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カンボジア・アンコールワット遺跡群巡り滞在記【2日間】

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普段、ベトナムに住んでいる筆者ですが、祝日の少ないベトナムで4日間の連休があったので、一人でぷらっと旅に出て見ました。目指すは、お隣国カンボジア。アンコール遺跡群のあるシェムリアップには2日間しか滞在できませんでしたが、予想していなかったハプニングや、様々な出会いがあり、共有したいと思ったのでカンボジア・アンコールワット滞在記を書かせていただきます。そして1日、2日で巡る定番スタンダードコースを体験して来ましたので、1日、2日で予定している人のご参考になれば幸いです。

【一日目】トゥクトゥク一日チャーターで回る 遺跡郡小回りコース

1日目は、遺跡群の中でも一番有名なアンコール·ワットをメインにした、小回りコースと呼ばれるコースで回りました。

アンコールワット観光の最大の魅力の一つが日の出、日の入りの神秘的な景色です。そのため、日の出を見るために、4:30にトゥクトゥクをチャーターして、ホテルを出発しました。

朝の4:30にもかかわらず、市場は朝の準備で大忙しでした。

まだ薄暗い道をトゥクトゥクに揺られて向かう先は、まずはチケット売り場。

チケット売り場

5:00から開くチケット売り場には早朝のサンセットを見に集まった観光客がすでに列をなしていました。チケット料金は以下です。私は2日間見る予定でいたので、3日券を購入いたしました。

チケット料金

  • 1日券 : $37
  • 3日券: $62
  • 7日券 : $72

チケット売り場から約15分程で、待ちに待った最大規模の遺跡アンコールワットへ到着です。

さすがクメール建築の最高傑作。神へと続く参道や計算された景色の変化、緻密に描かれたレリーフなど、見所が沢山です。

戦争の時に破壊された首のない仏像。こう行った戦争の爪痕がいたるところに残っておりました。

アンコールワットから帰ってきてて、さて次の遺跡へ行こうと思った矢先にまず初めのトラブル発生!

トゥクトゥクのお兄ちゃんが見つからない。。。

ここで待ってるよと示したレストランにいないじゃないのー!

聞いていたレストランに行っても見つからないので少し、戸惑い始める私。似た様なトゥクトゥクやお兄ちゃんがいっぱいで、見つけにくい。。。まあトラブル対応はベトナムで大分鍛えられているので、とりあえずその辺にいるかもしれないと思い、まずは周辺を探してみる事に。。。そして探して観る事1時間。

SIMカードもなく、WI-FIもなく、ドライバーの連絡先も聞いていなかった私は、近くのお土産屋さんに行って割と態度が良さげなお姉さんに事情を説明し、お願いして電話を借り、ホテルに連絡し、ドライバーさんに連絡を取ってもらい、ようやくドライバーさんに会うことができました。ドライバーさんに「俺ここで待ってたよー遅かったねー!」と示されていた場所は聞いていたレストランとは全然違うところでした。。。まあいいか。満面の笑みで言れたらもうなんでもいいよ。。次行こうよ、次。

注意

トゥクトゥクをチャーターした際には、ドライバーの連絡先か、トゥクトゥクとドライバさんのーセットで写メっておこう。

また、こういったハプニングのために、現地についたらSIMカードを買っておくと良いでしょう。

 アンコール·トムで学生ガイドに出会う。

アンコールワットから約15分ほど離れたところにある巨大な遺跡がアンコール・トム。クメール語で「大きな都」という意味の通り、アンコール·トムは広大な面積の敷地内に遺跡が散在しております。 

ここで出会ったのが学生ガイド。沢山はいないのですが、たまに見かけることがあるようです。遺跡の中にちょこんと座っている明らかに若い現地の人らしき人を見つけたら、学生ガイドである可能性が高いです。

そしてアンコールトムの中でも外せないスポットバイヨンという寺院で、いきなり話しかけて来たのがこの学生ガイドでした。

“Where are you from?”

そして、いきなり近くのレリーフの歴史を語り始めました。

カンボジアアクセントも少なく、綺麗な英語を喋る彼は20歳でまだ学生でした。知識も豊富で観光客慣れしている様子でした。

一人で旅していたし、ちょっと喋る事に飢えていた私は、彼に色々喋りかけました。話を聞いていると、彼はガイドになるために近くの学校で勉強しながら、学校が終わったらこの寺院に来るそう。家はここから10分程のところにあり、「遺跡はもう庭みたいなもんだよ、ははは」とお茶目な笑顔を見せながら話してくれました。

実は、カンボジア、アンコールワット遺跡群【Siem Reap】へ初めて行って感じた事まとめでも説明していますが、正式なアンコールワット遺跡群のガイドは資格がないとなれないのだそうです。資格を取るには、テストに受かり、且つお金を支払わないとイケナイため、お金がない彼は、遺跡で出会った人たちにガイドをして、ガイドになるためのお金を稼いでいるそうです。

その話を聞いて、ちょっと助けてあげたいなと思い、彼には結局アンコールトム内にある遺跡のガイドをお願いしました。

Price: $30
はい。わかってます。少し高いですが、ここは人助けだと思って。。。グループの場合は割引してくれるみたいです。

アンコールトムの門。

エレファント・ライドで象に乗って一味違った遺跡観光もできる

アンコール·トム内では、エレファント·ライドと呼ばれる、像に乗ってバイヨン寺院を一周することもできます。目線が高く、違った風景が楽しめそうです。一味違った体験がしたい人はこちらもお勧めです。

Price : $20

バイヨン遺跡は日本が修復作業に協力をしています。

その後は、一度もトゥクトゥクのドライバーさんを失うことなく無事遺跡巡り終了し、ホテルへ帰ることができました。
一日目は、日の入りのアンコールワットを見るため早起きをしたので、とても疲れました。トゥクトゥクのドライバーさんを見失うというハプニングもありましたが、学生ガイドの出会いから、知らなかたった入れ機の歴史やカンボジアの歴史に触れることができました。

一日目に回った寺院

映画トゥームライダーで一躍有名になったタ·プローム
  • アンコール·ワット
  • アンコール·トム
  • タ·プローム
  • タ·ケウ
  • バンテアイ·クディ
  • スラ·スラン

これらの寺院を巡るコースは、通称小回りコースと呼ばれていて、メジャーな遺跡のアンコール·ワットとアンコール·トムが含まれています。遺跡群を1日しか見れない人はこちらのコースで巡ることをお勧めします。

遺跡巡りにかかった費用

トゥクトゥクチャーター費 $15 + Sunrise 特別費 $5 = $20

一日目の夜は市内のパブストリート、オールドマーケットへ

Siem Reap観光は遺跡だけではありません。市内の夜は非常に賑やかです。市内に出ると、ナイトマーケットやオールドマーケットなどの市場、おしゃれなバーやクラブなどが密集するパブストリートがあり、毎日観光客で賑わうスポットとなっています。大体お土産などはここで調達できます。

イケイケ日本語ガイド”アビちゃん”との出会い

夜の晩御飯を食べにパブストリート内にあるレストランで、注文しようとメニューを見ていました。カンボジア料理なんて食べたことないしな、何が美味しいんだろうな。と思いながら、メニュー選びに迷い、持っていたガイドブックでカンボジア料理を調べていると、ふと日本語で話しかけられました。

「日本人ですか?」:金髪のお兄ちゃん

声の方を見上げると隣のテーブルの席に一人の金髪の一見チャラそうな(見た目ね!)男性が座っておりました。私が考えているカンボジア人とはかけ離れている容姿と服装に、私と同じ外国人かと思っていたら、店員さんといきなりクメール語で話始めました。

え?日本語が喋れるカンボジア人?それともクメール語が流暢な日本人? :私

それがアビちゃんとの出会いでした。会ったばかりでしたが、なんか懐かしい同級生に会っているような、昔から知っているような、そんな誰とでも仲良くなれてしまう人柄に意気投合。その後は彼にオススメのカンボジアメニューを聞き、メニュー選びを手伝ってもらいました。彼は愛称 アビちゃんと言い、日本語のガイドさんをやっているカンボジア人(見た目はカンボジア人ぽくない!)。日本語も英語も韓国語も堪能なスーパーガイドだったのだ。もともとHISの専属で働いてましたが、今はフリーランスで活動中。
彼はホステルも運営しているので、アンコールワット遺跡群の旅行を考えており、日本語ガイドや日本語の通じる滞在先を探している方は是非アビちゃんに連絡をとってみて下さい!

AbiちゃんのFacebook : https://www.facebook.com/kim.nara.39
Abiちゃんのホステル: https://www.facebook.com/Abis-hostel-1646793378893615/

スーパー面白い日本語ガイドAbiちゃん

一日目まとめ

一日目の遺跡観光では、ハプニングも少々ありましたが、突然の出会いありの嬉しい驚きが盛りだくさんでした。目に焼き付いている日の出のアンコールワットの神秘的な景色を振り返りながら、その日は眠りにつきました。

【2日目】英語の現地グループツアー遺跡郡大回りコースに参加

一日目で気づいた事ですが、結構多くの人が遺跡ガイドさんを利用しています。これだけ大きな遺跡群だから当然といえば当然です。本で学べる知識もありますが、現地のガイドさんしか知らない知識などもあるはずだ。彼らの秘密に探りたい。ガイドさんと交流したい。と私もガイドさんを利用してみたいと思い、2日目はガイドつきグループツアーに参加することにしました。ガイドさんの秘密についてはカンボジア、アンコールワット遺跡群【Siem Reap】へ初めて行って感じた事まとめで書いております。

一つ注意しないといけないのが、トゥクトゥクをチャーターする場合、トゥクトゥクはあくまで、交通手段であって、ガイドまではしてくれないということです。ガイドをつけたい場合は別途ガイドさんを手配しないといけません。

現地でのガイドさんの申し込み方

ガイド中のAbiちゃん。ガイドさんは通常黄色いシャツを着ているのですぐわかります。

ガイドさんの申し込み方だが、日本でツアーに申し込んだ人ならば、だいたい現地のガイドさんはついてくきます。もしこちにきてから申し込みたい人は、滞在先のホテルに頼めば申し込めます。

値段は交通費+$35(英語ガイド)だ。もし日本語で申し込みたい場合は、もう少し高くなります。

私は一人で訪れていたため、ガイドさんを個人で手配するのはちょっと値段が高いと思い、2日目は前日に市内を歩いている時に見つけたグループツアーに参加することにしました。

もし、日本語で楽しいガイドをしてほしい。という方には、1日目のパブストリートのレストランでたまたまで出会った、イケイケのお兄ちゃんガイドさんABIちゃんを紹介します。彼は元HISの専属ガイドさんですが、今はフリーランスのガイドさんとして活躍していますので、見たいところがあれば彼にリクエストすればどこでも連れて行ってくれます。楽しいナイトスポットも沢山知っています。

英語のガイドさんの感想

私が申し込んだグループツアーのガイドさんは、何故だか少しブリティッシュアクセントのある、10年の経験のあるベテランガイドさんでした。元々は学校の先生だったそうだが、掛け持ちでやっていたガイドの仕事が楽しくて、資格を取りガイドさんになったそうです。ガイドさんはおしゃべり好きで、質問すれば嫌な顔ひとつせず、なんでも答えてくれました。カンボジアの話や、オススメの写真スポット、ベトナム、タイなどの隣国に対しての話、秘められた歴史など、ガイドブックには乗っていない情報を聞けたので、ガイドさんが居てくれてよかったなと思いました。一緒にツアーに参加した様々な国の人達とも交流できたのも、英語のツアーならでは。貴重な旅の思い出になりました。

遺跡で静かにお昼寝中の猫ちゃん発見

2日目に回った寺院

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
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  •  Banteay Srie
  • Pre Rub
  • East Mebon
  • Ta som
  • Neak Paon
  • Preah Khan

2日目の夜は、大人気カンボジアサーカス Pharecircusで締めくくる。

2日目の夜は、大人気カンボジアサーカス Pharecircusを観ました。こちらのサーカスは、外国人に非常に人気のカンボジアのサーカスです。何故見ようと思ったのかと言うと、英語のグループツアーを申し込んだ旅行代理店のおカマっぽいカンボジア人のお兄ちゃんと話していたら、”めっちゃ楽しいのよこのサーカス。何と言ってもね、肉体美が!”と興奮気味にごり推しされたので、気になったので見て観る事にしました。

いや!おカマのお兄ちゃんが言っていたことは本当で、冗談抜きに面白かったです。もちろん肉体美も!数メートル先で行われるダイナミックなパフォーマンスもそうですが、ユーモア溢れるストーリーなど、一瞬たりとも目が離せなかったです。サーカスのパフォーマー達の子はみんな若く、カンボジアの貧しい地域から、パフォーマンススクールで食べていくために学びステージに立っています。みんな本当にキラキラしていてパワーに満ち溢れていました。日本にこんなサーカスはまずないので、是非時間があったら観てください。

また、サーカスの売り上げはカンボジアのパフォーマンススクールの運営費に使われるので、観る事で、カンボジアの社会貢献にもなります。

Phare circus HP : https://pharecircus.org/

値段

  • Section A $38
  • Section B $28
  • Section C $18

1、2日目の感想

遺跡で遊んでいた子供達

2日目はやっぱりガイドさんがいてくれたので、遺跡の歴史や背景を知る事で一日目とは違った楽しみ方ができました。遺跡も正直2日では全て回れませんが、ツアーに参加した事で効率的に観ることができたなと感じました。Siem Reapには2日間しかいれませんでしたが、遺跡の素晴らしさだけでなく、出会ったカンボジア人はみんな、前向きで、エネルギーにあふれていて、人懐こい笑顔を振りまく人柄が大好きになりました。また機会があったら遊びに行きたいです。振り返ってそんな風に思える2日間でした。
こちらの記事に、感じた事などをまとめています。→カンボジア、アンコールワット遺跡群【シェムリアップ】注意事項などまとめ