舗靴ブランドで、スポーティーなBiti’s Hunterも展開しています。スニーカーだけでなくサンダルや子ども靴も探しやすく、旅行中の実用的な一足を選びたい人に向いています。なお、現行記事にあった「Bitas」は別ブランドで、代表的なローカルブランドとしてはBiti’sと混同しないよう注意が必要です。
JUNO(ジュノ)
パンプス、フラットシューズ、サンダルなど女性向けの商品が充実しています。きれいめの通勤靴や旅行中に使えるサンダルを探す人に選びやすいブランドです。
ほかの女性向けブランドや選び方は、ベトナムでおすすめのローカル靴ブランドで詳しく紹介しています。本記事ではサイズ、安全な購入先、旅行時の注意を中心に解説し、ブランドの詳細は個別記事に分けています。
偽物・非正規品を避ける買い方
市場や一部の路面店では、有名ブランドのロゴに似た商品や、正規流通か確認できない商品が売られています。「工場余剰品」「横流し品」「検品落ち」と説明されても、その説明だけで正規品と判断することはできません。
見た目だけの真贋判定には限界がある
縫製、ロゴ、箱、商品タグ、品番は確認材料になりますが、コピー品の精度もさまざまです。タグのQRコードや品番が表示されたとしても、それだけで本物とは断定できません。確実性を重視するなら、真贋を見抜こうとするより購入先を選ぶ方が安全です。
- ブランド公式サイトに掲載された直営店・正規取扱店を選ぶ
- 公式オンラインストアや大型商業施設内の店舗を利用する
- レシート、返品・サイズ交換条件、保証の対象を確認する
- 相場から極端に安い有名ブランド品は正規品と決めつけない
ホーチミンで靴を買える場所
リーチンタン通り周辺|ローカル靴店を見比べる
リーチンタン通り(Lý Chính Thắng)は3区を東西に延びる通りで、靴店が点在しています。現行記事にあった「ベンタイン市場から徒歩約10分・1区中心部」という説明は正確ではありません。通りが長いため、行きたい店の住所を地図で指定し、Grabなどで移動するのが便利です。
現地の雰囲気や店の探し方は、ホーチミンの靴屋通り・リーチンタン通りガイドにまとめています。
サイゴンセンター・大型モール|安心を優先
有名ブランドの正規品を買うなら、公式店や正規取扱店が入る大型モールが分かりやすい選択です。ただし、テナントは入れ替わるため、訪問直前にモールとブランド双方の公式店舗情報を確認してください。価格は日本より必ず安いわけではありません。
靴以外もまとめて見たい人は、ホーチミンの買い物ガイドも参考にしてください。
ベンタイン市場|ブランド品より市場体験向け
ベンタイン市場では値札がない店もあり、価格交渉になることがあります。ただし「最初の提示額から必ず50〜70%まで下がる」といった決まった相場はありません。買う意思がある商品だけ交渉し、合意できなければ丁寧に断りましょう。有名ブランドの正規品を安心して買う場所としてはおすすめしません。
オーダーメイド靴は店と納期を個別確認
ベトナムでは革靴やサンダルをオーダーできる店もありますが、価格や納期、仮縫い、調整条件は店舗ごとに大きく異なります。店名や現在の料金を確認できないまま「3〜7日・数千円」と一律に案内するのは危険なので、注文前に次を確認してください。
- 素材、靴底、デザインを含む総額
- 完成日と帰国前に調整できる日数
- 左右それぞれの採寸と仮合わせの有無
- 完成後の修理・調整・返金条件
旅行中に注文する場合は、到着直後に相談し、受け取り後にも調整日を残せる日程が安心です。
ベトナム旅行に向く靴と雨季対策
都市部でも歩道の段差、濡れたタイル、バイクの出入りがあり、足元には注意が必要です。履き慣れた靴を基本に、目的別に使い分けましょう。
| 場所・状況 | 向いている靴 | 注意点 |
|---|---|---|
| ホーチミン・ハノイの街歩き | 滑りにくく歩き慣れたスニーカー | 段差と濡れた路面に注意 |
| ダナンなどのビーチ | 乾きやすいサンダル+街歩き用の靴 | サンダルだけで長距離を歩かない |
| 雨季 | 速乾性があり滑りにくい靴 | 革靴や厚手の靴は乾きにくい |
| 寺院・民家 | 脱ぎ履きしやすい靴 | 服装規定も事前確認 |
ベトナムは南北に長く、雨季は全国一律ではありません。南部のホーチミンはおおむね5〜10月、中部のダナン・ホイアン周辺は秋から冬に雨が増える傾向があります。地域別の気候は、ベトナム旅行前に知っておきたい注意点も確認してください。
よくある質問
ベトナムでは有名ブランドの靴が日本より安いですか?
必ずしも安くありません。生産国でも正規販売価格は別に設定されます。日本とベトナムの公式価格を為替換算し、セール条件も含めて比較してください。
EUサイズだけ分かれば試着なしで買えますか?
おすすめしません。同じサイズ番号でもブランドやモデルで長さ・幅・甲の高さが異なります。両足で試着し、店内を歩いて確認しましょう。
「工場余剰品」は本物ですか?
販売者の説明だけでは確認できません。保証や正規流通を重視するなら、ブランド公式店または正規取扱店を利用してください。
買った靴は日本へ持ち帰れますか?
個人使用の一般的な靴であれば通常は持ち帰れますが、コピー商品は知的財産に関する問題があります。数量や素材によって扱いが変わる可能性もあるため、心配な場合は帰国時点の税関案内を確認してください。
まとめ:価格より購入先と試着を重視しよう
ベトナムでの靴探しは、有名ブランドの格安品を狙うより、ローカルブランドや日本で見かけないデザインを楽しむ方が満足しやすいです。サイズ換算は目安にとどめ、両足を試着すること。正規品を求めるなら、見た目で真贋を判定するのではなく、公式店・正規取扱店という購入先で選びましょう。



