日本人の夏休み、お盆の時期がやってきました。
2024年のお盆休み、夏季休暇では、期間は2024年8月10日(土)~8月18日(日)の最大9連休になる企業が多いようです。
中国系外資企業で働く筆者は、なんとお盆休みがありません!外資というと待遇が良いイメージがあるかもしれませんが、全ての外資がそうなわけではありません(特に中華)。
はたしてこれは普通なのか、他の日本にある中国系企業の夏季お盆休暇状況はどうなっているのかと気になったので、腹いせに調べてみました。
これから中国、中華系外資に就職したいと考えている人、中国、中華系企業の待遇などについて気になる方はぜひ参考ください。
調べ方
まず前提として、あくまでも2024年現時点でインターネット上で調べたものなので、情報が古い可能性もあります。また、内部の人間ではないため、事実かどうかまで判断はしかることをご承知おきくださいませ。
調べ方は、日本に進出している各企業の採用ページ、または採用プラットフォーム上のページから、待遇、休暇で夏期休暇・お盆休みが記載されているかどうかを調べました。対象の企業は、中国で有名な大企業から、日本で名前の知れた会社、最近勢いのある会社を対象に調べております。
夏季休暇・お盆休みがある中国企業
EcoFlow Technology Japan株式会社
EcoFlow とは?
EcoFlow(エコフロー)は2017年に設立された、独自の研究開発に基づき、技術革新でポータブル電源の新しい可能性を切り開くテクノロジーカンパニー。
お盆・夏季休暇について
採用ページの休日休暇の項目には、夏季休暇ありと記載がありました。
参照先ページはこちら
株式会社Jackery Japan
Jackeryとは?
Jackery Incは、2012年に設立し、アウトドアや非常時に役立つポータブル電源・ソーラーパネルを販売。日本法人は2019年に設立。2015年に開発されたリチウムポータブル電源は、アウトドアや災害時の非常用電源として世界中で需要が急増。環境にやさしい電源装置として注目を集めている。
お盆・夏季休暇について
採用ページの休日・休暇の項目には、夏季休暇と記載がありました。
参照先: https://doda.jp/DodaFront/View/EndJobDetail/j_id__3004555936/
BYD
BYDとは?
中国・広東省深圳に本社を置くEV企業。中国ではEV普及率が20%を超えており、BYDは2022年にはEVの販売台数で世界No.1を誇る。
お盆・夏季休暇について
採用ページの休日休暇項目には、夏季休暇にチェックマークが入っていた。年間休日も120日以上と、他の会社と比べても休みが充実している印象。
参考先ページはこちら
SwitchBot
SwitchBot とは
中国発、IoTデバイス累計販売台数No.1メーカー。エアコン・テレビ・照明など、多くの赤外線リモコンに対応、あらゆる家電のリモコンを1つに集約してスマホで操作できるスマートリモコン等販売している。
お盆・夏季休暇について
採用ページの休日休暇項目には、夏季休暇と記載があり。年間休日も120日以上。
参照先:https://www.switchbot.jp/pages/careers
Anker Japan
Anker Japanとは?
2011年設立された、中国発、深圳に本社を置くメーカー。設立者が元Googleのエンジニアで、グローバル志向のDNAを持っていおり、給与も待遇面も他の中国企業と比べ充実している。
お盆・夏季休暇について
採用ページの休日休暇項目には、夏季休暇ありと記載があった。7月9月の間に5日間を申請できようで、お盆の混雑する期間を下げて、お休みがもらえるのはう良い。年末年始休暇も7日休日がもらえる。
OPPO
Oppoとは?
OPPOは2018年から日本市場に参入した中国のスマートフォンメーカー。2004年に創業、2017年に日本法人の「OPPO Japan」を設立。2018年から日本市場へ参入している。
お盆・夏季休暇について
採用ページの休日休暇項目には、夏季休暇と記載があった。
https://www.oppo.com/jp/about-us/oppojrc-careers/image-quality-evaluation-engineerByte Dance株式会社
Byte Danceとは
バイトダンスは、2012年に創業、動画共有サービスTikTokなどを運営する中国発のIT企業。
お盆・夏季休暇について
採用ページの休暇項目には、お盆休み4日とはっきりと記載がされていた。
参考ページ:https://en-ambi.com/job/j-2823125
DJI Japan株式会社
DJIとは?
民生用ドローン、関連機器を製造販売する中国深圳に本社を置くメーカー。
お盆・夏季休暇について
採用ページの休暇項目には、夏季休暇と記載がされていた。
お盆休み・夏季休暇がない企業
Baidu Japan
Baiduとは?
中国発、中国大陸で最大の検索エンジンを提供する会社。2000年に創業し、本社は北京市に置いている。
お盆・夏季休暇について
採用ページの休日休暇項目には、夏季休暇の言及はなかった。代わりになのか、春節休暇があった。予測だが、日本人社員があまりいないのではないかと思われる。
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Alibaba JAPAN
アリババとは?
中国を代表する巨大なテック企業の一つ。本社は杭州に置く。
お盆・夏季休暇について
Alibaba Japanの採用ページの休日休暇項目には、夏季休暇の言及はなかった。しかし、生理休暇、看護休暇、介護休暇など他の企業にはみられない休暇の記載がありユニークな制度を持っているようだ。
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Insta360Japan
Insta360とは?
深圳に本社を置く、360度カメラでマーケットシェNo.1を誇るメーカー。アクションカメラ、Webカメラといったカメラ製品や関連製品を製造販売している。
お盆・夏季休暇について
採用ページには、法定カレンダー通りと記載があるが、夏季休暇その方の休暇については記載がなかった。
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ハイセンスジャパン株式会社
ハイセンスとは?
1969年に誕生した大型電子情報産業のグローバルカンパニー。2010年に日本法人をハイセンスジャパンとして設立。テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン等を主に製造販売している。商品ラインアップもエントリーから、ミドル、さらにハイエンドへと広がり、マーケットシェアを広げている。
お盆・夏季休暇について
採用ページの休日休暇項目には、夏季休暇の言及はなかった。年間休日も119日と他の中国企業と比べて少なめだった。
まとめ
他にもいろんな会社があると思いますが、代表的な会社を調べてみたところ、お盆休みがない中国企業の方が少ない印象でした。中国は法的休日も少ないため、本社側もあまり気にすることなく基本的に休暇の待遇が手薄になりがちだが、そんな中でお盆休みがきちんとある会社は割とホワイトではないかと思われる。驚きなのは、大手企業や名前の聞いたことのある大きい会社でもお盆休みがないといった現状でした。とはいえこういう会社は年収が高い傾向があるため、年収重視で選ぶ際は良いでしょう。あとは、日本人が実際どれだけ働いているのかという事も影響がありそうだ。日本人の数が多ければ多いほど、本社側とも交渉がしやすいので、今後の改善が期待される。もし、待遇重視で選びたい場合は、お盆・夏季休暇があるかどうか、働いている日本人の数もきちんとチェックして選ぶようにおすすめします。