こんにちは、中国に5年在住していたことがあるsunaです。これまでに在住中に、中国全土30都市以上を旅行してきました。特に「7月の旅行にぴったり」と思った都市を厳選してご紹介します。私自身が実際に足を運び、肌で感じたリアルな体験談をお届けします!
1. 昆明|「常春の都」で過ごした最高の夏休み

昆明に1週間ほど短期語学留学をしたことがあり滞在。年間を通して温暖(7月平均気温:20℃前後)で、避暑地として大人気の昆明。
東京の猛暑から逃れるように飛び込んだ昆明の空気は驚くほどほど爽やか。朝晩は長袖が必要なほどでした。
◇ 忘れられない体験
- ディアン池で見た蓮の花畑(7月中旬がピーク)
- 地元市場で食べた「菌子火鍋」(キノコ鍋)の衝撃的な美味しさ
- 石林で遭遇した突然のスコール(雨具必須と実感!)
💡 私の失敗談
「高原だから日焼けしないだろう」と油断したら、1日で真っ赤に。昆明の紫外線は日本より強烈です!
7月のイベント
- 菌類フェスティバル(キノコ料理の食べ比べ)
- ディアン池の蓮の花(7月が見頃)
おすすめスポット
✅ 石林(雨季の緑に包まれた奇岩群)
✅ 雲南民族村(少数民族の夏祭り体験)
絶品グルメ
- 過橋米線(アツアツのスープ麺)
- 松茸・鶏枞菌(キノコ料理)
👆私のおすすめはやっぱり、きのこ鍋!




2. 青島|ビール祭りで湧く港町の熱気

青島ビール祭りに参加した時の熱狂は今でも忘れられません。海風が心地よく、7月でも最高気温28℃程度。
会場の奥では地元のご老人たちがトランプをしながらビールを楽しむ、ほのぼましい光景も。
◇ 現地で知ったコツ
- ビール博物館は午前中が空いている
- 海水浴場より「第二海水浴場」の方が地元民率が高い
- 屋台の焼きイカは値段交渉必須(最初の提示価格の半額が相場)
7月のイベント
- 青島ビールフェス(7月下旬~8月)
- 海水浴シーズン本格化
おすすめスポット
✅ ビール博物館(青島ビールの歴史を学ぶ)
✅ 八大関(コロニアル建築散策)
✅ドイツ建築が残る旧市街地
✅海岸リゾート
絶品グルメ
- 海鮮BBQ(新鮮な魚介類)
- 青島ビール(青島といえば、やっぱりこれ!地元ならではの味)



3. 桂林(広西チワン族自治区)|山水画のような絶景

あえて雨季に訪れた漓江。ガイドさんに「今日は景色が悪いかも」と言われた朝、船に乗り込むと…雨が降っていても霧がかった景色が逆に桂林の水墨画のような雰囲気を醸し出していて幻想的でした。
◇ 感動の瞬間
霧に包まれた山水画のような風景が目の前に!「悪天候こそ絶景のチャンス」と悟りました。ただ、足元が滑りやすいので運動靴は必須です。
7月のイベント
- 五色糯米饭节(チワン族の伝統行事)
おすすめスポット
✅ 漓江下り(早朝の煙雨朦朧の風景)
✅ 龍脊棚田(緑の絨毯のような絶景)
絶品グルメ
- 桂林米粉(さっぱりとした米麺)
桂林じゃなくても食べれるけど、やっぱ本場は味が少し違う気がする!




4. ハルビン|冬だけじゃない。夏は過ごしやすい。

「冬の観光地」という先入観を覆す、夏のハルビンの魅力。人混みが少なく、異国情緒ある建築と涼しい気候を楽しめる穴場スポットなんです。中央大街で食べたマーレーアイス(小売店より露店の方が美味しい)と、ロシア料理店「華梅西餐廳」の冷製スープが最高でした。
◇ 驚いたこと
- 17:00過ぎても明るい(緯度の高さを実感)
- 地元の人は夕方から公園でダンス
気候
夏でも30℃を超えず、過ごしやすい。
7月のイベント
- ハルビン・サマーフェスティバル(哈尔滨之夏音乐会)(花火&屋台)
おすすめスポット
✅ 聖ソフィア大聖堂(夜景が美しい)
✅ 中央大街(ロシア風建築散策)
絶品グルメ
- 冷麺(さっぱりとした夏の定番)
- 「马迭尔冰棍Mǎ dié ěr bīng gùn」と呼ばれる、アイスキャンディー(伝統アイスクリーム)現地価格:5~15元(味によって異なる)


5. 麗江|雲南省の高地都市

世界遺産にも登録されている、麗江古城。バックパッカーに人気で自然も文化も堪能できます。たまたま日程が合って参加した火把節(松明祭り)。古城全体が炎に包まれる迫力に圧倒されましたが…
⚠️ 注意点
- 混雑時はスリに要注意(私は無事でしたが、同行者が狙われました)
- 高山病対策で初日は激しい運動を控えるべき
気候
標高2,400mの高原で朝夕は涼しい。
7月のイベント
- 火把節(松明祭り)
おすすめスポット
✅ 麗江古城(世界遺産の街並み)
✅ 玉龍雪山(高山植物の開花)
絶品グルメ
- ナシ族風ヤク肉鍋(高原ならではの味)




【7月の中国旅行で注意すべきこと】
- 天候対策
- 昆明・麗江は朝晩冷えるので長袖必須
- 桂林・昆明は雨季のため折り畳み傘を持参
- 7月の北京・上海・広州などは 非常に暑く湿度も高い ので、避けるのが無難です。
- 健康管理
- 屋台の食事は火の通ったものを選ぶ
- 雲南省は紫外線が強いので日焼け止めを
- 混雑回避
- 7月下旬は中国の夏休みと重なるため、早めの予約がおすすめ
最後に
7月の中国旅行で大切なのは、「暑さを避ける」だけでなく「その土地ならではの夏を体験する」こと。私が実際に足を運んで「また行きたい!」と思ったこれらの都市で、きっと素敵な思い出が作れるはずです。また、昆明と麗江は高速鉄道で数時間で行けるので、一度に両方行くのもありです!ぜひ7月中国へ旅行を計画している人はこちらの記事をご参考ください!