ベトナム南部の大都市ホーチミンから、避暑地として人気のダラットまでは約300km。標高1,500mに位置するダラットは、フランス統治時代に開かれた美しい山岳リゾートで、週末旅行や短期滞在にも最適です。本記事では、ホーチミンからダラットへの移動手段(バス・飛行機・ツアー)を比較し、さらに週末旅行のモデルプランもご紹介します。
ダラットってどんな街?

ダラットは「ベトナムの軽井沢」とも呼ばれ、年間を通じて涼しく過ごしやすい気候が魅力。花畑や湖、フレンチコロニアル風の建築、コーヒー農園など、ロマンチックな風景が広がります。SNSでも定番の「決めポーズ写真」がアップされる人気スポットが多く、ベトナム人がこぞって訪れる場所です。
もともと私自身、ダラットに対しては「ベトナム人が大好きな避暑地」くらいの前情報しかなく、「まあ、とはいえ鄙びた軽井沢のようなものかな」と正直期待値は低めでした。しかし実際に訪れてみると、その評価は一変。フランス統治時代の名残が感じられるおフランスな雰囲気と、ロマンティックで心地よい空気に包まれ、ホーチミン在住者なら絶対に一度は行くべき場所だと感じました。むしろ「もっと早く来ればよかった!」と心から思わせてくれる街だったのです。
ホーチミンからダラットへの行き方まとめ
ダラットへは バス・飛行機・ツアー(車チャーター) の3つの移動方法が一般的です。
1. 寝台バス(長距離バス)
- 所要時間:約6〜8時間
- 料金:片道約250,000〜350,000ドン(1,200〜1,800円)
- おすすめのバス会社:Phuong Trang(Futa Bus)、Thanh Buoi など
- メリット:安く、1日複数便があるため柔軟に利用可能
- デメリット:長時間の移動になるため快適さに欠けることも
夜行バスを利用すれば、ホーチミンを深夜に出発し、翌朝ダラットに到着することができます。寝台タイプのバスはリクライニングシートがベッド状になっており、横になって休めるのが特徴です。

バスは、トイレが近い人にはあまりおすすめしません。バスの中は結構冷えていて、トイレがついていない寝台バスがほとんどなためです。バス道中、休憩は2〜3回くらいしかありませんでした。
寝台バスを利用する際は、バスの中が冷えているので上着をかならず持って行きましょう。
Dalat(ダラット)のバスのチケット予約はこちらから。
2. 飛行機
- 所要時間:フライト約1時間
- 料金:片道500,000〜1,200,000ドン(2,500〜6,000円)
- 就航航空会社:Vietnam Airlines、VietJet Air、Bamboo Airways
- メリット:短時間で到着できるため、週末旅行に最適
- デメリット:空港アクセスや待ち時間を含めるとトータルで3〜4時間程度
ダラットの空港(リエンクオン空港)は市内から約30km離れており、タクシーやシャトルバスで市内へ移動できます。時間を有効に使いたい人におすすめです。
3. 車チャーター・ツアー
- 所要時間:6〜7時間
- 料金:1日貸切で1,500,000〜2,000,000ドン(7,500〜10,000円)前後
- メリット:自由に立ち寄りスポットを組み合わせられる
- デメリット:費用が高め
グループや家族旅行であれば、車をチャーターして道中で観光スポットに立ち寄りながら向かうのも魅力です。
ダラットの魅力
フランス統治時代の面影

ダラットはフランス統治時代に開発された避暑地で、街の至るところにヨーロッパ風の建築が残っています。教会やヴィラ、フレンチスタイルのホテルはまるでフランスの山岳リゾートのような雰囲気を演出しています。

私は一人旅でVillaタイプのホテルを予約しましたが、あまりお勧めしません。Villaタイプは、市内から離れていて、夜真っ暗で怖かったです。一人旅ならホステルがお勧めです。
花と緑に囲まれた街並み

「花の街」としても知られるダラットでは、一年中色とりどりの花が咲き誇ります。街中には花市場や植物園があり、散策するだけで華やかな気分に。特にダラットフラワーパークは必見です。
ロマンチックな湖と高原

市内にはスアンフーン湖が広がり、湖畔を散歩したりボートに乗ったりと、のんびりした時間を過ごせます。郊外には高原や滝が点在し、ランビアン山からの絶景や象の滝など、自然の迫力を感じられるスポットが多数。
コーヒーとワイン文化

ダラット周辺は高原地帯のため、コーヒーやワインの生産地としても有名。農園を訪ねてベトナム産アラビカコーヒーを味わったり、ワイナリーでローカルワインを楽しむことができます。

ダラットコーヒー屋さんは、アラビカ豆を使った日本で飲むようなアメリカーノが飲めるお店が多くて嬉しい。ホーチミン市内では、あまり飲めないので嬉しい!
食べ物の美味しさ

ダラットは「食の宝庫」ともいえる場所です。標高が高く涼しい気候のため、野菜や果物が新鮮で甘みが強いのが特徴。特にサラダが驚くほど美味しく、野菜嫌いの人でも思わず箸が進むほどです。イチゴやアボカドといった高原フルーツも名物で、街のレストランや市場では新鮮な食材を使った料理を堪能できます。
週末旅行モデルプラン
1泊2日プラン
- 1日目:夜行バスで早朝にダラット着 → クレイジーハウス見学 → 市場散策 → 花の公園観光 → 夜は湖畔でディナー
- 2日目:コーヒー農園見学 → ランビアン山トレッキング → 午後の飛行機またはバスでホーチミンへ
2泊3日プラン
- 1日目:午前の飛行機でダラット着 → 湖めぐり → ワイナリー見学
- 2日目:滝や高原の自然観光 → 夜はナイトマーケット散策
- 3日目:街歩き → 昼便でホーチミンへ
ダラット旅行の注意点・ベストシーズン
- 気候:平均気温15〜20℃前後で涼しい。朝晩は羽織りもの必須。
- 雨季:5〜10月は雨が多く、観光は乾季(11〜4月)がベスト。
- 持ち物:羽織り、スニーカー、折りたたみ傘が便利。
ダラット現地の巡り方
ダラットは市内中心部を徒歩で回ることもできますが、観光スポットが点在しているため移動手段を工夫すると快適です。
- バイクを借りる:1日100,000〜150,000ドン(500〜750円)ほどでレンタル可能。自由に郊外の滝や高原を巡れるため、冒険好きの旅行者におすすめ。ただし交通ルールや安全には注意が必要です。
- タクシーやグラブ:市内移動なら安価で便利。英語が通じにくい場合もあるので、行き先をベトナム語でメモしておくと安心です。
- 自転車:ゆったりとした坂道を走りながら街並みを楽しめますが、坂道が多いため体力に自信のある人向け。
まとめ
Dalat(ダラット)は観光地化されすぎておらず、素朴で居心地の良い雰囲気が残っています。ハノイやホーチミンといった大都市に比べ、現地の人々は客引きも強引ではなく、街全体がのんびりとしていてリラックスした時間が流れています。
ホテルはコストパフォーマンスが高く、リーズナブルな価格で快適に滞在できるのも魅力。一人旅でも安心して過ごせる落ち着いた空気があり、静かに自分の時間を楽しみたい人にぴったりです。そして何より、ホーチミンから気軽に行ける距離感が、週末旅行の行き先として理想的。自然・食・文化の三拍子がそろったダラットは、訪れるたびに新しい魅力を発見できる特別な場所でした。



