ベトナムへの旅行や移住を控えている方にとって、「現地のファッション事情」は気になるポイントではないでしょうか。暑い気候に適した服装は?現地の若者はどんなスタイルを好む?日本とは何が違う?そんな疑問を抱えている方も多いはず。
またベトナムファッションは、近年アジアの中でも注目度が高まっている分野です。景にあるのは、経済成長による若年層の消費拡大と、SNSを起点としたトレンドの流通スピードの速さ。日本から見ると「安い服が多い国」という印象を持たれがちですが、実際のベトナムではローカルブランドを中心に、個性やデザイン性を重視したファッションが広がっています。
この記事では、在住中ベトナムファッションにハマってしまった筆者が、ファッション文化の全体像から最新トレンド、人気ブランド、旅行時の服装アドバイスまで、網羅的に解説します。ローカルならではの買い物スポットや、古着・アオザイなどの特色あるファッションアイテムも紹介。ベトナムファッションを存分に楽しむための情報が詰まったガイドです。
ベトナムのファッションとは?今のトレンドと特徴

ベトナムのファッションは、東南アジア特有の熱帯気候と若い世代の感性が融合した、独自の魅力を持っています。年間を通して気温が高いため、軽やかで通気性の良い素材が中心です。同時に、K-POP文化や中国のトレンド、欧米のストリートファッションなど、多様な影響を受けながら進化し続けています。
特に都市部のホーチミンやハノイでは、おしゃれに敏感な若者が増加中。SNSを通じて世界のトレンドをキャッチしながら、自分らしいスタイルを追求する層が広がっています。
ベトナムファッションの主な特徴:
- 軽やかで通気性の良い素材が中心(リネン、コットン、レーヨンなど)
- 価格帯が幅広く、手頃なローカルブランドから高級ブランドまで選択肢が豊富
- ショートパンツやノースリーブが日常的で、露出度は比較的自由
- 寺院などの宗教施設では肌の露出を控えるマナーも根付いている
- 日本よりも手頃な価格で購入できる商品が多い
現代ベトナムのファッショントレンド
ベトナムの若者ファッションを語るうえで欠かせないのが、SNSの存在です。InstagramやTikTokで拡散されたコーディネートが、すぐに街中へ反映されます。流行の中心は、ややオーバーサイズのトップスやワイドパンツを使ったリラックス感のあるスタイル。ロゴTやクロップド丈、セットアップもよく見られます。
トレンドの源流は韓国・中国が中心ですが、完全な模倣ではなく、気候や体型、生活スタイルに合わせてローカライズされている点が特徴です。露出の多い服装も珍しくなく、ベトナムでは自己表現としてのファッションがより肯定的に受け取られています。
ベトナム若者のファッション傾向
ベトナムの若者ファッションを語るうえで欠かせないのが、SNSの存在です。InstagramやTikTokで拡散されたコーディネートが、すぐに街中へ反映されます。流行の中心は、ややオーバーサイズのトップスやワイドパンツを使ったリラックス感のあるスタイル。ロゴTやクロップド丈、セットアップもよく見られます。
トレンドの源流は韓国・中国が中心ですが、完全な模倣ではなく、気候や体型、生活スタイルに合わせてローカライズされている点が特徴です。露出の多い服装も珍しくなく、ベトナムでは自己表現としてのファッションがより肯定的に受け取られています。
人気のスタイル:
- オーバーサイズのTシャツ × スキニーパンツの組み合わせ
- ストリート感のあるスニーカーを取り入れた着こなし
- ジェンダーレスなユニセックスデザインのアイテム
- モノトーンやアースカラーを基調に、ビビッドなカラーをポイント使い
さらに注目すべきは、サステナビリティへの関心の高まりです。環境に配慮したファッションブランドや古着文化が若者の間で支持され始めており、「安く大量に買う」から「長く愛用する」という価値観へのシフトも見られます。
ベトナム ファッション レディース・メンズの傾向
レディースファッションの特徴:
- 女性らしさとカジュアルさを両立させたスタイル
- フローラル柄のワンピースやブラウス、ハイウエストのパンツ・スカート
- カジュアルなアオザイを日常着として取り入れる女性も増加
- パステルカラー、ベージュ、ホワイトといった柔らかいトーン
- アクセサリーは控えめで、小ぶりのピアスやシンプルなネックレス
- 足元はサンダルやスニーカーが定番
- ベトナムの旧正月テトやお祝い事では伝統服アオザイを着ることも
メンズファッションの特徴:
- シンプルで清潔感のあるスタイルが基本
- 無地のTシャツやポロシャツ × ショートパンツやジーンズ
- スニーカーやサンダルが定番、スポーツブランドが人気
- ビジネスシーンでは襟付きシャツとスラックス(ジャケット不要が一般的)
- 機能性と快適さを重視、過度な装飾やフォーマル過ぎるスタイルは避ける
ベトナムの人気ファッションブランドと選び方
ベトナムには、ローカル発のファッションブランドから海外の有名ブランドまで、幅広い選択肢があります。近年は特に、ベトナム独自のデザイン感覚を持つローカルブランドが国内外で注目を集めています。
ベトナム発ローカルファッションブランド

ベトナムのローカルブランドは、アジアらしいデザインと欧米のミニマリズムを融合させたスタイルが特徴です。ホーチミンを中心に多くのブランドが誕生しており、日本未上陸のものも少なくありません。
ローカルブランドの特徴:
- 価格帯:日本の中価格帯ブランドと同等か、やや安め
- デザイン:シンプルでありながら細部にこだわり
- 質とデザイン性のバランスが良い
- カジュアルからセミフォーマルまで幅広い展開
代表的なブランドの一つが「LIBÉ」です。男女問わず人気を集めており、ベトナムの若者を中心に支持されています。また、近年注目されているのがサステナブルなファッションブランド。環境に配慮したオーガニック素材や、伝統的な手織り技術を活用したアイテムが増えています。
👇 ベオナムサステナブルブランドについての詳細はこちら
ベトナムで買えるグローバルブランド事情
ベトナムでは、ユニクロやH&M、ZARAといったグローバルファストファッションブランドも展開されています。特にユニクロは、ホーチミンやハノイの主要ショッピングモールに店舗があり、日本と同様の品質と価格帯で購入可能です。
グローバルブランド購入時の注意点:
- セール時期や品揃えは日本と異なる場合がある
- スポーツブランド(The North Face、Nike、Adidas)は手頃な価格で手に入ることも
- 正規店以外では偽物が流通している可能性があるため、信頼できる店舗を選ぶ
- 価格感:日本と比べてやや安めか同等程度
- 高級ブランドは日本とほぼ同じか、やや高めの価格設定
ベトナムのファッション通販・オンライン購入
ベトナムでは、オンラインショッピングが急速に普及しています。現地の主要な通販プラットフォームとしては、Shopee、Lazada、Tiki などがあり、ファッションアイテムも豊富に取り扱われています。
オンライン購入のポイント:
- 価格は実店舗よりも安いことが多く、セールやクーポンでさらにお得
- 日本からの購入は配送に数週間かかる場合がある
- サイズ表記が日本と異なるため、購入前に詳細を確認
- ローカルブランドの公式オンラインストアは国際配送対応が多い
- 送料や関税がかかる場合があるため、購入前に総額を確認
ベトナムの伝統衣装「アオザイ」と現代ファッション

ベトナムを象徴する伝統衣装といえば、アオザイです。体のラインを美しく見せる優雅なデザインが特徴で、特別な行事や式典で着用されます。近年では、カジュアル化したアオザイも登場し、日常着として取り入れる若い世代も増えています。
アオザイの魅力と現代的な着こなし
アオザイは、上衣とパンツのセットで構成される伝統衣装で、エレガントなシルエットが魅力です。最近では素材やデザインをカジュアルにアレンジした「カジュアルアオザイ」が人気を集めています。
カジュアルアオザイの特徴:
- コットンやリネンといった軽い素材を使用
- 動きやすさを重視したデザイン
- 普段着として気軽に着られる
- 色や柄が豊富で自分の好みに合わせて選べる
- アオザイの上衣だけを着て、デニムやショートパンツと組み合わせるスタイルも人気
ベトナムでアオザイを体験する方法
ホーチミン・ハノイでは、アオザイのレンタル、購入、オーダーメイドのいずれも可能です。
レンタル:
- 観光客向け、写真撮影用に数時間借りる形が一般的
- 価格:500,000〜1,000,000 VND(約3,000〜6,000円)
購入(既製品):
- 市場やショッピングモールで手軽に購入可能
- 価格:1,000,000〜3,000,000 VND(約6,000〜18,000円)
オーダーメイド:
- 自分の体型に合わせて作れるため、フィット感が良く特別感がある
- 価格:2,000,000〜5,000,000 VND(約12,000〜30,000円)
▶ アオザイについてはこちらの記事で詳細をまとめています
ベトナムで人気のファッションアイテム別ガイド
ベトナムでのショッピングを楽しむなら、現地で人気のアイテムをチェックしておきましょう。靴、アクセサリー、帽子などの小物類は、お土産としても喜ばれるアイテムです。
ベトナムの靴・スニーカー事情

ベトナムは靴の生産国としても知られており、特にスニーカーは手頃な価格で購入できることが多いです。
靴・スニーカーの価格帯:
- ローカルマーケットのノーブランドスニーカー:100,000〜300,000 VND(約600〜1,800円)
- 有名スポーツブランドの正規品:日本とほぼ同等の価格
- セール時期やアウトレット店を利用すればお得に購入可能
購入時の注意点:
- サイズ表記が日本と異なる場合があるため、試着してから購入するのが安心
- サンダルも人気、特にビーチサンダルやレザーサンダルが豊富
- 履き心地の良さとデザインを兼ね備えた一足を探してみる
アクセサリー・帽子・小物
ベトナムのアクセサリーは、ハンドメイドのものが多く、温かみのあるデザインが特徴です。
アクセサリー:
- 天然石やシルバー、ビーズを使ったアクセサリーが人気
- 価格:50,000〜500,000 VND(約300〜3,000円)
- ローカルマーケットやフリーマーケットでは作家が直接販売、一点物に出会えるチャンス
帽子:
- ノンラー(円錐形の笠)が有名、観光客向けお土産としても人気
- 価格:30,000〜100,000 VND(約180〜600円)
- 軽量で持ち運びやすく、実用的なアイテム
その他の人気小物:
- 刺繍が施されたポーチやバッグ
- 手織りのストール
- ベトナムの伝統的な技術を感じられるデザインが魅力
ベトナム旅行時の服装準備ガイド
ベトナム旅行を快適に楽しむためには、現地の気候や文化に合った服装選びが重要です。年間を通して暑いベトナムですが、季節や地域によって気温や湿度が異なるため、訪れる時期や場所に応じた準備が必要です。
季節別おすすめの服装
ベトナムは大きく分けて、北部(ハノイ)、中部(ダナン、ホイアン)、南部(ホーチミン)の3つの気候帯に分かれています。
地域別の服装ポイント:
- 南部(ホーチミン):年間を通して暑く、Tシャツやショートパンツなどの軽装が基本
- 北部(ハノイ):冬季(12月〜2月)に気温が下がるため、長袖シャツや薄手のジャケットが必要
- 雨季(5月〜10月):突然のスコールに備えて軽量のレインコートや折り畳み傘を持参
- 屋内の冷房対策:薄手のカーディガンやストールを用意しておくと便利
足元の選び方:
- 基本:歩きやすいスニーカーやサンダル
- 寺院訪問時:肌を覆う服装が求められるため、長ズボンやマキシスカート、ストールを持参
観光中に気をつけたい服装マナー
ベトナムでは、特に宗教施設を訪れる際の服装マナーに注意が必要です。
宗教施設(寺院・教会)での服装マナー:
- 肩や膝を露出しない服装が求められる
- ノースリーブやショートパンツは避ける
- 長袖シャツや長ズボン、マキシスカートなどを着用
高級レストランやホテル:
- カジュアル過ぎる服装は避ける
- 襟付きシャツやワンピース、革靴などのきちんとした服装を選ぶ
日常的な観光:
- 現地の人々と同じようにカジュアルな服装で問題なし
- 派手な服装や露出度の高い服装は、現地の文化に配慮する意味で避ける
ベトナムのファッション通りとショッピングスポット
ベトナムでファッションを楽しむなら、現地のファッション通りやショッピングスポットを訪れるのがおすすめです。ホーチミンを中心に、ローカルブランドが集まるエリアや、古着やヴィンテージアイテムが見つかる市場など、多彩な買い物スポットが点在しています。
ホーチミンのファッション通り
ホーチミンには、いくつかのファッション通りがあり、それぞれ異なる雰囲気と品揃えを楽しめます。
主要なファッション通り:
- Đặng Thị Nhu(ダンティーニュー)通り:ローカルブランドのショップが軒を連ね、トレンド感のあるアイテムが手頃な価格で手に入る
- Nguyen Trai(グエンチャイ)通り:ファッションだけでなく、カフェやレストランも充実、一日中楽しめるエリア
👇 詳細はこちら:【ベトナムホーチミン情報】ファッション通りĐặng Thị Nhu の可愛いローカルブランド
👇 詳細はこちら:ホーチミンファッション通り「Nguyen Trai」とは?
ベトナム古着・ヴィンテージショップ
ベトナムでは、古着文化が近年盛り上がりを見せています。ホーチミンには、古着屋や古着市場が点在しており、ユニークなヴィンテージアイテムを探す楽しみがあります。
古着購入のポイント:
- 価格も手頃で、掘り出し物に出会える可能性が高い
- 商品の状態をしっかりと確認すること
- 試着が可能な店舗も多いため、サイズ感や着心地を確かめてから購入
- 値段交渉ができる場合もあり、現地のコミュニケーションを楽しめる
👇詳細はこちら:ホーチミン古着屋&古着市場まとめ|失敗しない選び方とおすすめ
ショッピングモールとファッション地下街
ホーチミンの主要なショッピングモールには、国際ブランドやローカルブランドが入居しており、快適な環境でショッピングを楽しめます。
主要ショッピングスポット:
- Vincom Center:多様なブランドが揃う大型モール
- Saigon Centre:中心部に位置する人気のショッピングモール
- Takashimaya:日系の高級デパート
- The New Playground:若手デザイナーやローカルブランドが集まる地下街、カフェやアートスペースもあり若者に人気
ベトナムファッションを楽しむためのまとめ
ベトナムのファッションは、気候や文化、若者のトレンド感覚が融合した、独自の魅力を持っています。旅行する際は、現地のファッションを理解することで、より快適に過ごせるだけでなく、ショッピングやローカル体験の楽しみも広がります。
初めて旅行へ行く人向けのポイント:
- 現地の気候に合った服装を準備(軽くて通気性の良い素材を選ぶ)
- 冷房対策や雨対策も忘れずに
- 寺院などを訪れる際には、肌の露出を控えた服装を心がける
旅行でベトナムファッションを楽しむ方法:
- ブランド重視:ローカルブランドやサステナブルブランドを巡り、ベトナム独自のデザイン感覚を体験。日本未上陸のブランドに出会えるチャンス
- 買い物重視:ファッション通りや古着市場、フリーマーケットを巡り、掘り出し物探しを楽しむ。値段交渉やローカルとのコミュニケーションも旅の醍醐味
- ローカル体験重視:アオザイのオーダーメイドや、ローカルマーケットでのアクセサリー探しなど、ベトナムならではの体験を通じてファッションを楽しむ
ベトナムのファッションシーンは、今後もさらなる進化が期待されます。サステナビリティへの関心の高まりや、若手デザイナーの台頭など、注目すべき動きが続いています。ベトナムを訪れる際には、ぜひ現地のファッションにも目を向けて、その魅力を存分に楽しんでください!













